本日も注目銘柄をゆる~く語っていきます。
注目銘柄!ソシオネクスト(6526)
概要
ソシオネクストは、SoCの設計・開発および販売を行う企業です。
世界規模で事業を展開し、専門知識と経験、特許ポートフォリオを組み合わせて製品を提供しています。
今回は、ソシオネクストの歴史と事業内容、最新の決算についてご紹介します。
ソシオネクストの歴史
「株式会社ソシオネクスト」が、富士通グループとパナソニックのシステムLSI事業の統合を経て
2015年3月1日に正式にスタートしました。
この統合は、システムLSI事業の再建を目指すために、富士通が40%、パナソニックが20%の出資を行い、残りの40%は日本政策投資銀行が出資するという形で行われました。政府の支援を受ける事業再生スキームの一環として位置づけられることも特徴です。
ソシオネクストは、SoCの設計・開発および販売を主な事業として展開しています。SoCは、システム全体を一つのチップに集約する技術であり、モバイルデバイスやカーナビゲーションシステム、ネットワーク機器、産業用機器など、さまざまな製品に応用されています。
「ソシオネクスト(Socionext)」という社名には、多くの意味とメッセージが込められています。この社名は、技術を通じて次の時代の社会に貢献したいという強い意志を表しています。そのために、「Socio(ソシオ)」という言葉は、ラテン語で「社会」を意味しています。さらに、「Next(ネクスト)」は、次世代を意味し、新たな可能性や進化を象徴しています。
ソシオネクストは、2022年10月に東京証券取引所のプライム市場に株式を上場しました。この上場により、ソシオネクストは更なる成長と発展を目指し、市場での存在感を一層高めることが期待されています。
事業内容
ソシオネクスト(Socionext)は、先進分野で求められる高速・高性能な大規模SoC開発において、優れた設計技術を駆使しています。機能部品を集約することで、小型化、低消費電力化、コストダウンなどのメリットを提供しています以下に、ソシオネクストの強みをご紹介します。
高速・高性能な大規模SoCを実現する設計技術
自動運転やハイパフォーマンスコンピューティングなどの分野で必要とされる大規模SoC開発において、ソシオネクストは高集積化、高速・高性能化、低消費電力化などの要求に応えるための設計ノウハウを持っています。最先端プロセスの活用や先端技術の適用により、最高水準のコストパフォーマンスを実現しています。
お客様の差別化ニーズに応えるIPラインアップ
ソシオネクストは、オートモーティブ、データセンター&ネットワーク、スマートデバイスなどの成長分野において豊富なSoC開発実績を持ち、幅広いIPラインアップを提供しています。高速インタフェース、ADC/DAC(アナログデジタル信号変換)、RF-CMOS(ワイヤレス通信)、セキュリティなどの優れた技術とサードパーティとの連携を通じて、お客様の多様な要求と差別化ニーズに柔軟に対応しています。
アプリケーション視点の開発経験で培われたシステム要素技術
ソシオネクストは、長年のASIC/ASSP(特定用途向け集積回路/標準品)ビジネスモデルで培ったシステム要素技術を活かしています。お客様の要求仕様に最適なCPU選択やハードウェア/ソフトウェア機能分割などのアーキテクチャを提案し、SoCシステム開発におけるEnd-to-Endのソリューションを提供しています。OS(Android/Linuxなど)やミドルウェア/アプリケーションのソフトウェア開発まで幅広くカバーし、お客様の製品開発を支える体制を整えています。
強固なサプライチェーンと品質マネジメント体制
最先端のSoCには、ますます複雑で高度な技術が求められます。ソシオネクストは世界中のパートナー企業と協力し、長年にわたって構築してきた強固なサプライチェーンマネジメントと品質管理体制を活かしています。これにより、最適な半導体デバイスの性能を引き出し、お客様の仕様に合致する製品を迅速に提供することが可能です。
ソシオネクストの「Solution SoC」は、以上の4つの強みを有機的に組み合わせています。システム設計フェーズから製造、デリバリー、品質管理まで、幅広い範囲にわたるソリューションを提供することで、お客様のイノベーションを支えています。
最新の決算
NEW! 2023年10月31日の決算です。
チャート分析
MARKET SPEED
日足3ヶ月チャートを確認してみましょう。
この3ヶ月は下落トレンドになっていて、最大4000円近く株価の下落が起きています。
各種テクニカル指標も上昇のサインが出ていません。
決算が良かったので上がるかもしれませんが、16,300円を超えないとトレンド転換にならないのでそこが目安になるかもです。