夕食後、リビングのテレビに大きな数字が映し出された瞬間、ロキ兄が思わず声を上げた。
カズ父さんはコーヒーを置き、ゆっくりとうなずく。
目次
◆ 歴史的な節目:ダウ平均が示した“強さ”
2026年2月6日の米株式市場は、まさに全面反発だった。
ダウ平均:前日比2.47%高の50,115.67ドル
S&P500:1.97%高
ナスダック総合指数:2.18%高
しかも、S&P500構成銘柄の8割以上(約400銘柄)が上昇。
直前まで市場を覆っていた不安が、一気に吹き飛んだ。
◆ 「DeepSeekショック」を乗り越えたAI相場
前日まで、市場には不安材料があった。
アンソロピック(Anthropic)の新AIツール発表
「AI投資は行き過ぎでは?」という疑念
テック株を中心とした急落
いわゆる**“DeepSeekショック”**だ。
しかし、その流れを一気に変えたのが、**エヌビディア**だった。
そう。
エヌビディアの**ジェンスン・フアン**CEOが、
「AI需要は驚くほど強い」
と明言したことで、
同社株は7.8%急伸。
過剰投資懸念を、真っ向から否定した形だ。
◆ 6500億ドルのAI投資が示す“本気度”
さらに市場を安心させたのが、数字の裏付けだ。
アルファベット
アマゾン
メタ
マイクロソフト
いわゆるビッグテック4社の2026年設備投資は、
合計で約6500億ドルに達する見通し。
AI向け半導体、データセンター、電力、インフラ——
投資の裾野は、すでに経済全体へと広がっている。
◆ 消費者マインドが示した“意外な強さ”
株価反発を支えたのは、AIだけではない。
ミシガン大学消費者マインド指数(2月速報値)
予想に反して上昇
半年ぶりの高水準
専門家の多くは、直近の下落について、
「ファンダメンタルズの悪化ではなく、
あくまでポジション調整による健全な調整」
と分析している。
◆ 為替と債券:意外と落ち着いた反応
株がこれだけ動いた一方で、為替は比較的冷静だった。
米10年国債利回り:4.20%
ドル円:1ドル=157円前後で横ばい
背景には、日本の衆院選を控えた様子見ムードがある。
市場では、
「選挙後は円高・ドル安に振れる」
という見方も一部に出ている。
◆ コモディティ市場:金・銀は大荒れ
一方、コモディティ市場は荒れ模様だ。
銀スポット:一時10%超上昇
金スポット:1オンス=4900ドル台後半
安全資産と投機資金が入り乱れ、
“方向感のない乱高下”が続いている。
原油(WTI)は、
米イラン核協議をにらみつつ
1バレル=63.55ドルと小幅反発。
◆ えすふぁみ的まとめ:5万ドルは「通過点」か?
今回のポイントを整理すると——
ダウ5万ドル突破はAI相場の信任投票
下落は“パニック”ではなく健全な調整
AI投資は6500億ドル規模で継続
消費者マインドも底堅い
過度な悲観は後悔につながりやすい局面
◆ さいごに
カズ父さんは、静かにこう締めくくった。
AIという構造的成長が続く限り、
今回の急落は**“振り落とし”に過ぎなかった可能性**もある。
えすふぁみ一家と一緒に、
これからも“相場の熱狂と恐怖”を、冷静に読み解いていこう。

















