「退職金の10年ルール」、結局何が変わるの?

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昨日ちらっと出てきた「退職金の10年ルール」、結局何が変わるの?
昨日のiDeCoの話の中で、母さんが「退職金を複数受け取る際の待機期間が5年から10年に延びた」と少し触れていた。リコが「あれ、結局どういうことだったの?」と改めて聞いてきた。
リコ
昨日ちらっと出てきた「退職金の5年ルールが10年に」って話、結局どういう意味だったのか、もう一回教えてほしいな。
母
いいわよ。2026年1月から、退職所得控除の調整期間が「5年」から「10年」に延びたの。これは、企業型DC(確定拠出年金)と会社の退職金を両方受け取る人に関わってくるルールなのよ。
そもそも「退職所得控除」って何?
退職金を受け取るとき、勤続年数に応じて税金の負担を軽くする「退職所得控除」という仕組みがある。控除額が大きいほど、退職金にかかる税金は少なくなる。
ロキ兄
勤続年数が長いほど控除額も大きくなる仕組みなんだけど、企業型DCの一時金と会社の退職金を別々のタイミングで受け取ると、それぞれで勤続年数をカウントして控除を計算できてしまう。これがいわば「二重取り」になりやすい問題があったんだ。
なぜルールが厳しくなったの?
父
今までは、企業型DCを受け取ってから5年以上あけて会社の退職金を受け取れば、控除をフルに使い直せる仕組みだった。これが2026年からは、5年ではなく10年以上あけないと、控除の調整対象になってしまうんだ。
母
重なる勤続期間分の控除が二重に使われるのを防いで、税の公平性を保とうという狙いがあるのよ。
受け取る順番によって、扱いが変わる
リコ
DCを先にもらうか、会社の退職金を先にもらうかで、何か違いはあるの?
ロキ兄
実はここが要注意ポイントなんだ。企業型DCを先に受け取って、その後に会社の退職金を受け取る場合は10年ルールが適用される。でも逆に、会社の退職金を先にもらって、その後にDCを受け取る場合は、19年以上あけないと調整計算の対象から外れないんだ。
受け取り時期の計画が重要に
父
俺のように役員としてまだ働き続ける人間にとっては、これからの受け取り時期の計画がより重要になってくるな。iDeCoの加入年齢が70歳まで延びたこととあわせて、いつ・どの順番で受け取るかを早めにシミュレーションしておく必要がありそうだ。
母
会社員だけでなく、自営業でiDeCoに加入している人も、将来的に企業年金を受け取る予定があるなら、このルールは知っておいて損はないわね。
今日のまとめ
2026年1月から、退職所得控除の調整期間が「5年ルール」から「10年ルール」に変更された。企業型DCと会社の退職金を両方受け取る人にとって、控除を二重に使うことが難しくなり、受け取る順番によっては19年という長い待機期間が必要になるケースもある。昨日学んだiDeCoの加入年齢引き上げともあわせて、退職金やiDeCoの受け取り時期は、早いうちから計画的に考えておくことが大切だ。
ロキ兄
※投資は自己責任でお願いします。















