本日も株式市場の動向と注目ニュースをゆる~く語っていきます。
本日(4/6)の日経225
本日の日経平均株価は、前日比-340円(-1.22%)の27,472円という結果でした。
今日は220円安でスタートしました。
その後も下落を続け一時、386円安まで下落しました。前日発表の米経済指標が市場予想を下回ったのを受け、機械や海運などの景気敏感株や半導体関連株への売りが続きました。
前日に比べてドル安/円高だったことで輸出株も下落。
3月のADP全米雇用報告は民間部門雇用者数が14万5000人増で、ロイターがまとめたエコノミスト予想の20万人増を大きく下回りました。
このことを受けて、7日に発表される米国雇用統計もあまり良い結果にはならないと考えている投資家も。
最終的には2日で800円近くの下落に。
ロキ兄さんが興味をもった銘柄
GSIクレオス(8101)
GSIクレオス(8101)は、東京都港区に本社をおく専門商社です。
原糸から製品にいたるまで幅広く取り扱う「繊維事業」と、
セミコンダクター・ケミカル・ホビー&ライフ・マシナリー&イクイップメントの4つの領域において、原材料から製品にいたるまでの高度な調達・加工機能や専門知識を持ち、グローバルに事業を展開する「工業製品事業」の2つの事業を主軸としています。
1931年、総合商社鈴木商店の元ニューヨーク支店長の林大作氏が株式会社林大作商店を設立。
設立時は、アメリカの生糸輸入商の在日エージェントとして、生糸買付業務を行っていました。
事業拡大と同時に取り扱い品を増やし繊維以外にも、化学品、産業機械、ホビー商材などの売上を拡大。1971年、社名をグンゼ産業株式会社に改めました。
2001年、ナノテクノロジー事業に参入し工業製品事業の製品に用いられていた技術から発見した特殊なカーボンナノチューブの応用・開発を開始しました。
同年、社名をGSIクレオスに改称。
「GSI」のGはグローバルな (Global) 、Sは洗練された (Sophisticatedソフィスティケイティド) 、Iは知性 (Intelligence) の頭文字を取っているそうです。
![](https://sakodgs.online/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-06-13.51.13.jpg)
GSIクレオスは6日の11時に、株式会社竹中製作所と共同開発した高機能表面処理・ナノテクト®が、サウジアラビア王国の世界最大石油会社サウジアラムコにプラント用締結部材(ネジやナット?)向け表面処理として採用されることが正式決定しました。
サウジアラムコは、既存の表面処理に比べたナノテクト®表面処理品の驚異的塗膜の機械的特性および耐腐食性を評価。
わかりやすく言うと、めっちゃ強くて全然サビない!ということです。
また超高性能由来のプラント超長寿命化によるCO2排出量の大幅低減提案に対しても高く評価しました。
ナノテクト®は、GSIクレオスのカップ積層型カーボンナノチューブを、竹中製作所の有する高度な分散技術と被膜形成技術を駆使して塗料内に複合被膜化したことで生まれた超高機能表面処理です。
カーボンナノチューブ由来の高い耐摩耗性や衝撃耐久性に加え、業界最高水準の防錆性(塩水噴霧試験で4,000時間以上の防錆能力)などの驚異的な性能を誇ります。
簡単に調べたところ、塩水噴霧試験は240時間で1年相当なので約16年はサビないということです。またネジ、ナットの防錆性は塩水噴霧試験で500時間のものが多く、これまでの約8倍長寿命になりました(ネジやナットなら)。
情報が少ないのでめっちゃ強くて全然サビない!だけ分かればいいかもです。
![](https://sakodgs.online/wp-content/uploads/2023/04/スクリーンショット-2023-04-06-15.01.41.png)
MARKET SPEED
そんなサウジアラムコの正式採用のニュースを受けて、GSIクレオス(8101)の本日の株価は、
前日比+205円(+13.20%)、
現在値1,758円と大幅上昇。
新素材の正式採用でどれだけ利益が出るのかはわからないですが、サウジアラムコの決算をのぞいてみると営業費用で約29兆円もの費用を使用しています。
サウジアラムコの決算資料です↓英語の得意な方は読んで教えてください。
![](https://sakodgs.online/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-06-14.23.03.jpg)