本日も株式市場の動向と注目ニュースをゆる~く語っていきます。
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本日(3/7)の日経225
本日の日経平均株価は、前日比+71円(+0.25%)の28,309円という結果でした。
今日は約35円安と小幅に反落してスタートしました。その後はプラス転化し、一時で160円高までなりました。
東証株価指数(TOPIX)も上昇し、2022年1月5日に付けた昨年来高値(2039)を上回りました。
前日の米国市場では米長期金利の上昇を嫌気する形でハイテク株比率の高いナスダック総合が下落し、東京市場でも指数寄与度の高い半導体銘柄が軟調に推移しました。
直近の日本株の一方的な上昇を受けて「持たざるリスク」が意識され、短期志向の投資家から株価指数先物に買いが入ったようです。
一方、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言など重要イベントを控える中で、取引が控えめになっているという見方もあるようです。
最終的には、3日続伸で終了しました。
ロキ兄さんが興味をもった銘柄
冨士ダイス(6167)
冨士ダイス(6167)は、1949年に創業された超硬合金製の耐摩耗工具・金型の製造販売を行う会社です。
耐摩耗工具の出荷額は市場シェア3割を占め、長年にわたり国内トップを誇っています。
冨士ダイスは特定の系列に属さない独立系の企業のため、輸送用機械や鉄鋼、電機・電子部品などさまざまな業界や企業と取引できる強みがあります。
冨士ダイスは汎用の超硬合金に比べタングステンとコバルトの含有量を9割削減した合金を開発しました。タングステンは、非常に硬く重い金属で工具の材料や戦車の装甲に使われています。
超硬合金に使用されるタングステンは、一般的に約8割ほど。今回冨士ダイスが開発した合金はタングステンが1割以下になるということです。
今回の開発により、産出量の80%を中国が占めているタングステンの使用を抑え、地政学リスクに影響されずに安定供給が可能になります。
参考までにタングステンの価格を見てみましょう。
2012年1月からのデータを見ると、1キロあたり4000円〜6000円と価格が変動しています。2019年9月に3,129円/kgと価格が下がることもあれば、2022年10月には7,126円/kgと大きく価格が上下しています。
またコバルトも、電気自動車のリチウムイオン電池向けの主材料として今後か価格が高騰する恐れがあります。
冨士ダイスは新合金が地政学リスクや価格高騰にさらされにくいとみており、リスクが顕在化した際には汎用合金の代替品になると予想しています。
新開発の合金は、硬さと欠けにくさを汎用超硬と同等程度とし、重さはほぼ半分。
回転工具に使えばモーターの負荷軽減による電力削減や、回転数の増加による生産性向上が見込めます。
製品化の段階に入っており、今年の4月から発売するとの発表を行いました。
![](https://sakodgs.online/wp-content/uploads/2023/03/スクリーンショット-2023-03-07-14.24.56.png)
MARKET SPEED
そんな新合金の報道を受けて冨士ダイス(6167)の
本日の株価は、前日比+150円 (+19.26%)
929円とストップ高でした。
ニュースが出たのが3/5(日)の13:10でしたので、情報取集していれば今回の大波に乗れたかもしれないとしょんぼり。
超硬合金は中国一国に依存してるので、世界の現状を打破するにはレアメタル代替の新素材に期待大!と思います。
ロキ兄さんが興味をもったニュース
1月の実質賃金4.1%減、8年8カ月ぶり下落率-歴史的物価高響く(ブルームバーグ)
1月の毎月勤労統計調査(速報)によると、物価変動の影響を除いた実質賃金は前年同月比4.1%減少しました。消費税率が8%に引き上げられた直後の2014年5月(4.1%減)以来、8年8カ月ぶりの減少率となったと厚生労働省が7日発表しました。
実質賃金の減少は10カ月連続。消費者物価の歴史的な伸びに賃金が追いついていない状況が続いている。
名目賃金にあたる1人当たりの現金給与総額は同0.8%増の27万6857円と13カ月連続のプラス。ただ、ボーナスや物価高対応の一時金などで26年ぶりの高い伸びだった昨年12月(4.1%増)からは鈍化し、同年1月(1.1%増)以来の低い伸びでした。
名目賃金の鈍化について厚労省は、賃金の水準が低く、労働時間も短めのパートタイム労働者比率が前年同月比で伸びたことが、「就業形態計で見ると押し下げ要因になる」と説明しました。同比率は0.46ポイント上昇の31.86%でした。
物価高に対して賃金上昇が追いついてないので、庶民は貧しく感じます。
卵とか牛乳が高いな~と思う今日この頃。投資の勉強がんばって収入増やしたいと思うロキ兄さんでした。