本日も注目銘柄をゆる~く語っていきます。
注目銘柄! KDDI(9433)
概要
KDDI株式会社は、東京都に本社を構える日本を代表する大手電気通信事業者です。
その存在は、日本国内外で高い信頼と影響力を持ち、特に「au」ブランドを中心とした携帯電話事業を通じて幅広いユーザーにサービスを提供しています。
今回は、KDDIの歴史と事業内容、決算情報やチャート分析をご紹介します。
KDDIの歴史
かつて特殊会社として国際通信サービス事業を独占的に行っていた「国際電信電話」(通称KDD)、そして「日本高速通信」(通称TWJ)、そしてトヨタ自動車が経営参加していた「ケイディディ」(旧:国際電信電話/KDD+旧日本高速通信/TWJ)として始まります。
2000年の合併により、3つの企業が一つの存在となり、第二電電(DDI)を母体とする形でKDDI株式会社が誕生しました。
その後もKDDIは成長を続け、2001年には携帯電話事業の日本移動通信(IDO)を統合。2005年にはエーユーグループ、2006年にはツーカーグループ、そして業務提携相手であった東京電力子会社の通信事業者パワードコムも吸収合併されました。
これによって、KDDIは多様な通信サービスを提供する総合通信企業としての地位を確立しました。
2012年には、総合通信サービスブランド「au」のロゴデザインが「au by KDDI」から「au」に変更され、ブランドの統一が進行しました。2014年には、KDDIフィナンシャルサービス(現:auフィナンシャルサービス)が設立され、金融領域への進出が始まりました。
2017年には、ビッグローブの株式を取得し、完全子会社化。さらに、宿泊予約サイトReluxの運営会社ロコパートナーズやイーオンホールディングスを買収し、多様な分野での展開を進めました。
2019年は、決済・金融事業の強化を目指して、中間金融持株会社「auフィナンシャルホールディングス株式会社」を設立し、関連する6社を傘下に統合。これにより、「au」を冠した新しい社名が登場し、幅広い金融サービスを提供する基盤を築きました。また、ルクサを完全子会社とし、「auコマース&ライフ株式会社」が誕生しました。
これらの動きは、KDDIが多角的なビジネス展開と戦略的なパートナーシップを通じて、さまざまな分野で成長を遂げてきたことを示しています。今後も、KDDIの展望に注目です。
事業内容
KDDIグループは、2020年3月期から「パーソナル」と「ビジネス」という2つのセグメントに事業を再編し、さまざまな分野で事業を展開しています。
パーソナルセグメント
パーソナルセグメントでは、個人のお客様向けに幅広いサービスを提供。通信サービスに加えて、コマース、金融、エネルギー、エンターテインメント、教育など多岐にわたる分野でサービスの連携を行い、新たな体験価値を提供しています。
また、アジア地域を中心に海外展開も積極的に行っており、新たな市場での成長を目指しています。
ビジネスセグメント
ビジネスセグメントでは、法人のお客様向けにデバイスやネットワーク・クラウドなどのソリューションを提供。データセンターサービスも展開しており、5GやIoTなどの技術を活用したソリューションを提供し、お客様のビジネスの成長を支援しています。
中小企業向けには地域に密着したサポートを行う連結子会社も存在し、地域経済の発展に貢献しています。
KDDIグループは、これらのセグメントを通じて多様な分野でのサービス提供を展開し、顧客の多様なニーズに対応しています。
最新の決算
NEW! 2023年11月2日の決算です。
チャート分析
MARKET SPEED
直近3ヶ月日足のチャートを確認しましょう。
9月までは緩やかな上昇トレンドとなっていましたが、最近までは下落トレンドと横ばいトレンドどっちつかずという値動きに。
好調な決算を受けて、本日は大きく株高に!4,764円を超えれば上昇トレンドなので今後が期待できそうです。