注目銘柄

「感動を・ともに・創る」多彩な製品ラインナップを誇るヤマハ(7951)

ロキ兄
ロキ兄
こんばんは、ロキ兄さんです。

本日も注目銘柄をゆる~く語っていきます。

注目銘柄!ヤマハ(7951)

概要

ヤマハ株式会社は、静岡県に本社を置く、楽器や半導体、音響機器(オーディオ・ビジュアル)、スポーツ用品、自動車部品、ネットワーク機器の製造発売を手がける日本のメーカー。

1969年にピアノ生産台数で世界一となり、販売額ベースで現在でも世界首位です。

今回はヤマハの歴史と事業内容、決算情報とチャート分析についてご紹介します。

リコ
リコ
ピアノと言えばヤマハだよね!

ヤマハの歴史

ヤマハの歴史は、1887年に山葉寅楠(やまば とらくす)氏が浜松尋常小学校でオルガンを修理したことから始まります。オルガンの修理に成功した寅楠は翌年、日本初の本格的なオルガンを製造することに成功しました。

1889年には山葉風琴製造所を設立し、その後共益商社楽器店との関係を持ちながらオルガンの製造と販売を行っていきました。しかし、一度は会社を解散するものの、河合喜三郎氏との共同経営によって山葉楽器製造所を設立。1897年には日本楽器製造株式会社に改組され、同社の礎が築かれました。

1945年の終戦から2か月後の10月、ヤマハはハーモニカやシロフォンの製造を再開し、1947年にはピアノの製造も再開しました。そして1949年には東証1部に上場を果たしました。

1960年代に入ると、ヤマハは管楽器や打楽器の製造に進出し、また財団法人ヤマハ音楽振興会を発足させ、全日本LMCや作曲コンクールの開催などを通じて音楽演奏の普及を図りました。

ロキ兄
ロキ兄
楽器と言えばヤマハ以外に知らないくらい有名だよね

さらに、ヤマハは楽器以外の分野にも進出。1954年にはYA-1という二輪車を製造し、1955年には二輪車部門を独立させてヤマハ発動機株式会社を設立しました。

父
昔、YAMAHAのバイク欲しかった

ヤマハは、日本電気との共同開発によってトランジスタの技術を獲得し、これを発展させてIC工場を建設。ICやLSIの開発・製造に取り組み、音楽ミキサーやエレクトーン、電子ピアノなどの電子楽器をはじめ、他の機器にも進出していきました。

1983年には、MSX規格のパソコンを発売。MSX2、MSX2+、MSXturboRといった規格でヤマハのVDP(Video Display Processor)やFM音源が採用されました。これにより、ヤマハの技術はパソコンやゲーム機といった分野にも広がっていきました。

2005年にはスタインバーグやベーゼンドルファーなど、音楽関連の企業を買収し、業界での地位を強化しました。

2018年には企業ミュージアム「イノベーションロード」を開設し、過去から現在までの製品を展示。ヤマハの歴史と進化を体感できる場を提供しました。

ヤマハはこれまでの経験を活かし、革新と挑戦を続け、次なる展望に向かって歩み続けています。

事業内容

ヤマハ株式会社グループは、楽器、音響機器、部品・装置/その他という3つの領域で幅広い事業を展開し、世界中でその名を知られる企業として存在感を示しています。

楽器事業

グループの主力事業の1つである楽器事業は、幅広い楽器の製造・販売から音楽教室の運営、音楽・映像ソフトの制作・販売など、多様なアプローチで音楽愛好家のニーズに応えています。

リコ
リコ
ドレミファソーラファ ミ・レ・ド♪
ロキ兄
ロキ兄
ヤマハ音楽教室〜ってCMはよく流れてたなぁ

この事業は、初心者からプロフェッショナルまで幅広い層に向けた製品とサービスを提供し、その品質と革新的なアプローチで多くの音楽家や愛好家から高い評価を受けています。アーティストとの緊密な協力やグローバルなネットワークを通じて、音楽文化の発展に貢献しています。

音響機器事業

音響機器事業は「音・音楽」を中心に、デジタルとアコースティックの両面で培った技術を活用して、業務用から個人向けまで幅広いソリューションを提供しています。

業務用音響機器、音楽制作機器・ソフトウェア、AV機器、業務用通信カラオケ、さらにネットワーク機器、音声コミュニケーション機器など、多岐にわたる分野での製品提供を行っています。音楽や音響体験の向上を追求し、革新的なテクノロジーを活かした製品を提供しています。

リコ
リコ
ヤマハのワイヤレスイヤホン持ってる!

部品・装置事業ほか

部品・装置事業では、電子デバイス、自動車用内装部品、FA(Factory Automation)機器などを提供しています。

また、ゴルフ用品事業やリゾート事業でも、ヤマハが楽器の製造・販売を通じて培った技術やノウハウを生かし、高品質な製品とサービスを提供しています。ヤマハの広範な経験と感性が、これらの事業においてもお客様の満足を追求し続けています。

 

ヤマハ株式会社グループは、多様な分野での事業展開を通じて、音楽や技術の進化をリードし、世界中で人々に楽しさと感動を提供しています。

最新の決算

ヤマハは8月2日に第1四半期決算を発表しました。

『DP(デジタルピアノ)の販売減少により売上が減少しました。一方で、ピアノの売上は前年の中国ロックダウンに対する需要の増加により増収となり、電子楽器はエントリーモデルの需要が回復したことで増収となりました。

管弦打楽器は需要が堅調であったものの、前年の1Qの過去最高売上には届かず、売上は減少しました。ギター部門ではエレキギターの需要が好調に推移し、コルドバ社の加入により増収となりました。』

売上高:1,061億円 (+0.3%)

営業利益:66億円 (-39.2%)

経常利益:100億円(-20.2%)

純利益:67億円 (-21.7%)

法人向け需要が旺盛であり、エンターテイメントや設備市場の活況により売上が増加しました。一方で、個人向け需要が低迷し、その結果売上が減少しています。

ロキ兄
ロキ兄
利益がかなり下がっているね。これは見通し通りになるのはキツイんじゃないかな

また、今後の見通しについては修正があり以下のようになっています。

売上高が約+4.1%、営業利益が約+7.6%、経常利益が約+4.8%、純利益が約+0.8%となっています。

チャート分析

MARKET SPEED

リコ
リコ
株価高いんだね

週足10年チャートを確認すると、下は1,1000円から上は7,450円の範囲で推移しています。

かなり値幅が大きい銘柄です。

2021年に高値をつけたところから長期目線で下落していました。

今回の決算も円安効果で大きくプラスになる期待がありましたが、デジタルピアノなどの売上減でむしろマイナスに。

決算を受けて大きく下がっているようです。

 

テクニカル指標で見るとRSIはかなり低い値、ボリンジャーバンドも非常に安値を示しています。

ストキャスは非常に低い値で下げ方向、パラボリックは7月から下落トレンドを示してます。

一目均衡表の雲は現在株価の上にきてしまっているので、そこ(5,000円近く)が抵抗になりそうです。

ロキ兄
ロキ兄
業績がなかなか良くないよなぁ…

 

ロキ兄
ロキ兄
※投資は自己責任でお願いします。

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