本日も株式市場の動向と注目ニュースをゆる~く語っていきます。
目次
本日(2/16)の日経225
本日の日経平均は前日比+194円(+0.71%)の27696円で引けました。
昨日の円安がプラス材料になり、反発でスタート。前日比200円程度高い2万7700円近辺で推移しました。
半導体関連株が指数を押し上げ、円安から自動車など輸出関連株も買われました。インバウンド客数の増加が伝わり、百貨店や旅行関連など内需株も堅調でした。
米国の利上げ継続よりも、景気後退(リセッション)が回避されていることをプラスに捉える投資家が多い模様です。
ロキ兄さんが興味をもった銘柄
任天堂(7974)
任天堂(7974)は主に玩具やコンピュータゲームの開発・製造・販売を行う日本を代表する世界的玩具メーカーです。
詳しくは、2月9日の記事でご紹介↓

サウジアラビアのパブリック・インベストメント・ファンドが任天堂株を買い増ししたことが15日の取引終了後に明らかになりました。
パブリック・インベストメント・ファンド(Public Investment Fund、略PIF)はサウジアラビア王国の政府系ファンドで1971年に設立しました。現在はサルマーン皇太子によって管理されています。運用資金は約7兆円(ロキ兄さんの概算で)を運用しています。
保有履歴を確認すると、1/4から2/8で任天堂の買い増しを行なっています。2/8は一時8%安になっていたので、そこで買い増しを行なっていたのでしょう。買い増し額は約700億円(ロキ兄さんの概算で)もの額です。
そんなニュースが発表された任天堂(7974)の株価は、前日比+162円(+3.04%)5498円でした。やはりニュースを受けて大口の投資家がいる安心感から買いが進んだようです。
※おまけ※
パブリック・インベストメント・ファンドの日本保有銘柄
3659 ネクソン(9.14%)、約6300億円
7974 任天堂(7.08%)、 約4900億円
9697 カプコン(6.09%)、約4200億円
3635 コーエーテクモHD(5.03%)、約3500億円
9605 東映(5%)、 約3500億円
9684 スクエニHD(4.32%)、 約3000億円
ロキ兄さんが興味をもったニュース
TSMC株、バークシャー以外の投資会社も大量に手放す(ロイター通信)
https://jp.reuters.com/article/tsmc-funds-idJPKBN2UP21Z
投資会社のタイガー・グローバル・マネジメントやGQGパートナーズ、キャピタル・グループのほか、米資産運用大手ブラックロック、米金融大手JPモルガン&チェースなどが昨年第4・四半期に台湾積体電路製造(TSMC)の株式を大量に手放していたことが、規制当局への提出資料で分かりました。
著名投資家のウォーレン・バフェット氏率いる投資会社、バークシャー・ハザウェイはTSMC株を86.2%削減。タイガー・グローバルはTSMC株130万株を全て売却。GQGパートナーズはTSMC株の保有を63%減らした。キャピタル・グループは950万株強を手放し、JPモルガンとブラックロックはそれぞれ約400万株を売却とのこと。
TSMCの業績を見ると半導体メーカーで世界首位と言っても過言ではなく、足元の業績も右肩上がりです。企業自体に問題が見られないので、大手投資会社は台湾侵攻を警戒しはじめていそうです。その場合は、中国・アメリカ・日本で大暴落が起きるかも。