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世界トップのエアコンメーカー!ダイキン工業(6367)【ロキ兄経済6/9】

ロキ兄
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こんばんは、ロキ兄さんです。

本日も注目銘柄をゆる~く語っていきます。

注目銘柄!ダイキン工業(6367)

概要

ダイキン工業株式会社は、日本の大阪府大阪市に本社を置き、空調機や化学製品を製造・販売している企業で空調事業において世界第1位の売上高を誇っています。

ダイキンは約170か国で事業展開し、世界五大陸42か国に拠点を持っています。

今回は、ダイキンの歴史と事業内容、最新の決算についてご紹介します。

 

ダイキンの歴史

空調・冷凍機器メーカーとして世界的に知られるダイキン工業。その歴史は古く、1924年に創業者の山田晁氏によって大阪金属工業所としてスタートしました。当初は飛行機用ラジエーターチューブの生産から始まり、その後さまざまな製品の開発と革新を重ねてきました。

1934年には大阪金属工業株式会社として改組され、内燃機関や精密機械、航空機部品などを手がけるようになりました。

 

その後、ダイキンは冷媒や冷凍機器の研究に着手し、1935年には日本初のフルオロカーボンガスの生産に成功。このフルオロカーボンガスは日本ではフロンガスと呼ばれています。それまで使われていたものより、比較的毒性が低いこと、不燃性であること、熱に対しても化学的に安定していて分解しにくい性質であり1980年代まで使用されました。

さらに1936年には日本初の鉄道車両用冷房ユニットを製造し、南海鉄道向けに納入しました。この冷房装置は当時の潜水艦にも搭載され、長期作戦行動の可能性を高める画期的な装置として活躍しました。

 

ダイキンはその後も技術の進化を続け、1951年には日本初のエアコンを開発。業務用空調設備では圧倒的なシェアを誇り、家庭用ルームエアコンでもトップクラスの存在となりました。特に冬季の加湿機能と夏季の除湿機能を備えた「うるるとさらら」はヒットし、競合他社とは異なる販売戦略によって成功を収めました。

その後もダイキンは積極的な事業拡大を図り、海外にも進出。2006年には大手空調メーカーのOYLインダストリーズを買収し、さらなる成長を遂げました。さまざまな製品の開発と環境に配慮した取り組みも行い、エコファースト企業として認定されるなど、持続可能なビジネスを展開しています。

このようにダイキン工業は創業以来、常に技術革新と事業拡大に取り組んできたメーカーです。その成果は世界的に評価され、数々の賞を受賞するなど、高い品質と信頼性を備えた製品群となっています。特に、ダイキンは環境負荷の低減にも注力しており、地球温暖化対策やエネルギー効率の向上に積極的に取り組んでいます。

ダイキンの取り組みの一つとして、2020年には「2050年カーボンニュートラル宣言」を発表しました。これは、2050年までに企業活動における温室効果ガス排出量を実質ゼロにすることを目指すものであり、環境保護への取り組みの一環として大きな注目を集めました。

ダイキン工業の歩みは、単なる空調・冷凍機器メーカーとしての成功にとどまらず、持続可能な社会の実現に向けたリーディングカンパニーとしての存在感を示しています。ダイキンは、未来の世代によりよい環境を残すための企業と言われるのではないでしょうか。

 

事業内容

ダイキンは、世界中の人々の生活をより快適で健康的なものにするため、「空調」「化学」「フィルタ」を中心に多岐にわたる事業展開を行っています。地域ごとに異なる文化や価値観に合わせ、多様な製品やサービスを提供することで、グローバル市場での存在感を発揮しています。ここでは、ダイキンの主要な事業内容について紹介します。

 

【空調事業】

ダイキンは、グローバルスケールで幅広い製品とソリューションを展開し、世界中のあらゆる空調ニーズに応えています。高性能な空調機器やシステムを提供することで、快適な室内環境を実現し、人々の生活を豊かにしています。

具体的には、エアコンや空気清浄機、業務用の冷凍庫などを開発しています。ダイキンの環境コア技術である「ヒートポンプ技術」と「インバーター技術」は、低炭素社会の実現に役立つ技術として注目され、これらを応用した空調機や暖房機器は、環境負荷の低い機器として世界中で信頼されています。空調事業においては、2010年以降米国のキヤリア社を抜いて世界第1位の売上高を誇っています。

 

【化学事業】

樹脂、ゴム、ガスなど、さまざまな特性を持つフッ素化合物の開発に力を入れています。これらの化学製品は、自動車産業や電子機器、医療機器など、多岐にわたる分野で利用されており、社会の発展に寄与しています。

半導体、自動車、ICT、新エネルギーといった成長分野でもフッ素の用途が広がっています。ダイキンでは、先端分野での新しい用途として、他素材との結合による新製品の開発や、非フッ素素材の品揃えの拡充など、複合・非フッ素事業も強化しています。

また、フッ素化学製品でも米国のデュポン社に次いで世界第2位のシェアを持っています。

 

【フィルタ事業】

ダイキンは、空調と化学の技術力を結集し、大気汚染対策や製薬、食品業界の衛生管理など、さまざまな領域で重要な役割を果たすフィルタ製品を提供しています。これにより、清潔な環境を維持し、人々の健康と安全を守っています。

フィルタ事業の主な製品は、クリーンルームの空気浄化フィルタや工場の排気ガスの集塵・消音のためのシステムです。ダイキンは、2007年からのグローバル規模の買収により、製品ラインアップの充実と販路の拡大をすすめています。またフィルタ事業でも世界トップのシェアを誇っています。

 

【特機事業】

あまり知られていませんが、ダイキンでは防衛関連の製品開発も行なっています。具体的には戦車砲弾や迫撃砲弾、徹甲弾などを作っています。

防衛関連製品で培った高い精密加工技術を活かし、医療現場などでの高い要望に応えるため、特機事業を展開しています。特機事業では、医療機器や防衛関連製品など、高度な精密加工技術を要する製品の開発と提供に注力しています。医療現場における最新のニーズに対応するために、革新的な製品やソリューションを提供し、人々の健康と安全を支えています。

 

ダイキンは、空調、化学、フィルタ、特機などの幅広い事業展開により、多様な産業や領域でのニーズに応えています。グローバルな視野を持ちながら、地域ごとの文化や環境に適した製品やサービスを提供し、人々の生活をより快適で健康的なものにすることを目指しています。

 

最新の決算

ダイキン工業は、5月9日に23年3月期の決算を発表しました。その内容は市場からの期待を上回るものであり、株主や投資家からは好感が持たれています。

連結経常利益は前期比+11.8%増の3662億円となり、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなりました。

また、24年3月期の見通しにおいても前期比+3.8%増の3800億円の利益を見込んでおり、安定した成長を維持する姿勢を示しています。

さらに、ダイキン工業は配当政策においても積極的な姿勢を見せています。前期の年間配当を220円から240円に増額し、今期も240円を継続する方針を打ち出しました。

2010年に32円だった配当は何度も増配し、現在では200円を超えました。

直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結経常利益が前年同期比9.7%増の669億円に伸びました。さらに、売上営業利益率も前年同期の7.0%から7.4%に改善し、業績の安定した成長を実現しています。

 

さらに5月31日、ダイキンは3カ年の戦略経営計画「FUSION25」を策定したと発表。最終年度となる26年3月期の連結営業利益目標を5000億円としています。

26年3月期の連結売上高目標は4兆5500億円に設定しています。重点戦略テーマとして「カーボンニュートラルへの挑戦」や「顧客とつながるソリューションの強化」、「空気価値の創造」「北米での空調事業拡大」など当初から掲げる9テーマに、「インドの一大拠点化」など新たに2テーマを追加。

今後3年間で研究開発投資に3900億円、設備投資に8000億円、デジタル投資に1800億円を投じると発表しました。

 

本日の株価

MARKET SPEED

好決算や期待できる中期計画を発表したダイキン工業(6367)の本日の株価は、

前日比+1,065円(+3.83%)現在値28,885円と大きく上昇に。

2011年から見ると株価がなんと15倍超えに上昇しています。

配当金も増配を繰り返しているのに配当利回りが上がらないほど株価が上がっています

今後も世界的な経済成長が続けば発展途上国のエアコン需要は伸びるのでまだまだ上昇していく銘柄だと思います。

 

ロキ兄
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欲しいけど高すぎるのでミニ株で買い集めよー
ロキ兄
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