注目銘柄

国内最大の製粉事業をもつ日清製粉グループ本社(2002)【ロキ兄経済7/28】

ロキ兄
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こんばんは、ロキ兄さんです。

本日も注目銘柄をゆる~く語っていきます。

注目銘柄!日清製粉グループ本社(2002)

概要

日清製粉グループ本社は、日清製粉グループの持株会社として活動しています。

国内最大の製粉企業として、日清製粉グループ本社は食に関する地位を築き上げてきました。

今回は、日清製粉の歴史と事業内容、最新の決算やチャート分析をご紹介します。

 

日清製粉の歴史

起源は、1900年の群馬県館林市に館林製粉株式会社が設立されたことに始まります。

1907年には横浜市に日清製粉株式会社(初代)が設立されます。翌年の1908年に、館林製粉株式会社が日清製粉株式会社(初代)を合併し、商号を日清製粉株式会社(2代)に改めました。

ロキ兄
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ちなみにカップラーメンの日清食品とサラダ油の日清オイリオとは全く関係がありません。明治初期の企業は海外への進出を考え「日清」の名称を使ったそうです。

1910年には大日本製粉株式会社を合併し、1924年には、讃岐製粉株式会社と九州製粉株式会社を合併し更なる拡大を果たしていきました。

1960年には、関連会社である中外興業株式会社が社名を日清飼料株式会社に改称しました。同年に、日清飼料から配合飼料の製造、研究部門を譲り受け、日清フーズ株式会社を設立しました。

1970年には、畜産事業を行うために株式会社日清畜産センターを設立し、ペットフードの販売を行うために日清ペット・フード株式会社を設立しました。

2001年に日清製粉グループ本社は持株会社化され、社名が「株式会社日清製粉グループ本社」となりました。これにより、全事業は日清製粉株式会社(3代)、日清フーズ株式会社、日清ファルマ株式会社に分社され、日清飼料株式会社と日清ペットフード株式会社に事業譲渡されました[。

2010年には、連結子会社であるオリエンタル酵母工業株式会社および株式会社NBCメッシュテックに対し、公開買付けが実施され、完全子会社化が行われました。

2019年には、持分法適用関連会社トオカツフーズ株式会社の株式を追加取得し、100%子会社化が行われました。これにより、グループ内の統合が進み、効果的な経営が実現されました。

これらの出来事が、日清製粉グループ本社の歴史の中で重要な節目となり、多様な事業領域への拡大を進める礎となりました。今後も国内最大の製粉会社として食の未来に向けてさまざまな可能性を追求していくのではないでしょうか。

 

事業内容

日清製粉グループは、小麦の製粉事業からスタートし、多彩な事業を展開しています。その豊かな個性を活かし、人々の生活に貢献する企業として、健康と食のインフラを支えるグローバルな存在となっています。今回はその中の一部をご紹介します。

製粉事業:

日清製粉グループは、製粉事業において国内No.1のシェアを誇り、食のインフラを担う重要な役割を果たしています。この製粉事業はグループの中核を担い、さまざまな製品を提供しています。

日清製粉グループの強みである高い製粉技術を活かして他社との差別化を図るとともに、臨海大型工場への生産集約やAIなどの新技術の活用によってローコストオペレーションの追求を進めています。

製粉事業では、主要食糧としての業務用小麦粉を中心に、小麦連産品であるふすま・胚芽などや、原料素材であるライ麦粉などを供給しています。安定供給を実現すると同時に、生産性の向上を追求し、新しい食文化の創造にも積極的に取り組んでいます。

ロキ兄
ロキ兄
国内シェアはなんと約40%もあるよ

加工食品事業:

日清製粉グループの加工食品事業は、健康で豊かな食を国内外へ提供しています。この事業では、家庭用小麦粉だけでなく、家庭用・業務用のプレミックスやパスタ・パスタソースなど、多彩な製品を「日清」「マ・マー」「青の洞窟」「ディ・チェコ」などのブランドで展開しています。

特に業務用プレミックスは、お客様のニーズに応じたブレンドが可能であり、国内外のさまざまな食シーンを提案しています。

さらに、海外でも積極的に展開しており、アメリカ・トルコではパスタを、タイ・ベトナムではパスタソースと業務用プレミックスを、中国では業務用プレミックスをそれぞれ提供しています。製品ごとに最適な体制を構築することで、コスト競争力と収益基盤を強化しています。

中食・惣菜事業:

日清製粉グループは、成長ドライバーと位置付けている中食・惣菜事業において、多彩なおいしさを食卓に提供しています。

中食とは、外食と内食の中間に位置し、市販の弁当や惣菜、家庭外で調理・加工された食品を家庭や職場・学校等で、そのまま食べることや、これら食品の総称としても用いられています。

この事業では、米飯類から調理パン、調理麺、一般惣菜、冷凍惣菜まで、すべての惣菜カテゴリーを網羅する「フルラインアップ体制」を構築しています。

 

日清製粉グループは、食のインフラを支えるリーディングカンパニーとして、製粉事業を通じて多彩な挑戦を続けています。おいしい食品の提供と健康への配慮を大切にし、人々の生活に貢献しています。

最新の決算

日清製粉は7月27日に第一四半期決算を発表しました。

『当第1四半期連結累計期間において、景気は緩やかに回復しており、行動制限の解除に伴う人流の増加やインバウンドの回復などが影響しています。しかし、ウクライナ情勢などの影響を受けた原材料価格やエネルギー価格の変動など、当社グループを取り巻く環境は依然として先行き不透明な状況が続いています。』とのこと。

売上高:2,081億円 (+10.0%)

営業利益:118億円 (+33.9%)

経常利益:130億円 (+32.1%)

純利益:87億円 (+38.6%)

製粉事業においては国内の副産物のふすま販売価格の堅調な推移、豪州製粉事業の前期の減損損失計上に伴うのれんなどの償却費の減少、中食・惣菜事業の堅調な業績などにより好調な結果となりました。

ロキ兄
ロキ兄
もともと業績が上がる予想だったけど、予想よりも上昇したね

今後の見通しについては、前回の決算からの変更はありませんでした。

通期の業績予想が、売上高が約+3%、営業利益が約+19%、経常利益が約+20%、純利益が赤字から黒字への好転を見込んでいます。

チャート分析

MARKET SPEED

週足10年チャートから確認すると、10年間で下は1,000円から上は2,600円の範囲で推移しています。

ボラリティも大きくなく安定していることがわかります。

値上がり益を狙うには少し難しい銘柄。

テクニカル指標で見るとRSIは標準くらい、ボリンジャーバンドも移動平均近くを示しています。

ストキャスはゴールデングロス形成直前、パラボリックは上昇トレンドのまま。

一目均衡表の雲が1,610円なので、下がってもそれくらいかも。

テクニカル的には短期は上がるかも…?

ロキ兄
ロキ兄
デフェンシブの候補として今後も要注目!

 

ロキ兄
ロキ兄
※投資は自己責任でお願いします。

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