注目銘柄

決算好調!日本を代表する総合商社の豊田通商(8015)【ロキ兄経済7/14】

ロキ兄
ロキ兄
こんばんは、ロキ兄さんです。

本日も注目銘柄をゆる~く語っていきます。

注目銘柄!豊田通商(8015)

概要

豊田通商株式会社(通称:豊通)は、自動車、金属、機械など幅広い産業分野において事業展開しているトヨタグループの大手総合商社です。

トヨタグループの信頼と実績を背景に、幅広い業界や市場において積極的に事業展開しています。

今回は、豊田通商の歴史と事業内容、最新の決算やチャート分析をご紹介します。

 

豊田通商の歴史

豊田通商の歴史は、1936年に豊田自動織機製作所(現・豊田自動織機)を中心として、トヨタ金融株式会社の設立にさかのぼります。設立時の社長は豊田利三郎氏でした。

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その後、1941年には豊田自動織機製作所の筆頭株主となり、1942年には商号を豐田産業株式会社に変更。しかし、1947年には財閥解体の対象となり、豐田産業は大きな変革を迫られました。

1948年には、豐田産業の商社部門を継承して日新通商株式会社が設立され、1951年には豐田産業の清算が終了。そして、1956年には豐田通商株式会社に商号変更し、新たなスタートを切りました。

 

豊田通商はその後、着実な成長を遂げていきます。1977年には東証1部に昇格しました。そして、1987年には豊田通商株式会社に商号変更、さらに、1999年には加商との業務提携を実施し、より強力なビジネスネットワークを構築しました。

2000年には、トーメンと資本・業務提携を行い、さらに加商株式会社との合併を実施しました。そして、2006年にはトーメンとの合併を果たし、事業の拡大と強化を図りました。

2014年には近畿大学との提携関係を拡大し、完全養殖マグロの大量生産を始める計画を発表しました。また、トーメンエレクトロニクス(現・ネクスティ エレクトロニクス)を完全子会社化し、新たな成長分野に注力しました。

そして、2022年には東京電力ホールディングスが保有するユーラスエナジーホールディングスの株式を取得し、完全子会社化しました。また、滋賀県日野町で飲料用リサイクルペットボトルの製造工場が稼働し、環境に配慮した事業にも取り組んでいます。

これらの提携や子会社化により、豊田通商は多様な業界や地域でのビジネス展開を行い、持続的な成長を達成しています。

 

事業内容

豊田通商は、自動車、金属、機械など幅広い産業分野において事業展開しています。今回はその中の一部をご紹介します。

モビリティ分野

自動車分野では、トヨタや日野、SUBARU、ダイハツなどの車両や車両部品を150か国以上に輸出しているだけでなく、他の自動車メーカーが海外で生産する車両の第三国への輸出や海外での小売販売も手がけています。

ロキ兄
ロキ兄
トヨタグループだから、やっぱり自動車が強いね

化学品・合成樹脂分野

豊田通商はタイを拠点にエタノールの製造や、インドネシア・タイ・フィリピンに物流拠点としてのタンク設備を保有しています。これらの拠点を活用し、洗剤原料、衛生材料、包装材料、溶剤、ヨード、ファインケミカルなど幅広い化学品の製造・販売を行っています。また、バイオマスプラスチック取扱やプラスチックリサイクル事業の推進にも力を入れています。

エレクトロニクス事業

自動車、家電、情報通信機器、産業機器などに組み込まれる電子デバイスの販売やソフトウェアの開発・販売、情報通信技術(ICT)に関する製品・サービスの提供をグローバルに展開しています。豊田通商は、高品質な電子デバイスやソフトウェアを提供することで、お客様のニーズに応え、付加価値を創造しています。

エネルギー・プラント分野

特に中東やアジアにおいて強固なビジネス基盤を築いています。風力発電分野では、東京電力との合弁会社であるユーラスエナジーホールディングスを通じて活動し、日本のベスタス社の総代理店としても知られています。さらに、太陽熱発電事業や太陽光発電事業、地熱発電事業などの再生エネルギー事業や北米での電力事業にも取り組んでいます。豊田通商は持続可能なエネルギーの開発と運営に貢献しています。

これらの多様な事業分野において、豊田通商は確固たる地位を築き上げており、さまざまな産業の発展に貢献しています。

 

最新の決算

豊田通商は4月27日に通期決算を発表しました。

『当連結会計年度の世界経済を概観しますと、新型コロナウイルス感染拡大からの回復基調もウクライナ戦争長期化等に起因する粘着的なインフレが景気回復の重石となりました。また経済安全保障リスクの高まりや米国の銀行破綻に端を発した連鎖的な信用不安の拡大等、先行きの不透明感が強まりました。』とのこと

売上高:9兆8,485億円(+22.7%)

営業利益:3,887億円(+32.2%)

経常利益:4,271億円(+26.6%)

純利益:2,841億円(+27.9%)

豊田通商は当連結会計年度において売上総利益、営業活動に係る利益、当期利益(親会社所有者帰属)が増加しています。

今後の見通しについて詳細は発表されませんでしたが、来期の目標は次のようになっています。

売上高が約-2%、営業利益が約+3%、経常利益が約-2%、純利益が約-2%の予想です。

ロキ兄
ロキ兄
今期はすごいよかったけど、来期はそこまで良くなさそう

 

チャート分析

MARKET SPEED

豊田通商は卸売業の銘柄で、為替の変動や世界経済の影響を比較的受けやすい銘柄です。

週足10年チャートから確認すると、10年間で下は2,000円から上は7,000円の範囲で推移しています。

長期で見ても右肩上がりの銘柄。

新型コロナの2020年を除けば安定して上昇しています。

中長期で持つこともできそうな銘柄です。

テクニカル指標のRSIやMACDを確認しても最近の株価はかなり高め。

今すぐ買うのは早いかもと思います。

ロキ兄
ロキ兄
決算も非常に好調なので長期的に期待できる銘柄だな〜

 

ロキ兄
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