目次
今の日本の金利、どうなってるの?
リコ
「金利が上がっている」ってよく聞くけど、そもそも今の金利って何%なの?
ロキ兄
日本銀行(日銀)が決める「政策金利」が基準になるんだけど、2026年4月時点では0.75%に据え置かれているよ。ただし市場では「次の6月会合で0.25%の利上げがある」と高い確率で予想されているんだ。
母
住宅ローンに直接影響する「変動金利」はどう?
ロキ兄
変動金利はかつて0.3〜0.4%台だったのが、今は0.8〜0.9%台が新しい標準になっているんだよ。さらに10年固定金利は3%に迫る水準まで上がってきていて、「金利のある世界」が完全に戻ってきた感じ。
父
長期金利は先週、29年ぶりの高水準をマークしたばかりだ。1990年代以来ということを考えると、時代が大きく変わっていることがわかる。
リコ
29年ぶり…!私が生まれる前からずっと低かった金利が、今ようやく上がってきているってこと?
ロキ兄
そう。だから「金利が上がる」という感覚が日本人にはまだピンとこない人が多い。でも今まさにその変化が起きているから、仕組みを知っておくことがとても大事なんだよ。
「金利が上がる」ってそもそもどういう意味?
まずは基本から整理しましょう。「金利」とは、お金を借りたり貸したりするときにかかる「お金のレンタル料」のようなものです。ロキ兄
レンタカーで例えてみよう。1日1,000円で借りられた車が、急に1日3,000円になったとしたら?
リコ
ロキ兄
金利上昇でわが家への3つの影響
「金利が上がる」ことは、家庭の生活に3方向から影響します。順番に整理しましょう。影響①:住宅ローンの返済額が増える可能性
母
変動金利で住宅ローンを組んでいるご家庭は要注意よね。金利が上がると毎月の返済額が増えることがあるわ。
ロキ兄
たとえば3,000万円を変動金利0.4%で借りた場合と0.9%で借りた場合では、35年返済の月々の支払額がざっくり5,000〜8,000円くらい変わってくる。さらに今後も利上げが続けば、その差は広がるんだ。
リコ
月5,000〜8,000円って、年間で6〜10万円も違うじゃん!それは大きいね。
父
変動金利で借りている人は「固定金利への借り換え」も選択肢になる。ただし固定金利はすでに3%に迫っているため、どちらが有利かはシミュレーションが必要だ。FPへの相談も検討に値する。
影響②:株価が下がりやすくなる(特にグロース株)
リコ
先週の日経平均急落も「金利上昇が原因」って言ってたけど、なんで金利が上がると株価が下がるの?
ロキ兄
これも「レンタル料」の話に戻るよ。企業は成長するためにお金を借りて投資をする。金利が上がると借りるコストが増えて、将来の利益が目減りする。だから株の評価額も下がりやすくなる。
母
特に「今は赤字だけど将来は大きく成長する」というグロース株・AI関連株は影響を受けやすいのよ。将来の利益を現在の価値に換算する計算で、金利が高いほど今の評価が低くなってしまうの。
父
一方で銀行株や保険株は金利上昇で利ざやが広がるため、業績が改善しやすい。「金利上昇局面では金融株が強い」とよく言われるのはそのためだ。
リコ
なるほど!金利が上がると損する株と得をする株が分かれるんだね。投資するときに金利の影響を考えることが大事なんだ。
影響③:預金の利息が増える(じわじわプラスの面も)
リコ
ロキ兄
母
ゼロ金利時代は100万円を1年預けてもほぼ利息がつかなかったけど、1.4%なら年間1万4,000円の利息になるわ。まだNISAほどのリターンではないけど、「お金を置いておくだけで増える」感覚が戻ってきているのよ。
父
「金利上昇」をNISAと組み合わせて考える
リコ
ロキ兄
やめる必要は全然ない。金利上昇で株価が一時的に下がる場面があっても、それはつみたてNISAにとって「安く買えるチャンス」でもある。長期の積立には短期の変動は関係ないんだよ。
母
むしろ金利上昇局面で意識したいのは「ポートフォリオのバランス」ね。グロース株に偏りすぎていたら、高配当株や金融株も少し取り入れることで安定感が増すわ。
父
先週学んだ高配当株の中でも、銀行株・保険株は金利上昇の「恩恵を受けやすいセクター」として特に注目できる。知識がつながり始めているな。
リコ
今日のまとめ
- 日銀の政策金利は現在0.75%。市場は6月の追加利上げを高い確率で織り込み中
- 住宅ローンの変動金利はかつての0.3〜0.4%台から0.8〜0.9%台が新標準に。変動金利を組んでいる人は返済額シミュレーションを確認しよう
- 金利上昇→企業の借入コスト増→特にグロース株・AI関連株の評価額が下がりやすい。一方で銀行株・保険株には追い風
- 定期預金金利は上昇中(1年もので最大1.4%台も)。ただしインフレ率には追いついていないため、預金だけでの資産防衛は難しい
- つみたてNISAは金利上昇局面でも継続が基本。金利の影響を意識しながらポートフォリオのバランスを見直すきっかけにしよう
ロキ兄
















