本日も株式市場の動向と注目ニュースをゆる~く語っていきます。
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本日(4/7)の日経225
本日の日経平均株価は、前日比+45円(+0.17%)の27,518円という結果でした。
今日は81円高でスタートしました。
前場の東京株式市場で日経平均は小幅に反発し、前日までの下落からの反発が期待されました。しかし、米国の景気懸念が根強く、上値は重くほとんど上昇せず。
日本時間の今晩21時半に発表される米雇用統計に注目が集まっています。
半導体関連株は総じてしっかりしていましたが、ディフェンシブ株は軟調で、「循環物色の様相」とみられています。
日本人にはあまり馴染みがないですが、イースター休暇で世界の多くの市場が休場となり、商いが薄い状況が続いています。
後場には週末を控えるうえ7日の米国市場が休場とあって、日本株も手じまい感で大きく動かず。
ロキ兄さんが興味をもった銘柄
壱番屋(7630)
壱番屋(7630)は、愛知県一宮市に本社を置くカレーハウスCoCo壱番屋を運営する大手カレーライス専門店チェーンです。
フランチャイズにより日本国内各地のほか、海外のアメリカ、中国、韓国、タイなど世界各国にも店舗を展開しています。
店名は「カレーならココ一番や!」から来ているとのこと。
もともとは創業者である宗次徳二(むねつぐとくじ)夫婦が営んでいた喫茶店で出していたカレーライスが好評だったことから、1978年にカレー専門店「カレーハウスCoCo壱番屋」を立ち上げました。
各メーカーのカレールーを試した結果、夫婦が選んだのがハウス製品であったことから、スパイス調合のリクエストなど、ハウス食品との付き合いも開店当初より始まったそうです。
ご飯の量やルーの辛さ、トッピングなどを客が選べる仕組みや、社員ののれん分けシステムを作り事業を拡大。
1987年には80店舗を超え、1998年には500店舗に達しました。2004年には1,000店舗を達成し、現在では国内外に1461店舗を持つビッグチェーンへと成長しています(2022年2月時点)。
そんな順調なカレーハウスCoCo壱番屋ですが、実は2015年にハウス食品グループの子会社になっています。
創業当時からハウス食品の資本が入っており、さらにスパイスなどの食材で両社には取引があったため非常に円満な買収となりました。
ハウス食品にとっては、海外展開をしていくうえで、「カレー体験」をしてもらうための場所としてカレーハウスCoCo壱番屋を必要としたようです。
カレー専門店TOPの壱番屋ですが、5日に2023年2月期決算を発表しました。
今期業績は売上高530億円(前期比9.8%増)、当期純利益28億8000万円(同13.4%増)と予想しています。
また、来年の2024年2月期の業績予想でも2ケタ増益を見込んでいることが明かになりました。
さらに発行済株式総数の0.06%にあたる2万株、金額で1億3000万円をそれぞれ上限に自社株買いを行うことも発表。
投資家にとっては、とても嬉しい決算発表となりました。
MARKET SPEED
そんな好決算の発表を受けて、壱番屋(7630)の本日の株価は、
前日比+30円(+0.58%)、
現在値5,160円と2日続けて年初来高値を更新しています。
業績が好調なことと、自社株買いが大きく評価された模様です。
ロキ兄さんが興味をもったニュース
ゴールドマン、米決算シーズンはパンデミック並みひどさ-利益率低下(ブルームバーグ)
ゴールドマン・サックス・グループのストラテジストらは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)以降で、近く始まる米国の決算シーズンが最悪となると予想しています。
彼らは、S&P 500種株価指数構成企業が2023年第1四半期に前年同期比で1株当たり利益が7%減少すると予測しています。
利益率は大幅に低下する見込みで、エネルギー、工業、一般消費財の3セクターのみが改善の兆しを示しています。
ストラテジストたちは、決算シーズン中に投資家が注目する4つの重要な領域があり、それは利益率見通し、AIの導入、現金使用の削減の証拠、中国経済再開による好影響の兆候です。
また、金融セクター混乱の影響は、景気感応度と地方銀行への依存度が高い中小企業の業績に大きく表れる可能性が高いと指摘しています。
4月終わりから5月頭にかけて下落トレンドが来るかもな~と思います。