先週の日経平均株価は、大きく揺れた1週間でした。10月6日に約3カ月ぶりに7万円台を回復したあと下げ始め、10月15日まで6日続落。15日には1日で3318円も下げ、6万4426円まで値下がりしました。16日は7日ぶりに反発したものの、週間では3706円安と、5週ぶりの大幅な下げになりました。
金融庁によると、NISAの口座数は2026年6月末時点で3048万口座。NISAを始めたばかりで、こうした大きな値下がりを初めて経験する人も多いはずです。今日の家族リアル会議は、「株価が急に下がったとき、NISAの積立はどうする?」を家族で話し合いました。

今日の家族リアル会議|日経平均が1週間で3700円安、「NISAの積立、止めたほうがいい?」と聞かれたら

母
母
パート先の友だちが、今年の夏にNISAを始めたばかりなんだけど、「評価額がマイナスになっちゃった、積立を止めたほうがいいのかな」ってすごく落ち込んでたの。
リコ
リコ
私のこどもNISAも、来年から始めたら下がっちゃうの?こわいなあ……。
父
父
不安になる気持ちはよくわかるよ。だからこそ、下がったときにどうするかを、落ち着いているうちに家族で決めておくのが大事なんだ。まずは、先週何が起きたのかを整理しよう。

先週、何が起きたの?

ロキ兄
ロキ兄
大きく下げたのは、これまで相場を引っぱってきたAI・半導体関連の株なんだ。14日はオランダの半導体装置メーカーASMLの決算が、市場の予想の範囲にとどまって「材料出尽くし」と受け止められた。15日は、アメリカの9月の消費者物価指数が予想を上回って、利上げ観測がまた強まったんだ。
父
父
15日は、アドバンテスト1社だけで日経平均を約1300円も押し下げたそうだ。日経平均は値がさの半導体株の影響を受けやすいからね。一方で、市場全体の動きを映すTOPIXは、日経平均ほどは崩れていないという見方もある。
母
母
つまり、全部の株が同じように下がったわけじゃないのね。ニュースの「3000円安」だけで、すべてが終わったような気持ちになってたわ。

積立を止めると、どうなる?

ロキ兄
ロキ兄
かんたんな例で考えてみよう。毎月1万円ずつ、投資信託を買うとするよ。1口の値段が、1カ月目は1万円、2カ月目は5000円に下がって、3カ月目に1万円に戻ったとする。

・1カ月目:1万円で1口
・2カ月目:5000円で2口(値段が半分なので、同じ1万円で2口買える)
・3カ月目:1万円で1口
・合計:3万円で4口 → 3カ月目の値段1万円 × 4口 = 4万円

リコ
リコ
えっ!値段は最初と同じ1万円に戻っただけなのに、3万円が4万円になってる!
ロキ兄
ロキ兄
値段が下がったときに、同じ金額でたくさん買えたからなんだ。もし2カ月目に怖くなって積立を止めていたら、安く買えるチャンスを逃していたことになる。これが「ドルコスト平均法」っていう積立の強みだよ。
父
父
もちろん、これは値段が戻った場合の例だ。いつ、どこまで戻るかは誰にもわからない。それでも、長い目で見て世界の経済が成長すると考えるなら、下がっている時期は「安く仕込める時期」とも言えるんだ。

やってはいけないこと、やっていいこと

母
母
じゃあ、友だちには「止めないほうがいいよ」って伝えればいいのかしら。
父
父
ひとつ大事な前提がある。「生活に必要なお金まで投資に回していないか」だ。もし来月の家賃や生活費が足りなくなるくらいなら、積立額を減らすのは正しい判断だよ。NISAは、いつでも積立額を変えたり、一時的に止めたりできる制度なんだ。
ロキ兄
ロキ兄
逆に、生活費に困っていないのに、怖くなって慌てて全部売ってしまう「狼狽売り」は、一番もったいないパターンなんだ。下がったところで売ると、損が確定してしまうからね。

わが家の「株価が下がったときのルール」

話し合いの結果、わが家では次の4つをルールにすることにしました。

1. 生活防衛資金(生活費の半年分ほど)は、預金で別に確保しておく
2. 積立は「生活に無理のない金額」で、相場が下がっても淡々と続ける
3. 評価額を毎日見ない。確認は月1回、決まった日だけにする
4. 不安になったら、ひとりで決めずに家族で話し合う

リコ
リコ
毎日見ない、っていうのがいいね!下がってるのを毎日見たら、私も泣いちゃいそう。
母
母
友だちにも、まず生活費は大丈夫かを確認して、大丈夫なら「下がっている今はたくさん買える月なんだって」と伝えてみるわ。それでも不安なら、積立額を少し減らしてもいいって。
父
父
NISAの口座数は3000万口座を超えた。それだけ多くの人が、初めての「下げ相場」を経験しているということだ。ひとりで悩まず、家族や身近な人と話してみることが、いちばんの薬かもしれないね。

今日のまとめ

先週の日経平均は、AI・半導体株の売りやアメリカの物価指標をきっかけに大きく下げ、週間で3706円安となりました。NISAを始めたばかりの人にとっては、不安になる1週間だったと思います。
積立投資は、値段が下がったときに同じ金額でたくさん買える仕組みです。生活に必要なお金を確保したうえで、無理のない金額を淡々と続けること。そして、怖くなったときはひとりで決めずに家族で話し合うこと。下がったときのルールを、落ち着いている今のうちに決めておきましょう。

ロキ兄
ロキ兄
※投資は自己責任でお願いします。

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