なぜAI・半導体株は「金利のニュース」で乱高下するの?

昨日話題にした日経平均の反発は、米雇用統計の下振れをきっかけに利上げ観測が後退し、AI・半導体株が主役だった。リコがふと気になったのは「なぜ半導体株だけ、金利のニュースにこんなに敏感なのか」ということ。

リコ
リコ
昨日の話、雇用統計→利上げ観測後退→半導体株高、ってつながってたけど、なんで半導体株だけこんなに反応するの?トヨタとかはそこまで動いてなかったよね。
ロキ兄
ロキ兄
いいところに気づいたね。それは半導体株の多くが「グロース株」に分類されるからなんだ。グロース株は金利の動きに特に敏感な性質を持っているんだよ。

グロース株とバリュー株、何が違う?

株式は大きく「グロース株」と「バリュー株」に分けて語られることが多い。グロース株は将来の成長期待を織り込んで買われる銘柄で、半導体・AI関連企業が代表例。バリュー株は今の業績や資産に対して株価が割安な銘柄を指し、金融株や内需株が多く含まれる。

母
グロース株は「これから何年もかけて大きく稼ぐはず」という将来の利益をあらかじめ株価に織り込んでいるの。バリュー株は「今すでに稼いでいる利益」に対して株価が評価される、という違いがあるわ。

なぜグロース株は金利に敏感なの?

父
将来の利益を今の価値に置き換えて計算するとき、金利が高いほど「将来のお金」の現在価値は割り引かれて小さくなる。逆に金利が下がると、将来の利益の価値が大きく評価されやすくなるんだ。
リコ
リコ
だから「利上げ観測が後退=金利が下がりそう」ってなると、遠い将来の利益を見込んでいる半導体株ほど、株価への影響が大きくなるんだね!
ロキ兄
ロキ兄
その通り。逆に利上げ観測が強まる局面では、グロース株は下げがきつくなりやすい。良くも悪くも振れ幅が大きいのがグロース株の特徴なんだ。

自分の株がグロースかバリューか、見分けるヒント

母
目安の一つがPER(株価収益率)。PERが高めの銘柄はグロース株寄り、低めの銘柄はバリュー株寄りと考えられることが多いわ。
父
業種で見ても、半導体・IT・バイオはグロース株が多く、銀行・保険・インフラ関連はバリュー株が多い傾向がある。ニュースで「金利上昇観測」「利下げ観測」と聞いたら、自分の保有銘柄がどちら寄りかを思い浮かべる癖をつけておくといい。

結局、どちらを持つのが正解?

リコ
リコ
じゃあグロース株とバリュー株、どっちを持ってた方がいいの?
ロキ兄
ロキ兄
どちらか一方に絞る必要はないよ。全世界株式インデックスのような商品には、もともとグロース株もバリュー株も両方含まれている。値動きの理由が分かっていれば、短期的な上下に驚かず積立を続けやすくなる、というのが一番の効能だね。

今日のまとめ

AI・半導体株のようなグロース株は、将来の利益を先取りして株価に織り込んでいるぶん、金利の動きに敏感に反応しやすい。逆にバリュー株は今の業績・資産をベースに評価されるため、値動きは比較的穏やかになりやすい。金利のニュースを見たときに「グロースかバリューか」を意識するだけで、日々の株価の動きがぐっと理解しやすくなる。

ロキ兄
ロキ兄
※投資は自己責任でお願いします。

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