本日も注目銘柄をゆる~く語っていきます。
注目銘柄!ラウンドワン(4680)
概要
株式会社ラウンドワンは、大阪府に本社を構え、通称「ラウワン」として親しまれています。
創業以来、ボウリングから始まったこの企業は、日本国内に99店舗、米国に46店舗、中華人民共和国には「朗玩(ラウワン)」として3店舗を展開し、その成長ぶりは目を見張るものがあります。
今回は、ラウンドワンの歴史と事業内容、最新の決算やチャート分析をご紹介します。
ラウンドワンの歴史
株式会社ラウンドワンは、独自のアミューズメント体験と革新的なエンターテイメントで、数十年にわたり人々の心を掴んできた企業です。
その歴史は、綿糸製造とボウリング場を運営する杉野公彦の父親が経営していた会社から始まります。そして、父親が閉鎖したローラースケート場の再利用によって、1980年に杉野興産株式会社としてスタートしました。
1982年 ラウンドワンは、初のボウリングレーン16レーンを併設する形で更なる進化を遂げました。その後、成功によりボウリングレーンを10レーン拡張し、その一方でローラースケートリンクは閉鎖されました。
1990年には堺市にボウリングレーンを賃借して、アミューズメントとボウリングを組み合わせた2号店を誕生させました。この新たなスタイルは、ラウンドワンの成長の一翼を担うこととなりました。
1993年 個人出資により株式会社ラウンドワン(旧社)が誕生。そして翌1994年、『ラウンドワン』第1号店として泉北店をオープンし、その存在感を高めました。
杉野興産は、ラウンドワン(旧社)の全株式を取得して子会社化し、その後の合併によって杉野興産は株式会社ラウンドワン(新社)に社名変更しました。
2004年 ラウンドワンはスポッチャ併設型の「スタジアム」店舗のコンセプトを提案し、ラウンドワンスタジアム京都伏見店を開店しました。この新たなスタイルは、スポーツとアミューズメントを融合させることで、より幅広い楽しみを提供する革新的な試みでした。
2020年に新型コロナウイルスの影響を受け、営業に大きな影響が出ましたが、行政の指導を徹底し、営業を再開。さらに同年、オンラインクレーンゲーム事業「クレッチャ」を開始し、デジタル領域でも注目される存在となりました。
ラウンドワンはその変革の歴史を通じて、常に新しい挑戦に取り組み、顧客に新たな驚きと楽しみを提供し続けています。ますます輝かしい未来が期待される企業です。
事業内容
ラウンドワンは、スポーツからリラクゼーションまで、あらゆる顧客ニーズに対応する複合エンターテインメント空間を提供しています。常に新たな楽しみを発見し、お客様の心を魅了することを目指して、さまざまな施設とサービスを展開しています。
スポーツエンターテインメントの新たな領域: スポッチャ
ラウンドワンのスポッチャは、ボウリング・カラオケ・アミューズメントなど様々なエンターテインメントを融合させた施設です。スポッチャを通じて、お客様は楽しみながらスポーツを体験し、新たな挑戦と感動を追求することができます。スポッチャを通じて、私たちは「遊び」の新たな次元を切り拓いています。
ボウリング: 最新技術とエンターテインメント空間
ラウンドワンのボウリングは、最新の設備と技術を駆使したエンターテインメント空間です。全国の店舗が「ROUND1 LIVE」を通じてつながり、新感覚のリモート体験を提供しています。広々とした空間にボウリングレーンが広がり、友人や家族と楽しみながらスコアを競い合う喜びを味わうことができます。
日本最大級のアミューズメントゾーン
ラウンドワンのアミューズメントゾーンは、広々とした空間に最新のゲーム機を数多く取り揃え、日本最大級の規模を誇ります。300台以上のクレーンゲームを導入した「ギガクレーンスタジアム」の店舗も増加しており、お客様は安心して楽しむことができる環境で思い切り遊ぶことができます。
ラウンドワンは常に新しい楽しみを提供するために努力しており、大人から子供まで楽しめるゴーカートなどの最新アイテムも導入しています。お客様の期待を超えたエンターテインメント体験を提供するために、ラウンドワンは日々進化し続けています。
最新の決算
ラウンドワンは8月7日に第一四半期決算を発表しました。
『第1四半期連結累計期間における日本国内の経済は、物価の上昇が景気を圧迫する一方で、新型コロナウイルス感染症に対する行動制限の緩和により、個人消費がゆるやかな回復基調を保ちました。また、世界経済においても先行きが不透明な状況が続いていますが、引き続き個人消費は強い水準で推移しています。
当社グループは、これらの経済状況を踏まえながら、様々な施策を展開してきました。日本国内では、「ギガクレーンゲームスタジアム」への改装を進める一方で、グローバルボーイズグループ「JO1」とのCM放映やアニメコンテンツ、アイドルグループとのコラボキャンペーンを通じて、新たな顧客層の開拓に積極的に取り組んできました。』
売上高:359億円 (+16.3%)
営業利益:38億円 (+64.6%)
経常利益:39億円 (+54.6%)
純利益:26億円 (+29.0%)
『当社が運営する屋内型複合レジャー施設は、長期休暇の多い第2四半期及び第4四半期に売上高が増加する傾向があり、四半期毎で業績の変動が見られます。
このような状況の中、私たちは引き続き顧客の期待に応え、新たな価値を提供するための努力を続けてまいります。今後も変化する経済環境に柔軟に対応しながら、業績の持続的な向上を追求していきます。』
また、今後の見通しについては以下のようになっています。
売上高が約+6%、営業利益が約+22%、経常利益が約+20%、純利益が約+20%となっています。
チャート分析
MARKET SPEED
週足10年チャートを確認すると、下は170円から上は710円の範囲で推移しています。
株価の幅がそこそこあり値上がり益を狙えそうな銘柄です。
ラウンドワンはサービス業で、海外展開があるとは言えほぼ国内がメインの企業です。
為替のリスクはあまり気にせず、日本国内の景気が重要になります。
テクニカル指標で見るとRSIは標準、ボリンジャーバンドもやや高値を示しています。
ストキャスはゴールデンクロス形成で上昇シグナル。
パラボリックはまだ下落トレンドを示してます。
一目均衡表の雲が544円で支えの目安に。