10月も終わりが近づくと、会社員の家庭に届き始めるのが「年末調整」の書類です。ポストには、生命保険会社などから「控除証明書」のハガキや封筒も届くころですね。
今年の年末調整は、例年と少し違います。2026年度の税制改正で、基礎控除や給与所得控除が引き上げられました。ところが、毎月の給料から天引きされる所得税は、まだ古いルールのまま計算されています。そのため、増えた控除の分が12月の年末調整でまとめて精算され、還付が大きくなりやすいと解説されています。今日のちょい節約術は、年末調整で「もらえるはずのお金」を取りこぼさないためのチェックを家族でしてみました。

今日のちょい節約術|今年の年末調整は還付が大きくなりやすい?書類で損しない「3つのチェック」

父
父
会社から年末調整の案内が来たよ。今年は申告書の種類も少し変わるらしいんだ。
リコ
リコ
ねんまつちょうせいって、なに?おいしいもの?
ロキ兄
ロキ兄
食べ物じゃないよ(笑)。会社員は、毎月の給料から所得税が「だいたいこのくらい」で天引きされているんだ。それを年末に、本当の金額で計算し直すのが年末調整。払いすぎていたら、お金が戻ってくるんだよ。
母
母
つまり、書類をきちんと出せば戻ってくるお金が増えるかもしれないのね。これは立派な節約だわ。

今年は何が変わったの?

2026年分の所得税では、主に次のような変更があります。

・基礎控除:これまでの58万円から、2026・2027年分の特例で、合計所得489万円以下の人は104万円に
・給与所得控除の最低保障額:65万円から、2026・2027年分は74万円に
・扶養親族の所得要件:給与収入だけの場合、123万円以下から136万円以下に

父
父
8月に「年収の壁178万円」の話をしたのを覚えてるかな?あの改正が、いよいよ今年の年末調整に反映されるんだ。しかも毎月の天引きは古いルールのままだったから、12月にまとめて調整される。人によっては、例年より多く戻ってくる可能性があるんだよ。

チェック①:控除証明書を捨てていない?

母
母
そういえば、保険会社からハガキが届いてたわ。ダイレクトメールかと思って、捨てるところだった!
ロキ兄
ロキ兄
それは大事な「控除証明書」だよ!年末調整では、払った保険料などに応じて税金が安くなる「控除」が受けられる。でも、証明書がないと申告できないんだ。

この時期に届く主な証明書は、次のとおりです。

・生命保険料控除証明書(生命保険・医療保険・個人年金保険など)
・地震保険料控除証明書(火災保険に付けた地震保険など)
・小規模企業共済等掛金払込証明書(iDeCoに加入している人)

父
父
iDeCoの証明書も忘れがちなんだ。iDeCoの掛金は全額が所得から差し引かれるから、出し忘れるともったいないよ。家に届いた封筒は、1つのクリアファイルにまとめておこう。

チェック②:今年だけの「生命保険料控除の特例」

2026年分の所得税では、23歳未満の扶養親族がいる人を対象に、生命保険料控除の特例があります。新しい制度の契約の「一般生命保険料控除」の上限が、これまでの4万円から6万円に引き上げられます(年間の支払保険料が12万円を超える場合)。

リコ
リコ
23歳未満って、私とロキ兄のこと?
ロキ兄
ロキ兄
そう!僕たちがいるから、父さんはこの特例の対象になるかもしれないんだ。もし控除が2万円増えて、所得税率が10%の人なら、所得税が約2,000円少なくなる計算だね。
父
父
ただし、介護医療保険料控除や個人年金保険料控除と合わせた生命保険料控除全体の上限は12万円のまま。すでに上限いっぱいの人は、増えない場合もあるよ。申告書に新しい記入欄ができているそうだから、忘れずにチェックしよう。

チェック③:子どものアルバイト代、扶養の範囲は?

母
母
ロキ兄が大学生になってアルバイトを始めたら、扶養はどうなるのかしら。
父
父
今年からは、給与収入だけなら136万円以下まで扶養親族に入れるようになった。さらに19歳から22歳の子どもなら、収入がそれを超えても、一定の範囲までは「特定親族特別控除」という新しい控除が受けられる。去年は扶養から外れていた人が、今年は扶養に入れるケースもあるんだ。
ロキ兄
ロキ兄
アルバイトをしている子がいる家庭は、子どもの1年間の収入を早めに確認しておくといいね。12月の給料日までの分も見込んでおこう。

わが家の年末調整チェックリスト

1. 届いた控除証明書(生命保険・地震保険・iDeCo)を1つのファイルにまとめる
2. 23歳未満の子どもがいる場合は、生命保険料控除の特例の欄を確認する
3. アルバイトをしている家族の、今年の収入見込みを確認する
4. 会社の締め切りまでに、余裕をもって提出する

リコ
リコ
じゃあ私は、ポストに来た封筒をチェックする「証明書係」になる!

今日のまとめ

今年の年末調整では、基礎控除や給与所得控除の引き上げが反映されます。毎月の天引きは古いルールのままだったため、12月にまとめて精算され、還付が大きくなりやすいとされています。さらに、23歳未満の扶養親族がいる人には、生命保険料控除の特例もあります。
せっかくの控除も、書類を出さなければ受けられません。控除証明書を捨てずに集めておくだけで、戻ってくるお金が変わるかもしれません。今年の年末調整は、家族みんなで「証明書集め」から始めてみませんか?
※税金の取り扱いは、個人の状況によって異なります。詳しくは、勤務先や税務署、国税庁の案内でご確認ください。

ロキ兄
ロキ兄
※投資は自己責任でお願いします。

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