今週は決算シーズンの山場です。 5月8日に任天堂・トヨタ・ソニー、そして本日5月13日にはソフトバンクグループが決算を発表。なかでもSBGの「純利益5兆円超」というニュースには家族全員びっくり仰天。 「でも、決算って正直どこを見ればいいの?」という声に応えるべく、えすふぁみ家で解説会議を開きました!
目次
今週の注目決算ニュース
ニュース①:ソフトバンクグループが純利益5兆円超・5期ぶり最高益
本日(5月13日)、ソフトバンクグループ(9984)が2026年3月期の通期決算を発表。連結最終利益は前期比4.3倍の5兆22億円となり、5期ぶりに過去最高益を更新しました。「日本企業として史上最高益」とも報じられています。
この驚異的な利益の背景にあるのは、OpenAIなどAI関連への出資による巨額の投資利益です。孫正義氏が旗振り役となり、AI・データセンターへの大型投資を続けてきた成果が一気に数字に表れた形です。なお、今期(27年3月期)の業績見通しは開示されませんでした。
ニュース②:任天堂が前期比45.6%増益・増配も今期は減益見通し
5月8日に発表された任天堂(7974)の2026年3月期決算は、連結経常利益が前期比45.6%増の5421億円と大幅な増益で着地しました。Nintendo Switch 2の発売期待や既存タイトルの底堅い売上が貢献しています。
ただし今期(2027年3月期)の見通しは前期比20.7%減の4300億円と減益予想。前期末の年間配当は181円→219円に増額しましたが、今期配当は162円への減配方針と、複雑な内容となりました。
ニュース③:決算シーズンの全体感―今期は「AI・防衛・半導体」が牽引
今週で今期決算シーズンの前半戦がほぼ出揃いました。全体的な傾向として、AI・半導体・防衛関連企業の業績が想定を上回るケースが多く、米国市場でもS&P500・ナスダックが連日最高値を更新する好調な結果となっています。一方で為替や原材料コストの影響を受けた業種では慎重な見通しを示す企業も見られます。
「決算」どこを見れば投資判断に役立つ?
毎回決算のニュースは出るけれど、「結局どこを見ればいいの?」という声は投資初心者から必ずあがります。えすふぁみ家で整理してみました。
チェックポイント①:売上高(会社の規模感・成長速度)
会社がどれだけの商品・サービスを売ったかを示すのが売上高です。前年同期比で増えているか減っているかをまず確認しましょう。売上が伸びている会社は基本的に「成長している」と判断できます。
チェックポイント②:営業利益(本業の稼ぐ力)
売上から人件費・原材料費・広告費などを引いた「本業でどれだけ儲けたか」を示すのが営業利益です。純利益はSBGのように「投資の含み益」など本業以外の要素が大きく入ることがあるため、本業の実力を測るには営業利益がより重要です。
チェックポイント③:来期ガイダンス(会社が描く未来)
実は株価への影響が最も大きいのが「来期の業績見通し(ガイダンス)」です。今期が好決算でも来期見通しが低ければ株価が下がることがあります(いわゆる「好決算売り」)。逆に今期が低迷でも来期見通しが強ければ株価が上がることもあります。
決算を家族で読む3ステップ
- 売上高:前年同期比で増えているか?成長しているか確認
- 営業利益:本業の稼ぐ力は落ちていないか?利益率は?
- 来期ガイダンス:会社自身が「次はどう見ているか」を確認。ここが株価の動きを決める
今日のまとめ
- ソフトバンクGが2026年3月期・純利益5兆22億円(前期比4.3倍)で5期ぶり過去最高益を更新。AI・OpenAI投資の評価益が主な要因
- 任天堂は前期比45.6%増益で着地も、来期は20.7%減益見通しと発表。「増益決算なのに来期減益」という決算の複雑さを実感
- 決算チェックの3点セットは「売上高(成長性)」「営業利益(本業の稼ぐ力)」「来期ガイダンス(未来予想)」
- 株価は「過去より未来」で動く。来期ガイダンスが株価反応を決める最大のポイント
- 決算を読む習慣が投資家目線を育てる。まず身近な銘柄から3ステップで読んでみよう


















