本日も注目銘柄をゆる~く語っていきます。
注目銘柄!伊藤忠テクノソリューションズ(4739)
概要
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は、コンピュータ、ネットワーク、アプリケーションによるコンサルティングからシステムの開発、運用・保守、管理、アウトソーシングまで、トータル・ソリューションの提供を行うシステムインテグレーター(ユーザー系)です。
伊藤忠商事グループの主要子会社であり、JPX日経インデックス400の構成銘柄の一つでもあります。
今回は、伊藤忠テクノソリューションズの歴史と事業内容、最新の決算やチャート分析をご紹介します。
伊藤忠テクノソリューションズの歴史
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は、その歴史において多くの変遷を経て、成長と進化を遂げてきました。
1972年 CTCの原点となる企業、伊藤忠データシステム株式会社が設立されました。
1979年 別の企業としてハミルトン・アブネットエレクトロニクス株式会社が設立されました。
1985年 ハミルトン・アブネットエレクトロニクス株式会社が、商号を伊藤忠マイクロニクス株式会社に変更されました。
1986年 さらなる変化を経て、社名が伊藤忠テクノサイエンス株式会社に変更されました。
1989年 伊藤忠テクノサイエンス株式会社が、伊藤忠データシステム株式会社を吸収合併、両社の統合が行われ一つの企業となりました。
1999年 成長を遂げたCTCは、1999年に東証一部に上場しました。
2006年 CRCソリューションズとの合併により、商号が現在の伊藤忠テクノソリューションズ株式会社に変更されました。
2017年 CTCは、さらなる事業拡大と多様化を図るため、CTCライフサイエンス株式会社を吸収合併しました。
CTCの歴史は、技術の進化と事業の拡大に対する果敢な挑戦の連続であり、今後も変化し続ける先進的な企業としての地位を築いています。
事業内容
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、長年にわたる変化への挑戦と努力によって、進化の速いIT技術を常に把握し、数々の斬新なソリューションを生み出してきました。その総合力により、CTCグループはあらゆる産業分野に対応できるオールマイティなシステム構築力を身につけています。
CTCのビジネスモデルは、幅広いコンサルティングサービスから始まります。豊富なシステム構築経験を元に、ITライフサイクルの全領域をシームレスにサポートし、お客様の業界動向を素早く把握し、深くニーズを掘り下げて最適な解決策を導き出します。
また、CTCは産業別に特化したソリューションも提供しています。通信/放送、金融/保険、商業/運輸、製造等、さまざまな業種に特有の課題解決にCTCは高度な専門知識と経験を持ち、お客様と共に問題解決に挑戦し続けてきました。その結果、業種横断的に活用できるソリューションも生み出されています。
伊藤忠商事の公開買付け
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は伊藤忠商事による公開買い付け(買収)されることが決定しました。
書面を要約すると、
『公開買付者は、当社の株券等を取得及び所有することを目的として、2023年7月18日に設立された、伊藤忠商事が100%を出資する合同会社です。ただし、現時点では公開買付者は当社の株式を所有していません。
一方、公開買付者の親会社である伊藤忠商事は、現在当社の株式の61.24%に相当する141,601,600株を所有しており、当社を子会社としています。
公開買付者は、2023年8月2日に行われる一連の取引の一環として、当社を非公開化することを目的とし、そのために当社の株式を全て取得することを決定しました。この本公開買付けにおける当社株式の買付け価格は1株あたり4,325円となっています。』
ちなみに当初3,800円の買付価格にしようとしてCTCにNO!とされたようだよ
そこから何回か価格交渉して今の価格に落ち着いたみたい
チャート分析
MARKET SPEED
週足10年チャートを確認すると、下は750円から上は4,400円の範囲で推移しています。
下値で切り上げで典型的な右肩上がりの銘柄でした。
業績も年々着実に上昇している優良な企業です。
テクニカル指標で見るとRSIは高め、ボリンジャーバンドも非常に高値圏を示しています。
ストキャスは高値ラインへ、パラボリックは3月から上昇トレンドのままです。
買付価格が1株あたり4,325円なので、そこを抵抗線に後はマネーゲームになるかな?というところです。