こんにちは、『えすふぁみ☆家族で株投資』です。
土曜日は「子どもとお金」をテーマに、家庭でできるマネー教育をお届けしています。
最近、こんな相談をよく聞きます。
「おこづかい、月払いじゃなくて“年払い”にしたらどう思います?」
ドキッとしますよね。
でも実はこの**「年払い」**、
子どもの金銭感覚を一気に育てる“強力な教材”にもなり得るのです。
目次
1. 年払いにすると、いくら渡すことになる?
まずは現実を、数字で見てみましょう。
● 2025年の平均的なおこづかい相場
小学校低学年:月800円前後
小学校高学年:月1,500円前後
中学生:月3,000円前後(部活・交際費込み)
これを年払いに換算すると——
小学校高学年:年間 約18,000円
中学生:年間 約36,000円
この**“まとまった金額”をどう扱うか**。
ここが、年払いおこづかいの最大の見せ場です。
2. 年払いで分かる「お金の性格診断」
年払いをすると、
子どものお金の性格が驚くほどハッキリ見えてきます。
● タイプ①「秒で使うタイプ」(散財型)
もらったその日、あるいは数日で——
「もうなくなった!」
というケース。
心理の正体
「今ほしい」が最優先
未来のことは考えられない
お金=使うもの、という認識が強い
一見、最悪に見えるこの失敗。
でも実は——
教育の本質はここ
なぜ使い切った?
何が一番ムダだった?
次はどう分ければよかった?
この親子の対話こそが、金融教育のど真ん中です。
● タイプ②「怖くて使えないタイプ」(貯め込み型)
一方で、年払い金額を見てフリーズする子もいます。
「……減るのが怖い」
実際、65%以上の子どもが
「貯金」を使い道に挙げるというデータもあります。
一見優秀。でも注意点も
お金を守る力は高い
でも「使う経験」が極端に少ない
経験・学び・人との時間。
それらを生むお金を**“育てる”**視点が欠けてしまうこともあります。
3. 年払いを成功させる「3つの仕組み」
年払いは、
渡した瞬間がゴールではありません。
ここからが本番です。
①「3つのお金の箱」で分ける
年払い金額を、そのまま渡さず、最初に分けます。
🟡 使うお金(消費)
🟢 貯めるお金(貯金)
🔵 育てるお金(学び・投資・経験)
年払いだからこそ、
バランス感覚を一気に学べます。
②「5分待つ」+ Want / Need
衝動買い防止の基本ルール。
「買いたいと思ったら、5分待つ」
そして、必ずこの質問。
このワンクッションが、
“秒で使うロケット噴射”を防ぎます。
③ 12か月分の「見える化」
おこづかい帳やアプリで、
12か月分の残高を見える化します。
夏休みやクリスマスに影響するよね?」
このとき、子どもの中に
**“未来を予測する力”**が芽生えます。
4. 失敗は「安上がりな練習」
もし——
3日で全部使い切ったとしても。
それは、
「大人になってから致命的な失敗をする前の、安上がりな練習」
数万円で学べるなら、
むしろコスパは最高です。
5. おこづかい年払いは「ロケット実験」
おこづかいの年払いは、
1年分の燃料を積んだロケットを渡すようなもの。
一気に噴射して燃え尽きる子
怖くて点火できない子
親の役割は、
操縦を代わることではありません。
燃料の配分を教え
不時着したら一緒に振り返り
もう一度、再出発を支える
それだけです。
まとめ|目的は「金額」ではなく「練習」
おこづかい年払いの目的は、
「たくさん渡すこと」ではありません。
考える
失敗する
振り返る
もう一度やってみる
このお金の練習を通して、
子どもは少しずつ“自立”に近づいていきます。
年払いは、勇気がいります。
でもその分、得られる学びも大きい。
さて、あなたの家では——
ロケットの燃料、どう配分しますか?

















