注目銘柄

写真と化学の先駆者!日本の精密化学メーカーの富士フイルム(4901)【ロキ兄経済7/24】

ロキ兄
ロキ兄
こんばんは、ロキ兄さんです。

本日も注目銘柄をゆる~く語っていきます。

注目銘柄!富士フイルム(4901)

概要

富士フイルム株式会社は、カメラから医療機器まで、幅広い製品を手掛ける世界的な企業です。

その名前は、カメラや写真フィルムを使ったことのある人々にとってはおなじみのものでしょう。

今回は、富士フイルムの歴史と事業内容、最新の決算やチャート分析をご紹介します。

 

富士フイルムの歴史

1934年、大日本セルロイド株式会社(現:株式会社ダイセル)の写真フィルム部門を分割し、富士写真フイルム株式会社が設立されました。それが、富士フイルムの始まりです。

ロキ兄
ロキ兄
ダイセルと富士フイルムは今でも良好な関係で、互いに株を持ち合っているよ

富士フイルムは着実に成長し、1950年には日本写真界初の公募による「富士写真フォトコンテスト」を開催。また、国産初のカラー映画のフィルム製作にも成功しました。

1960年代に入ると、富士フイルムは富士ゼロックス株式会社を設立し、事業の多角化を進めていきました。さらに、東京本社ビルや富士宮工場の操業、吉田南工場の設立など、拡大・進化を遂げていきました。

富士フイルムの進化は止まることなく、1986年には「写ルンです」が発売され、レンズ付きフィルムの先駆けとして人気を博しました。

 

富士フイルムは2008年に富山化学工業と大正製薬との戦略的な資本・業務提携を発表し、さまざまな分野で新たな展開を図りました。続いて、2015年にはiPS細胞の開発・販売を行うセルラー・ダイナミクス・インターナショナル社を買収し、バイオテクノロジー分野への進出を果たしました。

2018年には、ゼロックスコーポレーションとの経営統合を試みましたが、その後断念し、富士フイルムがゼロックス株式の持分25%を取得し、完全子会社化しました。同年には日立製作所の画像診断機器事業を買収し、医療分野へも進出しています。

富士フイルムの変革と挑戦は、技術の進化と新たな領域への進出をもたらし、多様な分野での成功を築いています。これからも富士フイルムは、さまざまな分野で新たな価値を創造していくことでしょう。

 

事業内容

富士フイルムは、長年にわたって培ってきた写真フィルムなどの技術を活かし、幅広い事業を展開しています。その事業領域は「ヘルスケア」「マテリアルズ」「イメージング」の3つに分かれており、多様な分野で社会の発展と人々の生活の向上に貢献しています。

今回はその中の一部をご紹介します。

【ヘルスケア】

富士フイルムは、トータルヘルスケアカンパニーとして「予防」「診断」「治療」の3つの領域で事業を展開しています。

疾病の早期発見や医療ニーズへの対応を目指し、画期的なワクチンや医薬品の開発・製造支援にも力を注いでいます。人々の健康に貢献することを使命とし、先進的な医療技術を提供しています。

ロキ兄
ロキ兄
実はヘルスケアの売上が一番多いんだよ

【マテリアルズ】

マテリアルズ領域では、産業の効率化や社会のICT化推進などに取り組み、環境課題に対応しています。資源循環の促進や気候変動への対応など、持続可能な社会づくりに貢献することを目指しています。

高機能材料の開発やグラフィックシステム・インクジェット、記録メディアの提供など、多岐にわたる製品・サービスで産業界の発展を支えています。

【イメージング】

イメージング領域では、写真や画像・映像を通じて心の豊かさや人々のつながりを強めることに注力しています。多くの人々が大切な瞬間や思い出を写真として残し、共有することで、より豊かな人生を楽しむ手助けをしています。

また、安全・安心な社会づくりも推進し、セキュリティ技術や監視カメラなどの提供により、社会の安全性を向上させています。

富士フイルムは、技術とイノベーションの融合を通じて、さまざまな分野で新たな価値を生み出しています。これからも先進的な取り組みを続け、より良い未来への貢献を目指しています。

 

最新の決算

富士フイルムは5月10日に通期決算を発表しました。

『富士フイルムグループは、2023年3月期において、多角的な事業展開が功を奏しました。特に、メディカルシステム、バイオCDMO、電子材料、ビジネスイノベーション、イメージングなどの分野での売上が伸びたことが大きな要因です。』とのこと

売上高:2兆8,590億円(+13.2%)

営業利益:2,730億円(+18.9%)

経常利益:2,822億円(+8.4%)

純利益2,194億円(+3.9%)

これらの数字は、富士フイルムグループの安定した経営と持続的な成長を裏付けています。

ロキ兄
ロキ兄
第一四半期はマイナスだったけど、一年を通してプラスになったね

今後の見通しについては業界の情勢などについては発表されませんでした。

通期の業績予想として、

売上高が約+3%、営業利益が約+6%、経常利益が約+5%、純利益が約+3%の予想です。

チャート分析

MARKET SPEED

富士フイルムは化学に分類されますが、化学業界は幅広い分野をカバーしているため企業によって業績が全く異なるので注意が必要です。

週足10年チャートから確認すると、10年間で下は2,000円から上は10,000円の範囲で推移しています。

株価の幅が大きく見えますが、下値切り上げで順調に上昇している企業です。

業績も年々上昇している長く持てる銘柄。

テクニカル指標で見るとRSIはやや買われぎみ、ボリンジャーバンドも高値圏を示しています。

ストキャスは下げ方向のシグナルなし、パラボリックは下落トレンド。

一目均衡表は雲が大分下なので、7,300円が下げの一つの目安になるかも。

ロキ兄
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下がっていたら買いたい銘柄

 

ロキ兄
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※投資は自己責任でお願いします。

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