本日も注目銘柄をゆる~く語っていきます。
注目銘柄!大阪ガス(9532)
概要
大阪ガス株式会社は、近畿地方に本拠を構え、ガス供給の主要なプレーヤーとしてその存在感を示しています。
東京ガス、東邦ガス、西部ガスと並ぶ大手4大都市ガス事業者の一つです。
今回は、大阪ガスの歴史と事業内容、決算情報やチャート分析をご紹介します。
大阪ガスの歴史
1897年に大阪市西区九条で設立され、ガス事業における先駆的な存在としての足跡を築いてきました。
設立からわずか1年後の1898年には、大阪舎密工業株式会社が操業を開始し、化学関連の活動に着手しました。
その後、1905年に大阪市内でガス供給をスタートさせ、さらに1911年には和歌山瓦斯の活動を開始し、和歌山市にガス供給網を拡大しました。
大阪ガスは、1925年に大阪舎密工業を合併し、その事業領域を拡大。そして、1945年には神戸、京都、和歌山など14のガス会社を合併し、その地域での影響力を一層強化しました。
1970年には日本初の地域冷暖房事業を開始し、1971年には泉北製造所第一工場が稼動しました。
1990年には天然ガスへの転換が完了し、一酸化炭素を含まない環境に配慮した都市ガス供給に取り組むこととなりました。
2005年には、大阪ガスの創業100周年であり、企業ステートメント「Design Your Energy:夢ある明日を」が制定されました。
2007年、天然ガス利用の省エネルギー発電システムの導入に関連して、虚偽の見積書を提出して国からの補助金を不正に受給したという問題が発覚しました。
2017年には、ガス小売全面自由化が始まり、地方公共団体との共同出資による地域小売電気事業者を設立しました。
大阪ガス株式会社は、その長い歴史の中で数々の重要な出来事と成長を経験してきました。
引用:https://www.daigasgroup.com/about/history/
事業内容
Daigasグループは、ステークホルダーと共に持続可能な発展を目指し、3つの価値を追求し、それぞれの分野でイノベーションを通じてSDGsへの貢献を実現しています。
1. 国内エネルギー事業
Daigasグループは、国内エネルギー事業をガス製造・販売、ガス配給、電力発電・販売の3つの主要な分野に整理して展開しています。関西圏のお客様に対して、都市ガスを安定的かつ安心・安全に提供すると同時に、電力・LPG事業の拡大、ライフサポートやユーティリティエージェントとしての一括サービスの拡充を通じて、エネルギーとサービスを包括的に提供しています。
2. 海外エネルギー事業
Daigasグループは、天然ガスバリューチェーンに早くから注力し、海外での投資を積極的に進めてきました。今後も海外での投資を拡大し、2030年までに海外事業と国内事業の比率を1:2に引き上げ、国内に加えて北米、アジア、オセアニア、欧州からの利益をバランスよく確保する事業構造を構築していきます。
3. ビジネスソリューション事業
Daigasグループは、エネルギー事業で培った技術とノウハウを活かし、エネルギー事業と異なる領域に進出し、事業リスクの分散を図っています。特に、原油価格や為替の不確実性が高まる現在、安定した収益源を提供し、グループ全体の収益基盤を強化しています。都市開発事業、材料ソリューション事業、情報ソリューション事業の3つの柱であるLBS事業を加速させ、利益の増加を目指します。
引用:https://www.osakagas.co.jp/company/
最新の決算
引用:https://www.daigasgroup.com/ir/library/earnings/
チャート分析
MARKET SPEED
週足10年チャートを確認すると、下は1,570円から上は2,670円の範囲で推移しています。
2018年から2020年まで下落トレンドで株価は40%近く下がりました。
その後2022年まで横ばいトレンド、現在は上昇トレンドになりそうというところです。
今の下落が2,099円を割らなければ上昇トレンドですが、こちらもガス系なのでそこまで大きな株価上昇はしないと思います。