夜のニュースを見ていたリコちゃんが、画面から目を離さずに言った。
カズ父さんはリモコンを置き、静かに答える。
目次
◆ 現在のイラン情勢:1979年以来の“最大の危機”
今、イランでは、2025年末から始まった抗議デモが、体制そのものを揺るがす事態に発展している。
きっかけは 通貨危機と経済崩壊
失業と物価高への怒りが爆発
現在は 体制打倒を掲げる運動 へ拡大
報道によると、
わずか2週間で死者500人超
1万人以上が逮捕
政府は、
インターネット遮断
電話回線の制限
武力による弾圧
死刑の警告
と、あらゆる手段で封じ込めを図っている。
元CIA分析官は、この状況を
「1979年のイラン革命以降で、最も重大な局面」
と表現している。
◆ トランプ政権の動向:革命を“後押し”する圧力
ここで事態をさらに複雑にしているのが、ドナルド・トランプの存在だ。
トランプ氏は、
デモ隊に公然と声援
「平和的抗議者が殺されれば、軍事攻撃も辞さない」と警告
米軍幹部から 具体的な攻撃オプション の説明を受けている
と報じられている。
イランは、その延長線上にある。
◆ 世界経済への衝撃:原油と地政学リスク
イランの混乱は、一国の内政問題では終わらない。
● 原油市場への影響
イランは OPEC第4位の産油国。
供給不安から、すでに北海ブレント原油は上昇している。
さらに、
亡命中の元皇太子が 石油労働者にストライキを呼びかけ
実現すれば、供給は一気に不安定化
◆ 地政学のドミノ倒し:誰が一番困るのか
もしイラン体制が崩壊すれば、その影響は連鎖する。
シリアのアサド政権
ベネズエラのマドゥロ政権
そして ウラジーミル・プーチン
いずれも 反米陣営の要 だ。
さらに、イスラエルは、
2025年6月にイランを空爆
現在も欧州と緊密に連絡
中東全体が、再び 火薬庫 になりかねない。
◆ 周辺国の本音:「知っている悪魔」のほうがマシ?
興味深いのは、イランを警戒してきた湾岸諸国の反応だ。
サウジアラビアやUAEなどは、
体制崩壊後の 権力の空白
正体不明の新勢力
過激な内戦
を恐れている。
その結果、
「知っている悪魔(現体制)のほうが、未知の混乱よりマシ」
という、皮肉な本音が広がっている。
イラン側も、
米国やイスラエルに攻撃されれば
周辺国や米軍拠点を 正当な標的にする
と警告している。
◆ 今後の3つのシナリオ
専門家が想定する結末は、主に3つだ。
① 体制維持
徹底弾圧でデモを鎮圧
国際的孤立はさらに深まる
② 革命防衛隊によるクーデター
聖職者ではなく 軍の将軍が支配
社会的自由は拡大する可能性
ただし、より軍事国家化
③ 国家分裂と内戦
統一指導者不在
少数民族の独立運動
リビア型の混乱に陥る最悪シナリオ
◆ えすふぁみ的まとめ:これは“世界の分岐点”
イランは 45年ぶりの革命危機
原油・物価・安全保障に直結
“美しい革命”で終わる保証はない
世界は「安定」か「混乱」かの分岐点にいる

















