本日も株式市場の動向と注目ニュースをゆる~く語っていきます。
目次
本日(3/27)の日経225
本日の日経平均株価は、前日比+91円(+0.33%)の27,476円という結果でした。
今日は97円高でスタートしました。
その後すぐにマイナスに。そこから上昇しつつも、始値をなかなか超えない展開に。
フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が下落して取引を終えたことから、日本株も指数寄与度の大きい半導体関連株が朝方から軟調でした。
後場にかけても上昇は続き、一時150円を超えました。
内需株やディフェンシブ株に買いが入り日経平均を押し上げました。
3月期末の配当取りを狙った買いや、低PBR(株価純資産倍率)株への物色もあり上昇基調にあるものの、金融不安の中でそこまで伸びない結果に。
ロキ兄さんが興味をもった銘柄
岡三証券G(8609)
岡三証券G(8609)は、日本の証券会社の1つであり、本社は東京都千代田区にあります。
1923年、三重県津市にて創業され設立以来80年以上の歴史があり、日本の証券業界で有数の老舗企業として知られています。
社名の由来は、創業者・加藤清治が三人兄弟であったことと、創業当時に支援を受けた人物の姓「岡副さん」からきているそうです。
岡三証券の特徴としては、金融商品のトータルソリューションを提供することが挙げられます。
お客様の問題を先取りして解決策を導いていく「ナビゲーション」から、具体的な解決策を実施・運用していく「ソリューション」までの一貫したサービスです。
投資銀行業務を中心に、企業の財務アドバイザリーやM&A、不動産投資など幅広い分野でのサービスを提供しています。
岡三証券グループは24日、2028年3月期までの新中期経営計画を策定し、期間中、株価純資産倍率(PBR)が1.0倍を超えるまで年10億円以上の自社株取得を継続的に実施すると発表しました。
PBRは、株式の投資評価指標の一つで、株価を一株当たりの純資産で割った値を指します。
PBRが高ければ割高、PBRが低ければ割安と判断することが多いです。
東証は今年春にもプライム・スタンダード市場を対象として、PBRが継続して1倍を割っている企業に改善に向けた取り組みや進捗状況の開示を要請する方針を示しています。
PBRが1倍以下になると、「会社が倒産したら持ってる株より大きい金額が返ってくる」というおかしな状態です。
これは株価が正常とは言えないので、東証は是正を行おうとしています。
参考までに、世界の平均PBRを見ていきましょう。
日本の平均PBRが約1.3倍。全世界で平均PBRが約2.5倍、先進国で平均PBRが2.7倍と日本の株価が企業の純資産に対して低めだとわかります。
今後もPBR是正のための自社株買いが続くのではないでしょうか。
MARKET SPEED
発表を受けて岡三証券G(8609)の本日の株価は前日比+80円(+19.95%)
現在値481円とストップ高に。
岡三証券のPBRが現在0.47倍ですので、単純に考えて株価が800円を超えるくらいまでは自社株買いを行うということです。
一見良さそうに思えますが、PBRが1倍を大きく割り込む企業は銀行や証券業界が多いです。
ロキ兄さんが興味をもったニュース
中国に対し早期解放を強く要求、50代の邦人男性拘束で松野官房長官(ブルームバーグ)
松野博一官房長官は27日午前の定例会見で、中国当局が邦人男性1人を国内法違反の疑いで拘束したことを明らかにしました。
アステラス製薬は、拘束された男性が同社の社員であることを確認しましたが、詳細は不明です。
日本政府は中国当局に対し、邦人保護の観点から早期解放を求め、大使・領事面会の実施と関係者との連絡を行っています。アステラス製薬は外務省を通じて情報収集をしていくと述べました。
急にこのような報道が入ると、岸田さんのウクライナ訪問の報復かな?と考えてしまいます。
戦争が始まって1年が経ち、緊張感が薄れていましたがウクライナ、ロシア以外の国でも緊張感が高まりつつあるみたいです。
邦人男性の無事をお祈りしています。