本日も株式市場の動向と注目ニュースをゆる~く語っていきます。
目次
本日(4/17)の日経225
本日の日経平均株価は、前日比+21円(+0.07%)の28,514円という結果でした
今日は44円高でスタートしました。このまま7日連騰本当に?と思っていましたが、順調には上がり続けず上がったり下がったりの相場に。
利益確定目的の売りが出て上値が伸びない状態です。
ドル円の円安ドル高で、自動車などの輸出株は上昇傾向にあるものの、米国株の影響を受けた半導体株が小幅に値下がりをしました。
後場に入っても、ファーストリテイリングの下落が重しとなりながら半導体株が下落から上昇へ。
本当に方向感がない相場となっています。
アメリカの大手銀行の決算が良く、日本の銀行株も上昇しました。
ただ材料としてのインパクトは小さく、日経を大きく上昇させるほどではなかったです。
それでも、7日連騰を達成しました。びっくりです!
注目銘柄!マネーフォワード(3994)
概要
株式会社マネーフォワードは、日本で金融系ウェブサービスを提供する企業です。
同社は、個人向けおよび法人向けにサービスを提供しており、その中には以下のようなものが。
個人向けサービスとして「マネーフォワード ME」「しらたま」「MONEY PLUS」
法人・個人事業主向けサービスとして、「クラウド会計」、「クラウド請求書」、「クラウド給与」、「クラウド勤怠」、「クラウド経費」など、
何らかで一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
今回は、マネーフォワードさんの歴史やサービス、最新情報を紹介していきます。
マネーフォワードの歴史
マネーフォワードは2012年5月に設立されました。まだ設立11年と比較的若い企業です。
『お金を前へ。人生をもっと前へ。』というミッションのもと、お金の見える化サービス『マネーフォワード ME』の提供を始めました。
国内初のFintech/SaaS(サース)企業として設立5年の2017年に東京証券取引所マザーズ市場に上場しました。
その後東証一部へ市場変更したのち、市場区分の見直しにともなって2022年にプライム市場へ移行しています。
創業者は辻 庸介(つじ ようすけ)氏で京都大学卒業後、ソニーに入社。マネックス証券に出港後に、マネーフォワードを創業しています。
デジタルと金融の第1線で活躍されてきたのでしょう。
ちなみに母方の祖父はシャープ2代目社長の佐伯旭(さえき あさひ)氏。伯父(父の兄)はシャープ3代目社長の辻晴雄(つじ はるお)氏と社長一家だそうです。
『マネーフォワード ME』とは?
マネーフォワード MEは、無料のオンライン家計簿、資産管理ツール。
銀行、クレジットカード、証券会社、年金、ポイント、マイルなどの情報を一度、登録するだけで、残高や支出の情報を自動で取り込み分析してくれます。
まとめづらい複数の口座残高を一括管理してくれたり、食費や光熱費などのカテゴリに自動で分類・グラフ化してくれます。
家計簿作成の簡単化やお金の見える化をしてくれます。
ですが有料プランのプレミアムサービスでも広告が多い、PayPay・楽天ペイ・メルペイとの連携ができない、夫婦でアカウント共有ができないなど改善点もまだまだありそうです。
それでも、1,280万人を超えるユーザーが利用するサービスとなり今後も拡大が期待できそうです。
『マネーフォワード クラウド』とは?
『マネーフォワード クラウド』は、個人事業主や中小企業に向けて、確定申告・会計ソフトからスタートしました。
現在では、銀行、クレジットカード、電子マネー、POSレジ、勤怠管理、人事労務手続きなど様々なサービスと連携することで、入力や仕訳を自動化してくれます。
副業解禁に伴い日本では、フリーランスの人口が増加しています。
2021年にはフリーランス人口が約600万人増加し1,670万人まで増加。
フリーランスの宿命と言えば確定申告ですが、
個人事業主が青色申告を行う際にも、『マネーフォワード クラウド』を使えば非常に簡単に申告することができます。
今後も利用者の増加が期待できますね。
マネーフォワードの最新情報
4月14日に2023年11月期第1四半期(12-2月)決算を発表しました。
連結売上高は、前年同期比43%増の67億9000万円となりました。
連結経常損益は16.7億円の赤字(前年同期は16.5億円の赤字)に赤字幅が拡大しました。
直近3ヵ月の実績である12-2月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の-34.4%→-23.9%に急改善となりました。
まとめると、売上がどの分野でも30%~60%近く上昇。
赤字も予想よりも少なくなっている状態です。
本日の株価
MARKET SPEED
決算発表のあったマネーフォワード(3994)の本日の株価は、
前日比+730円(+14.17%)現在値5,880円と大幅上昇に。
決算発表により売上の大幅な上昇が確認されたことと、
海外投資家が評価するEBITDAが-14億円予想から-7億円に改善したことが大きいと思います。