本日、ロキ兄さんに代わり株式市場の動向と注目銘柄を語ります。
本日(4/5)の日経225
本日の日経平均株価は、前日比 -474円(-1.68%)の
27,813円と、大幅に反落しました。
前日比-176円からスタートし、その後も順当に下げ幅を拡大しました。
米労働省が昨日4/4に発表した2月の雇用動態調査(JOLTS)で求人件数が市場予想を下回り、米景気の減速懸念が強まりました。米株式の下落を受け、国内株式も運用リスクを避けるため朝から売りが先行したようです。
為替の円高・ドル安が進み、主力の輸出企業を中心に幅広い銘柄に売りが出ました。
業種別では海運のみがプラスで、他の業種はすべてマイナスという大暴落日でした。
カズゥ父さんが興味を持った銘柄
楽天グループ(4755)
楽天グループは、日本を代表するインターネットサービス企業です。1997年に創業し、現在では多岐に渡る事業を展開しています。
オンラインショッピングモールである「楽天市場」や、「楽天カード」などをはじめ、楽天銀行、楽天証券など、インターネットビジネスに特化した事業に強みを持ちます。いずれの事業も大きな収益を上げながら右肩あがりで成長している一方で、唯一「楽天モバイル」だけが赤字事業となっています。
楽天モバイルは新規参入なので、通信費用を安くするために独自の基地局を保有する必要があり、多額の設備投資が必要となっているからです。そのためにグループ全体の業績としても、近年は赤字が続いており、株価も奮っていません。
一方で、長期的な視点で見れば、楽天モバイルを中心として楽天市場や楽天銀行、楽天証券らとの相乗効果も期待されますので、グループ成長戦略の一環として、楽天モバイルの事業展開に継続的な支援を行っている訳です。
最近の心配と期待、本日の株価
最近、三木谷会長のスキャンダルを雑誌FLASHが報じ、株価への負の影響が懸念されましたが、楽天サイドは昨日(4/4)、虚偽の報道として民事訴訟を行いました。
また同日に楽天銀行の預金残高が9兆円を超えていることを発表しました。本日(4/5)から楽天銀行の新規公開株式(IPO)のブックビルディング受付が始まるため、この大きな預金残高のニュースは株価にプラスのニュースになります。
これらを受け、本日の株価は、+6円と上昇しました。地合いのわるい中で楽天グループの株価はプラスで終え、日経平均寄与度第8位という結果に。スキャンダル報道の被害は最小限ですんだようにも思えます。
はやくモバイル基地局の目途が立って、黒字経営に戻して、株主にも楽天経済圏を利用する人達にも、安心を与えて欲しいと思いました。
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