こんにちは!ロキ兄さんです。
米国の雇用統計を控える中、日経平均株価は4万円付近で落ち着いているこの頃です。
以前の記事でも「日本株が買われすぎのサイン」が出ていましたが、今回は別の指標でもサインが出ているので一緒に勉強していきましょう。
日本株も超割高の水準に
「バフェット指数(Buffett indicator)」は、アメリカの著名投資家のウォーレン・バフェット氏が参考にしているとされる株価の割高感を示す指数である。 バフェット氏は自身の論考で「すべての上場株式の時価総額を、一国の事業と比べた割合、つまり(名目)GNP比で示した」ものとして紹介している。
古くから株式市場全体の割高・割安を判断するのに利用されてきた「バフェット指数」や「シラーPER(CAPEレシオ)」が近年、異常な高水準にとどまり続けている。これらの指標は、意味を失ったのだろうか。
引用:四季報オンライン
3月の権利落ち、配当落ちから日本株は少しだけ下落方向になっています。
個人的には今まで世界の相場を引っ張ってきた、米国の半導体が弱いことが短期的な原因だと思っています。
ノーベル賞教授の「シラーPER」とは?
2013年、米国のイェール大学のロバート・シラー教授がノーベル経済学賞を受賞しました。
彼は市場の動きを理論どおりに行かないと指摘し、行動経済学の先駆者として知られています。また、彼は1990年代後半のITバブルや2008年のリーマンショック前に、米国の住宅市場のバブルを警告していたことでも有名です。
シラー教授が開発した「S&Pケース・シラー住宅価格指数」は、住宅市場のバブルを予測するのに役立ち、今や米国の経済指標として広く注目されています。
しかし、あまり知られていないのは、彼が株式市場の過熱感を測る指標も提唱していることです。
通常のPERは、株価を1株あたりの利益で割っています。
シラーPERは、株価÷過去10年の実績利益(インフレ調整済み)で計算して求めます。
シラー教授によれば、10年間の平均利益を使用する理由は、景気循環の影響を調整するためです。これにより、株価の割安や割高を客観的に判断することが可能になります。
日本ではあまり使われることのない指標なので、お使いのチャートなどで表示できないかもしれないです。
以下に日経平均株の「シラーPER」のサイトさんを載せておきます。

細かいところは省きますが、シラーPERが25倍を超えると株価が急落しやすいと言われています。
日経平均株価は2月と3月にこのシラーPERが26倍まで上昇していて、上がりすぎのサインを出しています。
一概には言えませんが、もしかしたらこれから日本株の下げが来るかもしれませんね。