注目銘柄

日本を代表する大手化学メーカーの信越化学工業(4063)!【ロキ兄経済5/29】

ロキ兄
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こんばんは、ロキ兄さんです。

本日も注目銘柄をゆる~く語っていきます。

注目銘柄!信越化学工業(4063)

概要

信越化学工業株式会社は、東京都に本社を構える、日本を代表する大手化学メーカーです。

時価総額および営業利益では国内の化学メーカーの中でも最大規模を誇り、日経平均株価やTOPIX Core30、JPX日経インデックス400の構成銘柄の一つでもあります。

今回は、信越化学工業の歴史と事業内容、何がスゴいのかについてご紹介します。

 

信越化学の歴史

信越化学工業株式会社は、1926年に信濃電気と日本窒素肥料の合弁会社として長野県長野市に設立されました。最初は新潟県上越市にある工場で石灰窒素の製造を開始しました。その後、長い歴史の中でさまざまな変革を経験し、成長してきました。

ちなみに「信越」は信濃と越後のことで、長野と新潟の昔の地名です。武田信玄と上杉謙信が戦っていた地域です。

1938年には磯部金属試験所(現在の群馬事業所)が設置され、1940年には社名を信越化学工業株式会社に変更しました。1945年には大同化学工業を合併し、武生工場を設立するなど、拡大を続けていきました。

その後も積極的な展開を続け、1960年には子会社の信越ポリマー株式会社を設立し、ポルトガルにも進出しました。さらに1967年には信越半導体株式会社を設立し、新たな分野にも進出しています。半導体に携わって56年以上の歴史があります!

1973年には米国にシンテック社を設立し、1974年からは米国テキサス州で塩化ビニル樹脂の生産を開始しました。この頃から、信越化学工業はグローバルな展開を加速させていきました。

信越化学工業株式会社は、長い歴史の中で持続的な成長を遂げ、国内外での評価と信頼を築いてきました。その製品の品質、技術力、持続可能な経営戦略などが高く評価され、化学業界のリーディングカンパニーとしての地位を確立しています。今後も同社は、さらなる発展と成長を遂げることが期待されています。

 

事業内容

信越化学工業は、塩ビ樹脂やシリコーン樹脂といった汎用化学品と、レアアース製品などの先端材料をバランスよく事業ポートフォリオとして有しています。これにより、市況や需給環境の変化に強い経営基盤を築いています。

一つ一つ調べていきましょう。

 

「塩ビ」とは、「塩化ビニル」の略語で、プラスチックの一種です。プラスチックの中でも、燃えにくい、耐久性にすぐれる、加工しやすいなど、たくさんの長所をもっているのが特徴です。

身近なものですと、水道管・電線・エコバック・ビニールハウスなどに使われています。

プラスチックはほとんどが石油から作られますが、塩ビの主原料の1つは「塩」からつくる塩素というのも特徴の一つです。

信越化学は塩化ビニル樹脂で世界シェア首位になっています。

 

「シリコーン樹脂」は、ケイ石から作られる樹脂で、熱に強い、電気を絶縁する、酸やアルカリに侵されにくい、生体にやさしいなどの特徴があります。

身近なものだと、化粧品・コンタクトレンズ・タイヤや太陽光電池などに使われています。

オイル、ゴム、液状ゴム、パウダーなど、さまざまな姿に変化させることができます。

信越化学はシリコーン樹脂で世界シェア4位、国内首位になっています。

 

「半導体シリコン」は、こちらもケイ石から作られる結晶で、半導体の基板材料として、シリコンの結晶を薄くスライスしたシリコンウエハーを使用しています。

身近なものだと、スマートフォン、家電、自動車などに使われています。

原料が地球上で酸素に次いでふんだんに存在する「ケイ素」なため資源に困ることがありません。

信越化学はシリコンウェハーにおいても世界シェア首位になっています。

 

何がすごいのか?

信越化学は日本の化学メーカーとして、様々な分野で世界シェアトップまたは上位となっています。

・塩化ビニル樹脂:世界1位
・半導体シリコン(シリコンウエハー):世界1位
・シリコーン:世界4位 国内1位
・合成石英(液晶用フォトマスク基盤):世界1位
・フォトレジスト:世界2位
・先端品フォトマスクブランクス:世界1位
・合成性フェロモン:世界1位
・メチルセルロース:世界2位

これだけですごい企業なのですが、本当にすごいのはその利益率です。信越化学は2022年3月期において営業利益率が32.6%という数字を出しています。

これは一般的な優良企業と比較しても非常に高い水準です。他の化学メーカーである三菱ケミカル・旭化成・住友化学・三井化学が10%に達していないと言えば、信越化学の凄さがわかるかと思います。

 

世界シェアトップとなる製品がいくつもあり、利益率も高い。「経営者が選ぶ有望銘柄」で国内企業で唯一2009年から14年連続で上位3社に選ばれるのも分かりますね。

 

本日の株価

MARKET SPEED

日本を代表する大手化学メーカーの信越化学工業(4063)の本日の株価は、

前日比+71円(+1.64%)現在値4,403円と上昇に。

最近はアメリカのエヌビディアの好決算もあり半導体銘柄が非常に強いですね。

ですが信越化学は半導体以外が強いのも特徴です。

 

ロキ兄
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