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iシェアーズ 米ドル建て投資適格社債 ETF(1496)は買い時?【ロキ兄経済7/5】

ロキ兄
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こんばんは、ロキ兄さんです。

本日も注目銘柄をゆる~く語っていきます。

注目銘柄!iシェアーズ 米ドル建て投資適格社債 ETF(1496)

概要

iシェアーズ 米ドル建て投資適格社債 ETF(為替ヘッジあり)(以下1496)は、東証に上場しており、ドル建ての投資適格社債に投資しながら為替リスクを低減することができます。

このETFは、Markit iBoxx 米ドル建てリキッド投資適格指数(TTM円ヘッジ付き)の動きに連動しています。

今回は、1496の概要と分配金、今後の見通しやチャート分析をご紹介します。

1496の概要

まずはこのファンドの特徴を見てみましょう。このETFの魅力は以下の3つのポイントにあります。

①ドル建ての投資適格社債を投資対象としながら、米ドルと円の間の為替変動リスクの低減を図ります

為替ヘッジの仕組みを利用することで、円高・円安の影響を受けずにドル建ての投資適格社債に投資することができます。為替リスクに悩むことなく、安定した収益を期待することができます。

ロキ兄
ロキ兄
為替で追加で儲けるか、リスクを減らすかは投資方針によるね

 

②1つのファンドで米ドル建て投資適格社債市場に投資できます

このETFに投資することで、複数の個別の社債を一括で保有することができます。これにより、個別の社債選びや組み合わせの手間を省きながら、効率的なポートフォリオを構築することができます。

 

③東証上場の円建ての外国債券ファンドで、日本時間で取引できます

東証に上場しているため、日本の投資家にとっては取引がしやすく、日本時間での売買が可能です。株式と同じように気軽に取引することができます。

 

このETFは、Markit iBoxx 米ドル建てリキッド投資適格指数(TTM円ヘッジ付き)の動きに連動しています。

資産構成を確認しましょう。このファンドは投資適格債というリスクの低い債券で構成されています。

短期の債券は非常に少なく一番多いのが20年以上のもので約28%を占めています。さまざまな年限のものをバランスよく構成しています。

地域は米国が約84%、イギリスが約5%、カナダと日本が約3%とほとんど米国に投資しています。業種では銀行業が一番多く、その後ディフェンシブ・通信・テクノロジーと続きます。

まとめると、為替ヘッジをしているため為替の変動に強く、株よりは安定性が高い債券に投資している銘柄です。内容は米国がメインで銀行業が一番多いです。かなり手堅いファンドと言えるのではないでしょうか。

 

1496の分配金

債券のETFでは、受け取った金利がETFの保有者に分配されます。この分配金は、決算日毎に収益分配金として支払われます。1496は年に4回、1月、4月、7月、10月の各11日に決算が行われ、翌月に分配金が支払われる仕組みです。

直近では、2023年4月11日に1口あたり17円の分配金が支払われています。

ロキ兄
ロキ兄
分配金がたくさんもらえるのがETFの良いところだよね!

 

最新の分配金利回りを確認すると、過去12ヶ月分配金利回りが3.32%となっています。

2021年 2.17%
2020年 2.45%
2019年 2.92%
2018年 2.32%

となっていますので、利回りが上がっている!と思うかもしれませんが、1496の基準価が下がっているため相対的に利回りが上がっているように見えるのに注意して下さい!

 

今後の見通し

1496の今後の見通しについて考えてみましょう。まず1496は米国の銀行業を中心とした社債に投資するファンドです。

社債のメリットとしては、値動きが少ない。金利が高いというものがあります。

ですが現在米国で急激な利上げが行われており、社債の金利が高いというメリットがなくなっています。国債の金利がとても高いため、社債じゃなくて国債の方が良いという流れになっています。

金利の変動は普段なら緩やかなものですが、米国では歴史上の例がないほどのスピードで利上げを行いました。

そのため社債などの債券が売られ、債券価格も下落しています。

この流れは米国の利上げが続く限りは変わらないと思います。つまり米国の利上げが停止するまたは利下げが始まるまで1496の基準価が上がる見込みはないかと思います。

ですが銀行倒産のリスク等を除けば、利下げの時に上がることがわかっているとも言えます。

なので今を買いのチャンスと捉える事もできます。

ロキ兄
ロキ兄
銀行倒産の債券投げ売りや不良債権のリスクには注意だね

 

チャート分析

MARKET SPEED

週足5年チャートから確認すると、2021年まではコロナの影響を除いて下は2,200円から上は2,700円の幅で安定していました。

利上げが始まった2022年の3月から基準価の下落が加速し、現在では2,000円を下回っています。

RSIやMACDなどのテクニカル指標もやや安めの水準なものの、反転のシグナルなどは出ていません。

一目均衡表でも厚い雲(抵抗帯)となっており、すぐに大きく上昇するのは難しいところです。

ですが米国の利下げが始まればしっかりと上昇すると思います。

利下げによるドル円の円高の影響も受けませんので、米国のゴタゴタが落ち着くまでゆっくり買うか待つかしたい銘柄。

利下げは今のところ早くて来年との見込みが多いので、来年に期待です!

ロキ兄
ロキ兄
今年はお手頃な価格のままかな?

 

ロキ兄
ロキ兄
※投資は自己責任でお願いします。

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