金融

高市内閣が掲げる「責任ある積極財政」と“危機管理投資”とは?

所信表明演説から読み解く日本再起のシナリオ

こんにちは、『えすふぁみ☆家族で株投資』です。

2025年10月24日、第219回国会で 高市早苗総理 が所信表明演説を行いました。
就任後初めての演説となる今回は、経済、エネルギー、安全保障など幅広いテーマを網羅しつつ、「日本再起」への明確な道筋を示しました。

今回の記事では、家族会議形式でこの演説を“家計・投資・暮らし”の観点から解説していきます。


1. 「責任ある積極財政」とは?

ロキ兄
ロキ兄
「“責任ある積極財政”って、よく聞くけど結局どういうこと?」

父
「簡単に言えば、“お金を出して景気を回すけど、借金は増やさないように工夫する”政策だな。」

母
「なるほど、つまり無駄なバラマキじゃなくて、成長につながる投資をするってことね。」

高市総理は、「経済あっての財政」という立場を強調しました。
財政出動を恐れずに、

  • 所得を増やし、

  • 消費を刺激し、

  • 企業収益を伸ばして、

  • 結果的に税収を自然に増やす、
    という“好循環型”の経済モデルを目指します。

これは、近年の「緊縮財政」への反動でもあります。
“国の財布を閉めすぎると、国民の財布も冷える”という発想です。

ロキ兄
ロキ兄
「つまり、まずは国が“先に動く”ってことだね。」

父
「そう。民間の投資を引き出す“呼び水”を作るのが狙いだ。」


2. 物価高対策と中間層支援

演説の中で最も強調されたのが「物価高への対応」。
ガソリン税・軽油税の 暫定税率廃止 を明言し、医療・介護への補助金拡充、103万円の壁の引き上げ(160万円対応)、高校・給食の無償化も来年4月から実施予定としました。

母
「ガソリン税の廃止は家計に直撃ね。毎週の給油で少しでも助かるわ。」

父
「物価が上がっても賃金が追いつかないのが問題だからな。短期的な支援は評価できる。」

リコ
リコ
「高校の無償化も始まるの?それってすごくいいことだね!」

さらに、給付付き税額控除制度 の設計にも着手。
これは、所得が低い人ほど実質的な“給付”を受けられる仕組みで、将来的には税と社会保障の一体改革にもつながります。

一方で、夏の参議院選で掲げられた「全国民一律給付金」は実施しない方針。
「ばらまきよりも、持続的な支援を重視する」という姿勢が明確になりました。


3. 「危機管理投資」―日本再起のキーワード

今回の演説の中で最も注目された言葉が「危機管理投資」。

これは、経済安全保障・食料・エネルギー・医療・防災といった分野で、
“リスクへの備え”を経済成長に変える投資 のことです。

AI・半導体・量子技術・造船・バイオ・宇宙・サイバーセキュリティなど、
戦略分野への官民共同投資を大胆に進める方針を示しました。

ロキ兄
ロキ兄
「“守りの投資”じゃなくて、“攻めの防御”って感じだな。」

父
「うまいこと言うな。要するに“危機をチャンスに変える”ってことだ。」

母
「AIとか半導体への投資が進めば、関連株にもプラスの影響がありそうね。」

実際、演説直後の市場では、

  • 半導体製造装置関連、

  • 防災・建設インフラ、

  • 医療テクノロジー株
    などが上昇。

「成長分野への国家主導の資金流入」が期待されています。


4. 地方経済と「地域未来戦略」

高市総理は、地方への直接投資を強調しました。
「地方が元気にならなければ、日本全体の再生はない」と述べ、TSMC(熊本)やラピダス(北海道)を成功例として全国展開を目指す方針を示しました。

母
「地方に仕事が増えるのはいいことね。若い人が地元に残れるようになる。」

リコ
リコ
「地元で働けるって、なんか安心するよ。」

父
「地銀や信用金庫にとってもチャンスだ。地元投資が活発になれば、金融業界も動く。」

これにより、地銀再編や中小企業向け融資の拡大が進むとみられています。
「地方×金融×技術」という新しい経済モデルが描かれつつあります。


5. エネルギーと防災:国土強靱化の再出発

演説の後半では、令和の国土強靱化 が再び前面に。
原子力・太陽電池・フュージョン(核融合)など、国産エネルギーの活用を推進。
さらに、防災庁の新設や、首都直下地震・南海トラフへの備えを強化する方針を打ち出しました。

ロキ兄
ロキ兄
「防災庁って、新しい組織ができるんだ。」

母
「毎年どこかで災害が起きてるものね。早めの備えは大事だわ。」

父
「インフラ整備や防災関連株も動くかもしれないな。」

日本の「防災×技術」が、今後の投資テーマとして注目されそうです。


6. 所信表明の本質:「日本を再び強く」

演説の最後で高市総理はこう語りました。

「不安を希望に変え、強い日本をつくる。決してあきらめない。」

リコ
リコ
「なんか“前向き”って感じでいいね!」

父
「うん、ただ景気対策だけじゃなくて、“覚悟”が感じられたな。」

母
「政治が安定して、家計も安心できる社会になるといいわね。」


まとめ|“危機を恐れず、未来に投資する”

今回の所信表明で見えてきた日本の方向性は――

財政出動による成長重視(責任ある積極財政)
物価高・賃上げ支援を同時に推進
危機管理投資でAI・エネルギー・防災を強化
地方経済の再生と金融改革
科学技術・教育投資

母
による人材

育成

ロキ兄
ロキ兄
「“節約よりも、未来への投資”がキーワードになりそうだね。」

母
「家計も似てるかも。“貯めるだけ”じゃなく、“活かすお金”が大事。」

父
「まさにその通り。国家も家庭も、“攻めの運用”が求められてる時代だ。」

これからの日本経済は、危機をチャンスに変える“投資型国家”へ――。


高市政権の挑戦が、私たちの暮らしにどう影響するのか、引き続き注目していきましょう。

ロキ兄
ロキ兄
※投資は自己責任でお願いします。

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