本日も注目銘柄をゆる～く語っていきます。
注目銘柄！(2811)
概要
日本の食品・飲料・調味料業界において、カゴメ株式会社はその名を知らぬ人はいないほど、大手総合メーカーとして知られています。
カゴメ株式会社のブランド・ステートメントは、「自然を、おいしく、楽しく。」という言葉でビジョンや価値観を象徴しており、その取り組みが商品に反映されています。
カゴメは、6月にお得な株主優待が出る銘柄！
今回は、カゴメの歴史とこれまでの株価、株主優待についてご紹介します。
カゴメの歴史
1899年、創業者の蟹江一太郎氏は名古屋の農業試験場の佐藤杉右衛門氏からトマトの種子を譲り受け、トマトの栽培を始めました。最初は単なる試行錯誤でしたが、数年後にはトマトの収穫が豊作となり、余剰のトマトを保存する必要性に直面しました。そこで、トマトソースの製造に着手することを決意します。初めのうちは多くの困難に直面しましたが、1903年になってようやく国産トマトソースの製造に成功しました。
1906年、カゴメ株式会社は愛知県東海市の蟹江一太郎氏の自宅の裏に工場を竣工し、本格的なトマトソースの製造を開始しました。さらに1909年にはトマトケチャップとウスターソースの製造にも進出し、業績を上げるようになりました。その後もカゴメ株式会社はトマト加工事業で国内最大手としての地位を築き上げていきました。
カゴメ株式会社の創業者である蟹江一太郎氏は、大日本帝国陸軍を現役除隊する際、上官から「農業をやるなら、洋野菜をやりなさい」という助言を受けました。この助言が後に、まだ珍しい存在だったトマトの栽培を始めるきっかけとなりました。蟹江はこの上官からの助言に感謝し、その恩を忘れることはありませんでした。
当初、蟹江氏は陸軍の象徴である五芒星をカゴメの商標に使用しようと考えました。しかし、このイメージが陸軍と直結するため、許可されることはありませんでした。そこで、蟹江は商標を六角の星に改変しましたが、この形状も「星型は認められない」という理由で却下されました。
蟹江氏は商標のデザインに苦慮しましたが、ある日の収穫時に籠を編んでいるときの目（籠目）印に着目しました。そこで、三角形を二つ組み合わせた六芒星のデザインを考案しました。この六芒星は、籠目の形状を表現したものであり、収穫の象徴となる形として商標に採用されることとなりました。
1933年、カゴメ株式会社は国内初のトマトジュースを発売しました。この製品は同社の根幹を支える存在となり、現在まで継続して販売されています。さらに、カゴメ株式会社は1966年には世界で初めてガラス瓶ではなく合成樹脂製チューブにトマトケチャップを詰めた製品を発売しました。この革新的な包装形態は消費者に便利さを提供し、多くの人々に支持されました。
カゴメ株式会社は、企業と株主の関係をより一層深めるために、株主を大切にする姿勢を示しています。2001年からは、「株主10万人構想」という目標を掲げ、個人株主の獲得に力を入れてきました。
その結果、2011年3月時点での株主総数の約99.5%が個人株主となっています。この取り組みによって、多くの人々がカゴメ株式会社の成長をサポートし、共感を持って投資をしていることがうかがえます。
これまでの株価
次はこれまでの株価について確認していきます。
まずは長期的な視点となる月足5年チャートを確認します。
・５年間での高値が水色の線の約4,100円
・５年間での安値が赤色の線の約1,960円
５年間で見ると横ばい傾向で、現在の株価はかなり高い値段
次に中期的な視点となる週足1年チャートを確認します。
・１年間での高値が水色の線の約3,580円
・１年間での安値が赤色の線の約2,870円
１年間で見ると横ばい傾向で、現在の株価は高い値段
最後に短期的な視点となる日足3ヶ月チャートを確認します。
・3ヶ月での高値が水色の線の約3,580円
・3ヶ月での安値が赤色の線の約2,950円
3ヶ月で見るとやや上昇傾向で、現在の株価は平均と言えます。
長期的に見ても横ばい傾向で、大きな値上がり益を狙うには不向きな銘柄です。食品なので、人気・不人気や作物の豊作などで波が出やすいものの、長く見ると安定していると言えます。
優待狙いなら今の値段でも買っても良いかもという株価の水準です。
ボリンジャーバント－1σの3200円だったらかなり割安かと思います。
株主優待
カゴメは年1回、新商品や注力商品等の詰め合せを『株主優待』として株主に贈呈しています。
2019年より、半年以上継続して株式を保有して頂いた株主のみに優待がもらえます。
今から買っても2023年にもらえないので注意してください。
優待内容は、100株以上、1,000株未満で2,000円相当のカゴメ商品の詰め合わせ。
1,000株以上で6,000円相当のカゴメ商品の詰め合わせとなっています。
もう少し具体的に説明すると、2022年度の株主優待は
【2000円相当】
基本のトマトソース295g
じょうずに野菜 豚肉ときのこのトマト炒め煮用ソース200g
つぶより野菜195g
畑うまれのやさしいミルク まろやかソイ200ml
野菜一日これ一本Plus200ml
野菜生活100高知和柑極ミックス195ml
野菜生活100Smoothie ヨーグルトスムージー330ml
野菜生活100 オリジナル ラベルtoラベル 720ml
【6000円相当】
基本のトマトソース295g
じょうずに野菜 豚肉ときのこのトマト炒め煮用ソース200g
つぷより野菜195g
畑うまれのやさしいミルク まろやかソイ200ml
細うまれのやさしいミルク なめらかオーツ200ml
野菜一日これ一本Plus200ml
野菜生活100高知和村梅ミックス195ml
野菜生活100Smoothie ヨーグルトスムージー330ml
野菜生活100 オリジナルラベルtoラベル720ml
リコピンコレステファイン
とうもろこしのポタージュ（野菜だし） 140g/40
野菜生活100Smoothie シャインマスカット＆カベルネMix330ml
野菜生活100温果実ラ・フランスミックス195ml
畑を味わうポタージュ鹿児島かぼちゃ250g
野菜生活100シチリアレモンmix330ml
秋のフルーツこれ一本 赤ぶどう＆発酵白ぶどうブレンド200ml
欲しかったけど、今持ってないので2024年の優待を狙おうかと思います。
そのためには2023年12月27日（木）までに株を買って持ち続けないといけません！
今回の優待確定後の株価下落を狙うのが良いか
本日の株価
MARKET SPEED
6月優待銘柄第１弾のカゴメ(2811)の本日の株価は、
前日比-20円（-0.60%）現在値3,335円と小幅下落に。
日経平均がマイナスで多くの銘柄がマイナスとなっています。
半年以上保有しないと優待がもらえないのは残念ですが、来年に向けて買っておこうと思います。
