「どっちにお金を使うべき?」という現実的な悩み
こんにちは!『えすふぁみ☆家族で株投資』へようこそ!
春から夏にかけて、家電量販店のチラシが目につきやすくなります。
冷蔵庫、エアコン、洗濯機……どれも10年近く使っていると「そろそろ寿命かな?」と考えたくなるもの。
でも、同時期に「NISAの枠がまだ残ってる!そろそろ使わないと」と思い出す方も多いのではないでしょうか?
家計の中で使える資金は限られています。
将来の資産形成も大事、でも目の前の家電が壊れたら生活が成り立たない。
そんな「実用と投資のはざま」で悩んだとき、どう考えればいいのか整理してみましょう。
前回のお話!

家電は10年ごとにまとめて壊れることも少なくありません。
しかもNISA制度は年単位で非課税枠が更新される仕組み。
年の後半になるほど「今年の枠、どう使おう」と意識が高まるため、
結果として、家電買い替えとNISA資金投入のタイミングがバッティングしやすくなるのです。
どちらにするか判断のポイント3つ
判断のポイント①:家電は「必要性と緊急度」で判断
家電の買い替えは、資産形成ではなく“生活維持”に必要な支出。
たとえば冷蔵庫が壊れた状態で数週間生活するのは非現実的です。
以下のように「優先順位」をつけて考えましょう。
・今すぐ壊れた → 迷わず買い替え
・音がうるさい・効きが悪い → 修理 or 様子見
・単なる古さ → 予算次第で検討
いったん修理で数か月延命できるのであれば、その間にNISA枠を優先的に使ってしまう、というのもひとつの戦略です。
②:NISAは“枠の持ち越し”ができない
新NISA制度では「成長投資枠」「つみたて投資枠」がありますが、
いずれも年間の上限枠は翌年に持ち越すことができません。
つまり今年使わなかった非課税枠は「消えてしまう」のです。
そのため、資金のやりくりが可能なら、NISA枠はなるべくその年のうちに使い切るのが鉄則。
判断のポイント③:「買い替え」と「投資」はセットで考える
こんなふうに考えると、いっそセットで考えるのもアリかもしれません。
NISA枠に入れる金額:今の生活費から捻出
家電の買い替え費用:分割払いやボーナス払いにする
あるいは「家電も投資」と割り切る選択肢もあります。
たとえば省エネ家電に買い替えることで、月々の電気代が数百円〜数千円下がるケースも。
それが10年続けば、実質的に「リターンのある支出」と考えることもできます。
まとめ:どちらも“人生の資産”と考える
NISAも家電も、“お金を未来に活かす手段”であることに変わりはありません。
どちらが上ということではなく、自分の生活と目的に合ったバランス感覚が重要です。
・生活必需品なら家電を優先
・少しでも余裕があるならNISA枠を活かす
・家電も「将来コストを下げる投資」として見る
迷ったときには「いま必要な安心」と「未来の安心」、どちらにお金を振るかを基準にしてみましょう。
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