本日も注目銘柄をゆる~く語っていきます。
注目銘柄!ニデック(6594)
概要
ニデック株式会社は、京都府に本社を構える日本の電機メーカーです。東証プライム市場に上場しており、かつては日本電産株式会社という名前で知られていました。
精密小型モータの開発・製造において世界一のシェアを誇り、その世界シェアは約11%に達しています。
今回は、ニデックの歴史と事業内容、最新の決算やチャート分析をご紹介します。
ニデックの歴史
ニデック株式会社の歴史を振り返ると、創業以来数々の重要な出来事が続きました。
1973年 京都市にて創業者の永守重信氏が日本電産を設立しました。当初より精密小型ACモーターの生産をスタートしました。
1974年 ニデックは国際市場にも進出し、アメリカ合衆国に事業拠点を設置しました。
1978年には8インチフロッピーディスクドライブ用の精密小型ACモーターの生産を開始し、OA機器用のモーター生産も開始されました。
1991年には、パワーゼネラル社の買収を果たし、翌1992年にはシーゲート社の精密複合部品部門を手に入れました。
2006年には、ヨーロッパのヴァレオから車載モータ事業を買収し、日本電産モーターズ アンド アクチュエーターズを設立しました。
同年に、ブリリアント・マニュファクチャリング(シンガポール)(現・ニデックコンポーネントテクノロジー)およびフジソクを買収し、事業拡大を進めました。
そして、2023年4月1日には、創立50周年を迎える中で「ニデック」に社名を変更しました。これにより、グループ企業も「ニデック」の名を冠したものへ統一されました。
また、次期社長候補として副社長5人が就任し、2024年(令和6年)4月に5人の中から次期社長が就任する見通しとなり、創業者である永守重信氏は会長職とCEO職を辞し、代表権を手放す方針が示されました。
ニデック株式会社は長年の歴史の中で、多数の企業を買収して事業領域を拡大し、グローバル市場での地位を強化してきました。今後も更なる成長が期待される企業として注目を集めています。
事業内容
ニデックは、現在世界中に約300のグループ企業を有し、幅広い規模の企業が集結する「世界No.1の総合モーターメーカー」です。回るもの、動くものといったあらゆる製品に対して、高品質なモーターを提供しています。
今回はその中の一部をご紹介します。
車載関連
ニデックは、車載関連製品においても高い技術力と豊富な製品ラインナップを持っています。車載関連製品は、安全性、環境性能、快適性を向上させるために自動車産業において重要な役割を果たしています。
ADASは、先進運転支援システムの略であり、自動車の運転を安全にサポートする技術。ニデックグループは、ミリ波レーダーや外界認識カメラ、レーダーとカメラを組み合わせた高度な認識と制御が可能な製品を提供しています。
ロボティクス関連
ロボティクス関連の製品にも高い技術力と幅広い製品ラインナップを持っています。ロボティクス技術は、産業や商業分野での自動化と効率化を実現するために重要な役割を果たしており、ニデックはその分野においても世界的なリーダーとして活躍しています。
ニデックは、小型から大型まで様々な用途に適応したモータをラインアップしています。一部例を挙げると、ドローンは航空産業や農業、物流などで広く活用されており、ニデックのモータ技術がその進化と拡大に貢献しています。
家電/住宅設備関連
家電および住宅設備関連の製品においても、革新的な技術と高い性能を提供しています。省エネルギー化や静音性、高効率を実現したモータ技術により、家電製品の進化と効率的な動作を実現しています。
他社に先駆けて省エネ・高効率のブラシレスDCモータを開発し、エアコンの性能向上に貢献しています。新興国で需要が多いACモータにおいても、高性能で小型な製品を提供し、競争力のある価格で提供しています。
創業から着実な成長を遂げ、多様なモーター関連製品において世界的なリーダーとしての地位を確立しています。今後も「世界一」を目指し、技術革新と挑戦を続けることで、さらなる飛躍を成し遂げることが期待されています。
最新の決算
NEW! 2023年10月23日の最新情報です。
チャート分析
MARKET SPEED
ニデックは2014年と2020年に株式分割をしているので修正株価で確認しましょう。
週足10年チャートから確認すると、10年間で下は5,000円から上は18,500円の範囲で推移しています。
非常にボラリティが大きい銘柄です。
業績だけで見れば株価の高い2018年や2021年よりも上になる可能性も。
テクニカル指標で見るとRSIは買われすぎ、ボリンジャーバンドも高値圏を示しています。
ストキャスは高値でのゴールデンクロス形成、パラボリックも上昇トレンド。
一目均衡表は雲を突破しそうなので、8,600円を超えれば上昇トレンドになり高値を追いそうです。
そしたら次の抵抗線は10,110円までは短期での上昇可能性が。