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注目銘柄!ヤマトホールディングス(9064)
概要
ヤマトホールディングスは、ヤマト運輸株式会社を所有し、日本国内で配送業界をリードする配送持株会社です。
物流、引越し、金融などさまざまな分野で事業を展開し、東証第1部に上場するなど、日本の経済において欠かせない存在となっています。
今回は、ヤマトHDの歴史と事業内容、決算情報やチャート分析をご紹介します。
ヤマトHDの歴史
1919年、大和運輸株式会社(旧)が設立され、三越呉服店との専属配送契約を結びました。1929年には、第二大和運輸株式会社の設立と大和運輸株式会社(新)への社名変更が行われ、同年には日本初の路線トラック事業が始まりました。
1957年、現在のヤマトホールディングスの象徴であるロゴマーク「親子クロネコ」が制定され、アライド・バンラインズ社との業務提携時に生まれた結びつきが表現されました。
その後、1976年には「宅急便」サービスが関東地方で開始され、ヤマトホールディングスは急成長を遂げました。
1990年にはアメリカの大手貨物航空会社であるユナイテッド・パーセル・サービスと提携し、合弁会社「UPSヤマトエクスプレス」を設立しました。
その後、四国地区のフランチャイジーとの提携により四国ヤマト運輸を設立し、1996年には年中無休化を実現し、伊豆七島へのサービスを拡大しました。
2005年には、ヤマトは持株会社制への移行を果たし、ヤマトホールディングス株式会社とヤマト運輸株式会社(新)に社名変更しました。その後、国際展開も積極的に推進し、シンガポール、中国上海市、香港、マレーシアなどで宅急便事業を開始しました
2021年には日本航空との貨物専用機の運航計画を発表し、業界での地位を強化しています。同年、CIを刷新し、一部の事業再編を決議しました。持株会社としての役割を果たし、ヤマトグループの純粋な持株会社として活動しています。
引用:https://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/corp/corporate/history.html
事業内容
ヤマトグループは、日本の物流業界において革新的なサービスを提供し続けています。また、日本全国を網羅する物流ネットワークを構築し、物流を通じて社会の課題解決に貢献しています。
法人部門
法人部門では、お客様の「Lead Logistics Partner」として、物流オペレーションの改善と効率化だけでなく、サプライチェーンマネジメント(SCM)戦略の立案、実施可能なプロジェクトの構築と運営までを提供しています。さらに、成長するEC市場に対して、サステナブルな「ECエコシステム」の最適解を提供しています。
リテール部門
リテール部門では、国内の個人と法人のお客様に高品質な小口輸送サービスを提供しています。個人のお客様向けには「クロネコメンバーズ」、法人のお客様向けには「ヤマトビジネスメンバーズ」を中心に、「送る」「受け取る」を便利にするサービスだけでなく、生活とビジネスに役立つ他の多くのサービスも提供しています。
ヤマトグループは、お客様に価値を提供するための機能を進化させ、輸送、IT、プラットフォームなどの先進的な機能部門を備えています。
引用:https://www.yamato-hd.co.jp/business/
最新の決算
ヤマトHDは8月3日に第1四半期決算を発表しました。
『営業収益において、EC需要の減少やプライシングの適正化により、宅配便の取扱数量が減少し、宅配便単価が上昇しました。また、世界的なインフレ傾向により、国際輸送の需要が減少しましたが、同時に顧客へのサプライチェーン価値提供が進展しました。
一方、営業利益は営業収益の減少と外部コスト上昇にもかかわらず、オペレーティングコストの適正化に取り組み、前期並みの水準で着地しました。。』
引用:https://www.yamato-hd.co.jp/investors/library/results/
チャート分析
MARKET SPEED
週足10年チャートを確認すると、下は1,290円から上は3,560円の範囲で推移しています。
2021年から2023年まで緩やかな下落トレンドで株価が30%程度下落しました。
2023年の頭から現在まで上昇トレンドになるかも?といった推移をしています。
テクニカル指標で見るとRSIはやや低い値、ボリンジャーバンドはやや安値を示しています。
ストキャスは低い値でゴールデンクロスを形成しそう。
パラボリックは9月末から下落トレンドを示しています。
一目均衡表の雲が下にあり、抵抗になりそうです。ここで反発すれば上昇トレンドに。