気になっている株(銘柄)があっても、「本当に買っていいのかな?今は買い時なのかな?」と、なかなか判断がつきにくいですよね。
今回は、ベテラン投資家の両親にどこでどのような情報を見て、どのような基準で株の売買を決めているのかを教えてもらいました。みなさんのご参考になれば幸いです。
個別銘柄の調べ方
個別銘柄の調べ方は色々あります。各証券会社の銘柄情報をみてもいいですし、Yahoo!ファイナンスや株探(かぶたん,Kabutan)、みんかぶ(みんなの株式、MINKABU)といったサイトで検索する方法もあります。
銘柄名・もしくは銘柄コードを入れることで、個別銘柄の情報がでてきます。
今回はYahoo!ファイナンスを例に、投資家がどのような情報を確認するのかをみていきましょう。
① 企業情報
まずは企業情報の確認です。以下のことに注目しましょう。
・ 特色:どのような事業をしているのか
・ 単元株数:基本的な売買の株数
・ 従業員数、平均年収:企業として安定しているか

② 詳細情報
次は詳細情報の確認です。詳細情報では、株価に関する情報、参考指標や信用取引情報などが確認できます。以下の情報に注目しましょう。
・ 時価総額:現在の会社の価値(規模)を表す
・ 配当利回り,1株配当:権利落ち日にどのくらいの配当がもらえるか
・ PER,PBR:株価が割安かを判断する
・ 年初来高値/安値:今年に入ってからの現在の株価の位置づけがわかる
・ 信用倍率:今後の株価の推移を予測する材料となる
各項目について詳しく知りたい方はこちらの記事で確認してくださいね。




信用倍率とは、信用取引の「買い方」と「売り方」の状況を表す指標です。
「信用倍率=信用買い残÷信用売り残」で計算され、値が1よりも大きければ買い残が多いことを示し、1よりも小さければ売り残の方が多いことがわかります。
③ チャート
続いて、チャートの確認です。チャートは一定期間の株価をグラフ化して見やすくしたもので、株価の推移を表しています。
現在の株価を見ただけでは、安いか高いかを判断できませんが、チャートを見ることで過去と比較し、今後どうなっていくか参考にすることができます。チャートでは、以下の情報に注目しましょう。
・ 期間:自分の取引する期間と同じ尺度にする
・ 移動平均線:一定期間の平均値と現在の株価を比較する、トレンドを見れる
・ 出来高:取引量が多いほど信用度が高い

④ 決算情報
決算情報は、様々な情報を得ることができます。Yahoo!ファイナンスでは「業績予報」で確認することができます。(株予報というサイトに飛びます。)現在の実績だけでなく、今後の見通しである業績予想や配当の予想などを開示する企業もあります。今後の株価にも反映されますので、買いたい銘柄や保有株の決算情報は必ず確認するようにしましょう。
「売上高」は、会社が商品やサービスを売って得た収入の合計金額です。
「営業利益」は、本業から得られた利益です。売上高から本業にかかった経費を差し引いて計算します。
「経常利益」は、本業を含め通常行っている業務から得られた利益です。営業利益に、本業以外で普段行っている活動の損益を加減して計算します。
「純利益」とは「税引き後利益」のことであり、「当期純利益」や「利益」ともいいます。経常利益から特別損益(一時的な利益や損失)を加減し、さらに税金を差し引いて残った利益のことです。
売上高や利益を確認し、これらが過去~現在までに安定していたか、これから伸びる見込みのあるのかを確認しましょう。これらが上昇傾向にあるなら良い会社である可能性は高まり、株価の上昇も見込めますので、業績がいい会社を選ぶのがおすすめです。
⑤ ニュース・掲示板
最後に補足情報として、ニュースや掲示板を確認します。
「ニュース」
この企業・銘柄に関連したニュースが掲載されます。いいことも悪いことも株価に影響しますので、株価が大きく変動した際には特にニュースを確認するのがよいでしょう。
「掲示板」
掲示板では、個別銘柄に対して投資家が思っていることを書き込んでいます。情報の信ぴょう性は低いので注意が必要ですが、たまに有益な情報やニュースになる前の噂話などが記載されています。また、他の人が買いたいか売りたいか、どのように思っているのかの参考にはなるでしょう。
買う前に情報収集を!
以上、個別銘柄を売買するときなにを確認しているかとその調べ方でした。確認すべき事項はたくさんありますが、なんとなくで買うのではなく、多くの情報を参考にして自分で考え判断して株を買うようにしましょう。
↓動画でより詳しく解説しています!よろしければご覧ください!
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