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注目銘柄!JR東日本(9020)
概要

JR東日本は、日本国内で鉄道事業を展開し、国際的にも注目される存在です。
1987年の国鉄分割民営化を機に誕生し、長野、新潟、東北、関東を中心に幅広い鉄道路線を保有し、運営しています。
今回は、JR東日本の歴史と事業内容、決算情報やチャート分析をご紹介します。
JR東日本の歴史

1987年4月1日、国鉄分割民営化に伴い、JR東日本は誕生しました。これは、長野、新潟、東北、関東地方の各鉄道管理局が管理していた鉄道事業を引き継ぎ、国内の鉄道網を運営する役割を果たすこととなりました。
この出発点が、JR東日本の歴史のスタートであり、その後の発展への礎となりました。
1990年には、「イオカード」の導入や新幹線路線の拡大があり、利用者にとって大きな変革をもたらしました。
1991年には、山手線の「イオカード」が導入され、JR東日本は鉄道乗車の便益を向上させました。また、新幹線の開業や禁煙政策の実施も、JR東日本のサービス向上に貢献しました。
1997年、秋田新幹線が開業し、同時に管内の快速・普通列車が全面禁煙化されました。同年、北陸新幹線の一部も開業し、新たな高速鉄道路線が運行を開始しました。
2001年には、ICカード乗車券「Suica」のサービスが開始され、スムーズな乗車体験が提供されました。また、同年には「Suica」を使った決済サービスも拡大されました。
2007年には、春のダイヤ改正で、管内の新幹線および在来線特急のすべてが禁煙となり、喫煙車両が全面的に廃止されました。同時に、関東地方を中心とする非JR系交通事業者のICカード乗車券「PASMO」の発売が開始され、SuicaとPASMOの相互利用も可能となりました。
2016年には、東北新幹線と北海道新幹線の直通運転が開始しました。2020年には、新型コロナウイルス感染症による鉄道利用減のため、民営化後初の最終赤字の業績予想を公表しました。
これらの出来事は、JR東日本の進化と挑戦の歴史を物語り、鉄道業界でのリーダーシップとサービス向上への取り組みを示すものです。
引用:https://www.jreast.co.jp/company/outline/history.html
事業内容

JR東日本グループは、本州の東半分を中心に事業展開しており、以下の主要なセグメントを持っています。
鉄道事業
JR東日本グループは、鉄道事業を主軸に、新幹線輸送、関東圏輸送、都市間・地域輸送などの鉄道輸送業務を提供しています。また、羽田空港へのアクセスを支えるモノレール鉄道業務、路線バスや高速バス、貸切バスなどのバス事業、車両製造事業を展開し、国内外で鉄道車両の製造と提供を行っています。
駅スペース活用事業
駅スペース活用事業では、駅構内、駅周辺、列車内での店舗展開を行っており、「KIOSK」や「NewDays」などのコンビニエンスストア、エキナカ商業施設「エキュート」、車内販売など多彩な小売店や飲食店を提供しています。
ショッピング・オフィス事業
ショッピング・オフィス事業では、地域に合わせた多様なタイプのショッピングセンター(「ルミネ」、「アトレ」、「エスパル」、「MIDORI」など)を開発し、首都圏を中心に複合型オフィスビルを展開しています。
その他事業
さらに、JR東日本グループはSuica電子マネーを提供し、ホテル業、広告代理業、情報処理業、清掃整備・駅業務運営業、クレジットカード事業、建設コンサルタント・設備保守事業など、幅広い分野で事業を展開しています。
JR東日本グループは、交通、商業、不動産、情報技術など多岐にわたる分野で多彩なサービスを提供しています。
引用:https://www.jreast.co.jp/youran/pdf/2015-2016/jre_youran_gaiyou.pdf
最新の決算

JR東日本は7月28日に第1四半期決算を発表しました。
『営業収益は、鉄道、エキナカ(駅構内の商業施設)、ホテル・ショッピングセンター(SC)などの需要回復により、3期連続で増収を達成しました。この増収に伴い、全てのセグメントで利益が増益となりました。
運輸事業では、鉄道運輸収入が定期外収入を中心に増加したことなどがあり、増収増益を達成しました。流通・サービス事業では、エキナカ店舗の売上が増加したことなどが要因として挙げられ、増収増益が実現しました。
不動産・ホテル事業では、ホテルやSCの売上が増加したことが増収増益の背後にあります。その他のセグメントでは、ICカード事業関連の売上が増加したことなどが増収増益に貢献しました。
この連結決算の好成績は、複数のセグメントでの増収増益に裏打ちされており、組織全体としての健全な業績を示しています。』
第1四半期業績/ 見通し
売上高:6,294億円 (+12.9%) / 2兆6,960億円 (+12.1%)
営業利益:801億円 (+99.0%) / 2,700億円 (+92.0%)
経常利益:674億円(+159.7%) / 2,110億円 (+90.2%)
純利益:448億円 (+136.8%) / 1,370億円 (+38.1%)
引用:https://www.jreast.co.jp/investor/financial/2024/quarter1.html
チャート分析

MARKET SPEED
週足10年チャートを確認すると、下は5,450円から上は12,820円の範囲で推移しています。
2019年から2020年まで急激な下落トレンドで株価が半分に下落。
2022年から現在まで緩やかながらも上昇トレンドとなっています。
テクニカル指標で見るとRSIは標準、ボリンジャーバンドはやや安値を示しています。
ストキャスは低い値でシグナルなし。
パラボリックは9月末から下落トレンドを示しています。
一目均衡表の雲が300円下にあり、非常に雲が薄いので抜けやすい状況です。抜けてしまうと下落が大きくなるかも。