本日も注目銘柄をゆる~く語っていきます。
注目銘柄!毎日コムネット(8908)
概要
株式会社毎日コムネットは、東京都に本社を置く不動産会社で、学生向け賃貸アパート開発が主力事業となっています。
学生にとって快適で安心できる住まいを提供することをモットーにしています。
毎日コムネットは5月に配当金を獲得できる銘柄です。
今回は、毎日コムネットの歴史と会社の業績、配当利回りについてご紹介します。
毎日コムネットの歴史
毎日コムネット株式会社は、1979年に株式会社トラベル・ドゥ・インターナショナルとして設立されました。その後、株式会社毎日ツーリストへの商号変更を経て、1997年に現在の社名に変更されました。
当初は旅行業を営んでいた毎日コムネット株式会社は、1983年に株式会社サークルライフ(後の株式会社毎日ネットワーク)を設立し、学生サークル活動支援事業に進出しました。そして、1994年には株式会社毎日建物を設立し、学生向けアパート・マンション賃貸事業に参入しました。
現在の毎日コムネット株式会社は、主に学生向けアパート・マンションの開発・運営を中心として事業を展開しています。特に、学生向けのシェアハウスやルームシェアなど、共同生活を支援する住宅の開発に注力しています。
また、毎日コムネット株式会社は、新卒採用支援などの人材ソリューション事業も展開しています。さらに、2010年には、新卒採用支援などを行う株式会社ワークス・ジャパンを持分法適用関連会社として引き受け、2015年には連結子会社として組み入れました。
その他にも、毎日コムネット株式会社は、2011年に河合塾グループの持株会社である株式会社KJホールディングスと資本・業務提携を結び、株式公開買付けによって筆頭株主となりました。
2018年には、東証二部に上場していた毎日コムネット株式会社は、同年5月28日に東証一部に指定替えされましたが、2022年にスタンダード市場を選択しました。
創業から44年の歴史がありますが今後もより一層の成長が期待されています。
会社の業績
毎日コムネットの過去5年間の業績を確認しましょう。
売上高の推移を見ると、安定した成長傾向があることが分かります。最初の年の売上高は168億円で、その後毎年増加し、5年目には188億円に達しています。
年ごとの売上高の増加率を計算してみると19年度は前年度に比べて3.6%増加、連20年度は3.2%増加、21年度は5.3%減少、22年度は10.9%増加しています。
このように、年ごとの増加率には変動がありますが、総合的には成長傾向にあると言えます。
次に、純利益の推移を見てみましょう。純利益とは、企業が得た収益から経費や税金などの費用を差し引いたものであり、企業の収益性を示す重要な数値です。
18年から19年にかけて上昇、19年から20年にかけてはやや減少傾向にあります。
20年から21年にかけては、純利益は急激に減少しました。21年から22年にかけては、純利益はやや上昇傾向にあり、全体を通して考えると利益はほぼ横ばいで推移しています。
1株あたり配当も19年に増配された28円から変わっていません。
長期的な成長を見込める銘柄ではありませんが、安定した運営をしている企業だと言えます。
配当利回り
それでは配当利回りを計算しましょう。今年の配当は5月に分配され、28円となっています。
チャートを見てみると、現在は株価830円近辺です。
仮に830円の場合は、配当利回りが3.37%になります。
最近は上昇基調ですが、やや安めとなる800円の場合は、配当利回りが3.5%。
ちょっと高いかもとなる850円の場合でも配当利回りが3.29%となっています。
どのくらいの利回りが許容範囲かは人によって違いますが、株価が高いところでも3%以上の配当があるのは嬉しいですね。
個人的には月足5年チャートを見ると、配当月から2~3ヶ月は株価が下がって半年後くらいに株価が戻っているので、配当狙いなら半年以上持つつもりで買いたいです。
ちなみに配当金は、2023年5月29日(月)に株を持っている(または買った)人しかもらえません!
5月30日に買っても遅いので気をつけてください。
本日の株価
MARKET SPEED
5月に配当のある毎日コムネット(8908)の本日の株価は、
前日比+5円(+0.61%)現在値831円と小幅上昇に。
業績を見ても、値上がり益を期待するのは難しいですが、
ずっとマイナスにはならなそうな銘柄です