本日も注目銘柄をゆる~く語っていきます。
注目銘柄!ローソン(2651)
概要
株式会社ローソンは、日本のコンビニエンスストアチェーンであり現在では三菱商事の子会社として三菱グループに属しています。
ローソンはセブンイレブン・ジャパン、ファミリーマートに次ぐ日本国内店舗数3位(2019年時点)であり、1997年には業界で初めて全ての都道府県に出店しました。
今回は、ローソンの歴史と事業内容、最新の決算やチャート分析をご紹介します。
ローソンの歴史
ローソンの歴史はアメリカ合衆国にまで遡ります。1939年、酪農家のJ・J・ローソンがオハイオ州で酪農を始め、乳製品工場でミルクを販売する店を開業しました。
ここからローソンズ・ミルク・カンパニーとして成長し、オハイオ州を中心にチェーン店を展開するまでになりました。しかし、1959年にコンソリデーテッド・フーズに買収されることとなり、新たな展開が始まりました。
1960年代から1980年代半ばまで、ローソンのコンビニエンスストアはオハイオ州でよく見られる存在でした。主に牛乳、パン、卵、オレンジジュースなどの日常の食品を提供していました。
しかし、1985年にコンソリデーテッドはサラ・リーと社名を変更しました。ほぼ同時期に、米国内のローソンの店舗は小規模なコンビニエンスストア・チェーンであるデイリー・マートに売却されました。デイリー・マートは本社をオハイオ州カイヤホガフォールズに移し、ローソンの店舗名をデイリー・マートとして17年間にわたってチェーン店を運営しました。
一方、日本では株式会社ダイエーが1975年よりローソンのチェーン展開を行いました。ダイエーによる積極的な経営戦略により、ローソンは日本国内で急速に成長し、コンビニエンスストア業界での地位を確立しました。そして現在では三菱商事の子会社として三菱グループに属しています。
また、「ローソンプラス」と「ローソンストア100」という異なるブランドを展開することで、地域のニーズに合わせた商品構成を提供しています。
ローソンの成功は、地域密着の経営戦略や新鮮な食材の提供などによるものであり、今後もさらなる成長が期待されます。
事業内容
ローソングループは、多様な事業展開を通じてお客様のさまざまなニーズに寄り添っています。ローソンをはじめとするコンビニエンスストア事業や、エンタメ関連の事業、さらには金融サービスなど、幅広い分野でサービスを提供しています。今回は、ローソングループの主な事業を紹介します。
LAWSON(ローソン):
ローソンは1975年に設立され、現在は国内外に約20,000店舗を展開するコンビニエンスストアです。お客様の日常に寄り添う商品やサービスを提供しており、店内で調理されたお弁当や健康に配慮したパンや総菜、スイーツなどが人気です。ローソンはお客様の生活を便利にするだけでなく、地域との連携や新しい取り組みにも積極的に取り組んでいます。
LAWSON ENTERTAINMENT(ローソンエンターテイメント):
ローソンエンターテイメントは1992年に設立され、音楽、スポーツ、演劇、レジャー施設、映画などの各種イベントチケット販売事業やエンタメツアーの企画・販売事業、音楽・映像ソフト、書籍、グッズなどのエンタメ物販サービス事業を展開しています。幅広いエンタメ関連のサービスを提供することで、お客様のエンターテイメント体験を豊かにする役割を果たしています。
LAWSON STORE 100(ローソンストア100):
ローソンストア100は2013年に設立され、関東・中京・近畿エリアに約650店舗を展開しています。生鮮食品や日配食品、調味料など、毎日の食に必要な商品を中心に品揃えしているコンビニエンスストアです。スーパーに近い商品ラインナップを提供することで、お客様の食品のニーズに応えています。
LAWSON BANK(ローソンバンク):
ローソンバンクは2016年に設立され、全国13,500台超のローソン銀行ATMを通じたATMサービスの提供を主力事業としています。預金やクレジットカードの提供だけでなく、ATMの事業基盤を活用した決済アプリへのチャージサービスなど、生活者のニーズに寄り添った金融サービスを拡充しています。ローソンバンクのサービスは、お客様の便利なライフスタイルをサポートしています。
ローソングループの目指すのは、お客様の様々なニーズに応え、地域とのつながりを大切にすることです。今後もローソングループは、お客様の生活を豊かにするために新たな取り組みを展開し、成長を続けることでしょう。
最新の決算
ローソンは7月11日に第一四半期決算を発表しました。
ローソングループは、新型コロナウイルス感染症のアフターコロナへの移行を受けて、中期経営ビジョン「ローソングループ Challenge 2025」の実現に向けて取り組んでいます。第1四半期の連結業績も、グループ全体での施策推進や持続的な成長への取り組みが功を奏し、堅調に推移しています。
売上高:2,641億円(+11.9%)
営業利益:262億円(+63.9%)
経常利益:240億円(+73.4%)
純利益 161億円(+92.1%)
第1四半期の連結業績が堅調に推移しています。アフターコロナへの移行に伴い、中期経営ビジョンの実現に向けた取り組みが成果を上げています。
補足資料を確認しても、売上が伸び利益が上昇していますが、販管費(費用)がほとんど上昇していないので最終的な利益が大きく上昇した模様です。
今後の見通しについては今回の決算で発表されませんでした。
通期目標に対する進捗率を計算すると、売上高が約25%、経常利益が約41%、純利益が約55%の進捗率となりました。
チャート分析
MARKET SPEED
ローソンは小売業の銘柄で、自社の成長予想(店舗が増える、閉店するなど)が比較的わかりやすいです。
週足10年チャートから確認すると、5年間で下は4,000円から上は10,000円の範囲で推移しています。
2016年をピークに大きな下落トレンドとなっていますが2022年を底に現在では6,000円を超えています。
これまでは長期で持つにはあまり適していませんでした。
短期のチャートを見ると今は平均的な株価です。
第一四半期の決算が非常に良かったので、第二四半期も良ければ一気に期待ができる銘柄。
株価が大きく上がる銘柄かも…今後に大注目!