本日も株式市場の動向と注目ニュースをゆる~く語っていきます。
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本日(4/14)の日経225
本日の日経平均株価は、前日比+336円(+1.20%)の28,493円という結果でした。
今日は160円高でスタートしました。
その後も上昇を続けて一時358円高まで大幅上昇しました。
上昇の背景には、前日に今期業績見通しを上方修正したファーストリテイリングが9%高となり、1銘柄で日経平均を277円押し上げたことがあると思います。
また、ウォーレン・バフェット氏の言及をきっかけに、海外投資家を中心に引き続き注目が集まっている可能性も。
また、、インフレ懸念の後退を背景に前日の米株式相場が上昇したことも、投資家心理の支えに。米国の早期利上げ停止を考える投資家もいるようです。
後場に入ってからは節目の2万8500円を一度しか超えられませんでしたが、驚きの6連騰で今週は終了しました。
ロキ兄さんが興味をもった銘柄
ファーストリテイリング(9983)
ファーストリテイリング(9983)は、日本発のファッション企業であり、ユニクロ、GUなどのブランドを展開しています。
近年、そのグローバル展開が加速しており、世界的なファッション企業として成長しています。
今回は、ファーストリテイリングがどのようにして世界的な企業に成長したのかについて、その歴史や戦略、最新情報を紹介します。
ファーストリテイリングの歴史
ファーストリテイリングは、1949年に創業された「メンズショップ小郡(おごおり)商事」を前身としています。
柳井正(やないただし)氏の伯父にあたる柳井政雄(やないまさお)氏が創業しました。
その後、1984年に「ユニクロ」の1号店をオープンし、低価格で高品質な衣料品を提供することを目指し爆発的な人気を博しました。
1984年6月2日にオープンしたユニクロ1号店は、初日は早朝6時にオープンし、開店待ちの列を作った客に対して、朝食としてあんパンと牛乳を無料で振る舞ったとか。
最初から大人気のお店だったようです。
ユニクロは、アメリカン・スタイルの倉庫風の建物内に、クラシックな映画ポスターや有名スターのポートレイトを展示した特徴的な店舗を展開していました。
また、中国の優良な工場と提携して低価格で調達するモデルを構築。他店よりも低価格で販売することができました。
1997年頃からプライベートブランド商品の取扱比率を高め、アメリカの衣料品小売店GAP(ギャップ)をモデルとした製造小売業への事業転換を進め、経済の状況にマッチした更なる低価格・高品質商品を展開しました。
ファーストリテイリングのグローバル展開
ファーストリテイリングは、2001年に中国に進出し、現在では世界各国に展開しています。
その展開戦略の一つが、既存の店舗を最適化し、効率的な仕入れと販売を実現する「SPAモデル」です。
SPAとは「Specialty store retailer of Private label Apparel」の略で、自社ブランド商品を扱う専門店としての運営を指します。
また、オンライン販売も積極的に展開し、日本国内では、2020年の新型コロナウイルス感染拡大の影響でECサイトの売り上げが急増しました。
ファーストリテイリングの最新情報
ファーストリテイリングは直近半年間の売上高が過去最高を記録したと発表しました。
2022年9月から2023年2月までの半年間の決算によると、売上高は前年同期比20.4%増の1兆4673億円となり、営業利益も16.4%増の2202億円となりました。
これは、中間決算としては過去最高の売上高です。
行動制限が緩和されたことで、ジャケットやシャツなどの外出用の洋服の販売が大きく伸びました。
今後は、ロックダウンが続いていた中国でも販売が回復すると予想されています。そのため、今年8月までの年間の業績予想も過去最高の売上高を見込んでいます。
本日の株価
MARKET SPEED
過去最高の売上を発表したファーストリテイリング(9983)の本日の株価は、
前日比+2,570円、(+8.49%)現在値32,840円と大幅上昇に。
ここまで大きい銘柄がこんなに大きく上昇するのは稀だと思います。
実際にファーストリテイリングは2年ぶりの高値に。日経平均を1銘柄で250円以上押し上げたのでどれほどすごい値上がりかわかります。
ロキ兄さんが興味をもったニュース
トゥルイスト、MBSやエージェンシー債セールス・取引停止へ-関係者(ブルームバーグ)
米国の銀行持株会社であるトゥルイスト・ファイナンシャルは、主にノースカロライナ州において個人・地域向けサービスを提供するとともに、ジョージア州に大口企業向け統括拠点を持ち、商業銀行業、消費者金融、投資銀行証券業務など幅広いサービスを提供しています。
トゥルイストは、不動産ローン担保証券(MBS)とエージェンシー債、米中小企業庁(SBA)債のセールスとトレーディングを来年1月までに停止する予定であることが、非公開情報を持つ複数の関係者から明らかになりました。
また、この方針変更に伴い、トゥルイストはジョージア州アトランタとテネシー州メンフィスのオフィスで約80人を13日に削減したとも伝えられています。
トゥルイストは「トゥルイスト・セキュリティーズは当社にとっての機会を日常的に評価し、成長分野に投資するためビジネスを調整している。
2024年1月までに債券セールスとリサーチ、トレーディングビジネスの一部からの撤退を決めた。移行期間中は緊密な協力の下で顧客サポートを行う」と発表資料で説明しています。ただし、同社は人員削減に関するコメントを控えています。
次の銀行破綻は目前かも…?