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岸田総理が海外半導体CEOと会談!レーザーテック(6920)の株価は?【ロキ兄経済5/18】

ロキ兄
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こんばんは、ロキ兄さんです。

本日も注目銘柄をゆる~く語っていきます。

注目銘柄!レーザーテック(6920)

概要

レーザーテック株式会社は、日本の半導体関連装置製造業者として、その技術力とイノベーションによって注目を浴びています。

半導体マスク欠陥検査装置をはじめ、半導体関連装置、エネルギー・環境関連装置、FPD関連装置、そしてレーザー顕微鏡の開発・製造を行っています。

岸田総理が海外半導体のCEOと会談し、国内の半導体株も注目されています。

今回は、レーザーテックの歴史と何を作っているのか、今後の見通しについてご紹介します。

 

レーザーテックの歴史

1960年に創業者の内山康氏が設立した「有限会社東京ITV研究所」が源流であり、1962年には「日本自動制御株式会社」としてレーザーテックの前身が誕生しました。当初は医療機関向けのX線テレビカメラの開発受託を手がけていましたが、その後、テンションアナライザーやテープ幅測定装置などの開発にも取り組みました。

1975年、レーザーテックは半導体産業に初めて参入し、フォトマスク・ピンホール検査装置を発売しました。そして翌1976年には、世界初のLSIフォトマスク自動欠陥検査装置を開発しました。この革新的な技術は大きな反響を呼び、レーザーテックの存在感がますます高まりました。

1985年、レーザーテックはさらなる飛躍を遂げました。世界で初めて「走査型カラーレーザー顕微鏡」を開発し、高解像度カラー観察および3次元測定を実現しました。この革新的な技術は業界内外で注目を浴び、多くの反響を呼びました。

1986年、レーザーテックは中核技術であるレーザーを前面に押し出し、現在の社名に商号変更しました。

 

2013年以降、レーザーテックは極端紫外線露光技術関連の検査装置の開発に注力しました。この技術は半導体製造過程において重要な役割を果たし、微細化競争の激しい半導体の製造において必要不可欠となるマスクの検査を行います。2017年には、マスクブランクス検査装置の販売を開始し、その革新的な性能と信頼性が市場で高く評価されました。

2019年9月、レーザーテックは世界で初めて、第5世代通信規格(5G)のスマートフォンなど、微細化が進む半導体の製造過程において不可欠な回路焼き付けに使われるマスクを極端紫外線露光技術で検査する新型装置を完成させました。この技術の完成により、レーザーテックは業界内で一層の注目を浴びることとなりました。

また、2020年3月には、インテルから「サプライヤーアチーブメントアワード(2019年度)」を受賞しました。この受賞は、レーザーテックの卓越した供給能力と品質に対する認識を反映したものであり、半導体業界での信頼と評価を高めました。

レーザーテック株式会社は、半導体業界において最先端の技術と革新的な製品開発に取り組み、その成果を世界に示してきました。

 

何を作っているのか

レーザーテックの売上高の7割強を半導体関連が占める他、液晶パネルの検査装置なども手がけています。その中でも主力となるのがEUV用マスク欠陥検査装置というものです。

半導体デバイスの進化は、小型化と高性能化への要求が高まる中、より微細な回路パターンの形成が求められています。そのため、大手デバイスメーカーは従来の手法に比べ、EUVリソグラフィを導入し、2019年から半導体の量産を開始しました。

この革新的な技術は、5GやAIなどの最先端半導体製造に欠かせないものであり、今後ますます普及していくことが予想されています。

 

すごく簡単に言うと、スマホやパソコンのチップを検査する装置を作っているで大丈夫です。レーザーテックの検査装置は最先端のチップでも検査できる精密なものだと理解できれば良いかと思います。

このEUVリソグラフィは、半導体製造プロセスにおいて不可欠な技術として広く認知されており、今後ますます普及が進むことが予想されています。特に5GやAIなどの急速に進化する領域において、EUVリソグラフィの採用はより重要性を増していくと予想されています。

 

今後の見通し

世界経済はウクライナ危機からの資源・エネルギー価格の上昇や紛争の長期化、インフレと金融不安の拡大などにより、景気の先行きに懸念が広がっています。

レーザーテックは半導体業界を主要な販売先としていますが、新型コロナウイルスの影響によりスマートフォンやパソコン向けの半導体需要が低迷し、生産と在庫の調整が行われています。

一方で、将来の半導体需要の拡大や地政学リスクへの対応を考慮し、半導体工場の新設や増設の計画が進んでいます。

半導体デバイスの需要はさらなる拡大が見込まれており、特にスマートフォンやAIなどの分野での需要が増加しています。

半導体分野全体で言うと、2023年の半導体市場は微減が予測されており、一部の製品分野では減速も予想されています。これは以前のブログ記事にも書きましたシリコンサイクルというものの影響があるためです。

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ですが、中長期的にはAIの拡大やスマホの増加が止まることはないと思うので、今年1年だけが業績としては低くなりやすいかなと考えています。

 

本日の株価

MARKET SPEED

今後も注目な半導体株のレーザーテック(6920)の本日の株価は、

前日比+750円(+3.80%)現在値20,490円と大きく上昇に。

アメリカの半導体が好調なのと、岸田首相による半導体への投資の呼びかけの影響が大きい模様です。

今年1年は業績が良くないかもですが、逆に言えば仕込み時かも?

 

ロキ兄
ロキ兄
高くてなかなか手が出ないです…
ロキ兄
ロキ兄
※投資は自己責任でお願いします。

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