本日も注目銘柄をゆる~く語っていきます。
注目銘柄!積水ハウス(1928)
概要
積水ハウス株式会社(せきすいハウス)は、大阪府に本社を構え、日本の住宅メーカーとして名を馳せる企業です。
この企業は、大手ハウスメーカーでも初めて年間売上1兆円を達成した実績があります。
今回は、積水ハウスの歴史と事業内容、決算情報やチャート分析をご紹介します。
積水ハウスの歴史
積水ハウスの歴史は1960年に始まりました。この年、積水化学工業株式会社はハウス事業部を設立し、住宅分野への進出を果たしました。その後、積水ハウス産業株式会社が資本金1億円で設立され、上野次郎男氏が取締役社長に就任しました。
1961年には、宅地建物取引業者登録(大阪府知事登録(1)第6714号)が行われ、積水ハウスの住宅販売が正式に認められました。同年、セキスイハウスB型が発売され、新しい住宅モデルが市場に登場しました。さらに、メータモジュールやアルミサッシが採用され、住宅の性能とデザインが向上しました。
1977年には、Pro-Renta Haus-u. Wohnungsvermietung,s G.m.b.H.が設立され、海外での賃貸住宅事業へ進出しました。さらに、3月には株式がGBC(包括無記名証券)の形で西ドイツ・フランクフルト証券取引所に上場し、国際市場でも存在感を示しました。
1981年には、EDR(欧州預託証券)形式により、ルクセンブルク証券取引所に上場し、国際的な投資家にも株式を提供しました。
1984年には、独自の外壁材「ダインコンクリート」が開発され、コンクリート住宅「ISフラット」および鉄骨戸建住宅「クレフォート」が発売されました。これらの新製品は、高い品質と耐久性を提供し、積水ハウスのリーダーシップを強化しました。
2000年には、低層賃貸住宅を「シャーメゾン」としてブランド名統一し、賃貸住宅事業において一貫性のあるブランディングを実現しました。
2001年には、積水ハウスの累積建築戸数が150万戸に達し、その実績が認められました。
2016年には、鴻池組の親会社である鳳ホールディングス株式会社を持分法適用関連会社とし、協力体制を強化しました。また、「なでしこ銘柄」に4回選出され、連続して3年間選出されました。
積水ハウスの歴史は、これまで数十年にわたって、革新的な住宅モデルの開発、国内外での成功、そして多角化した事業展開に満ちています。
引用:https://www.sekisuihouse.co.jp/company/info/history/
事業内容
積水ハウスグループの事業領域は、”住”を起点にした6つの柱で持続的な成長を実現しています。以下はそれぞれの事業の詳細です。
請負型ビジネス
戸建住宅事業: 戸建住宅の設計、施工、および請負。
賃貸住宅事業: 賃貸住宅、医療・介護施設、商業施設、ホテルなどの非住宅の設計、施工、および請負。
建築・土木事業: 建築と土木工事を行う事業。
ストック型ビジネス
リフォーム事業: 住宅のリフォームとリノベーションを提供。
不動産フィー事業: 不動産の転貸借、管理、運営、仲介などを行う。
開発型ビジネス
分譲住宅事業: 住宅や宅地の分譲、分譲宅地に建設する住宅の設計、施工、および請負。
マンション事業: マンションの分譲。
都市再開発事業: オフィスビル、商業施設などの開発、保有不動産の管理と運営。
これら3つの柱を国内・国外でそれぞれ持っています。これらの事業領域を通じて、積水ハウスグループは”住”に関連する幅広い分野で事業を展開し、持続的な成長を実現しています。
引用:https://www.sekisuihouse.co.jp/company/info/business/
最新の決算
積水ハウスは9月7日に第2四半期決算を発表しました。
『日本の戸建住宅市場が厳しい状況を抱える中、鴻池組と積水ハウス不動産グループは独自の戦略を展開し、市場において底堅い需要を確保し、好調な業績を維持しています。
積水ハウス不動産グループは、高品質な物件管理を徹底し、高水準の入居率の維持や賃料水準の向上を実現しています。さらに、優良な土地の積極的な仕入れと、土地取得から検討中の顧客への拡販に力を入れており、特に住宅用地を中心とした不動産販売が好調です。
また、3つのブランド戦略を推進しており、それぞれのブランドで異なるニーズに対応しています。また、高付加価値の物件、例えば「シャーメゾンZEH」などを供給することで、市場で注目を浴びています。これにより、多様な顧客層に対応し、需要の幅広い確保に成功しています。』
第2四半期業績/ 見通し
売上高: 1兆4624億円 (+2.7%)/ 3兆800億円 (+5.2%)
営業利益: 1,249億円 (△14.7%) / 2,650億円 (+1.3%)
経常利益: 1,252億円(△15.2%)/ 2,590億円 (+0.7%)
純利益: 924億円 (△11.1%) / 1,930億円 (+4.6%)
引用:https://www.sekisuihouse.co.jp/company/financial/library/info/
チャート分析
MARKET SPEED
週足10年チャートを確認すると、下は1,150円から上は3,160円の範囲で推移しています。
2020年から現在まで長く非常に緩やかな上昇トレンドが続いており、株価は2倍近くまで上昇しています。
テクニカル指標で見るとRSIは標準、ボリンジャーバンドも標準を示しています。
ストキャスは低い値でシグナルなし。
パラボリックは10月頭から下落トレンドを示しています。
一目均衡表の雲がやや下にあり、調整の下げがあっても200円程度かと思います。