そもそも保険って、なぜ入るの?
こんにちは!『えすふぁみ☆家族で株投資』へようこそ!
保険料の支払いは、家計にとって“固定費の重たい部分”です。
それでもなかなか見直せないのは、「いざというときが怖い」から。
でも――本当に今のままでいいのか?
家族で“ちょっとマジメに”話し合う価値は、きっとあります。
保険の目的は明確です。
それは「めったに起きないけれど、起きたら家計が崩れる事態」に備えること。
たとえば以下のような状況です。

つまり、保険は「確率は低いが、インパクトの大きい事象」に備える手段です。
前回のお話!

では、どこまで備えるべき?
ここが本当に難しいです。
入りすぎれば保険料がかさみ、生活費や投資に回す余裕がなくなる。
逆に、最小限にしすぎて「本当に必要なときに足りなかった」という事態も避けたい。
そのとき考えるべきは次の3つの視点です。
① 公的制度でどこまでカバーされるか?
意外と知られていないが、日本にはかなり手厚い医療・社会保障制度がある。
高額療養費制度
月ごとの医療費が一定額を超えた場合、超えた分は払い戻される
→ 年収400万円程度なら、自己負担は月約9万円程度が上限に。
傷病手当金(会社員・公務員)
働けない場合でも、収入の約2/3が最長1年6か月支給される。
遺族年金(国民年金・厚生年金)
亡くなった後も、配偶者や子どもに年金が支給される制度がある。
つまり、「医療費・収入減」は公的制度である程度カバーされる。
② 自己資金でどこまで対応できるか?
貯蓄が100万円あれば、短期入院程度は十分にカバー可能。
数十万円の医療費で家計が破綻する状況でなければ、医療保険は不要とも考えられます。
逆に、生活防衛資金がまだ十分でない家庭では、最低限の医療保険で備えるのも戦略です。
③ “誰のための保険か”を明確に
独身で扶養家族がいなければ、死亡保険は基本不要です。
子どもが小さければ、収入源となる親に万一があった場合の備えは必須とも言えます。
老後資金対策としての個人年金保険などは、利回りと柔軟性を比較して慎重に行いましょう。
どの保険が本当に必要?
えすふぁみ流・保険の考え方
保険に関して「必要以上に抱えないこと」「目的に応じて取捨選択すること」を大切にしています。
医療保険については、「最低限の備えがあれば十分」というのがえすふぁみ家の考え。具体的には、入院日額の給付と、先進医療に対応する特約を組み合わせたシンプルなプランが理想です。過剰な補償を求めるよりも、貯蓄とのバランスを重視しています。
がん保険は、家族の病歴やリスクへの不安が強い場合には「検討の価値あり」と考えています。ただし、がん保険は長期契約になることが多いため、「本当に必要かどうか」を冷静に判断することも忘れません。
死亡保険については、「扶養家族がいるかどうか」が最大の判断基準。子どもが小さくて教育費などの負担が重い時期は、定期保険などで必要な期間だけしっかり備えるのが基本です。一方で、独身者や扶養のない人にとっては「不要な支出」と割り切っています。
学資保険は、えすふぁみ家では基本的に加入しません。その理由はシンプルで、「利回りが低く、柔軟性に欠ける」からです。代わりにつみたてNISAや現金貯蓄を使って教育費を準備することで、途中の変更や使い道の自由度を確保しています。
最後に個人年金保険。これは「自由度が低く、途中解約に大きなリスクがある」という点で慎重な姿勢を取っています。年金準備は、保険商品よりも投資や現金管理で柔軟に備えるのがえすふぁみ流のスタイルです。
まとめ:「保険=悪」ではなく「仕分け」が大事
保険に入ることが悪いのではなく、「目的に合ってない保険」に入り続けることが問題です。
✔ 本当に必要な“安心”だけ残す
✔ 公的保障と手元資金でカバーできる部分は割り切る
✔ 浮いた保険料を投資に回せば、将来の安心も手に入る
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