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三菱倉庫(9301)株式会社:三菱グループの物流の要【ロキ兄/注目銘柄】

ロキ兄
ロキ兄
こんばんは、ロキ兄さんです。

本日も注目銘柄をゆる~く語っていきます。

注目銘柄!三菱倉庫(9301)

概要

三菱倉庫株式会社、通称「三菱倉庫」その名前は日本の物流業界において驚異的な歴史と影響力を持つ企業です。

三菱グループの一員であり、日本橋に本社を構え、日経平均株価の構成銘柄の一つとして名を馳せています。

今回は、三菱倉庫の歴史と事業内容、決算情報やチャート分析をご紹介します。

三菱倉庫の歴史

1887年、三菱為換店の倉庫業務を継承し、東京・深川に有限責任東京倉庫会社として設立されました。これが、三菱倉庫の起源です。翌年には大阪支店が開設され、全国への物流ネットワークの基盤が築かれました。

1893年、会社は商号を変更し、東京倉庫株式会社となり、ますます事業を拡大していきました。その後も、神戸支店や神戸港の海運貨物施設の完成など、大胆な事業拡張が続きました。

1918年、三菱倉庫株式会社に商号変更し、さらに東京支店が開設されました。

20世紀初頭には、門司支店や横浜支店の開設、日本初のトランクルームサービスの導入など、革新的なアイデアが実現しました。そして、1949年には東京証券取引所に株式を上場し、企業の成長を証明しました。

ロキ兄
ロキ兄
日本が1931年に、アメリカでは1970年にイギリスでは1994年ごろからトランクルームが始まったそうだよ

1963年には、自動車運送事業に本格的に進出し、物流分野における幅広いサービス提供を強化しました。

1986年に情報関連事業を展開する情報関連事業会社を設立し、テクノロジー分野への進出を果たしました。

1992年には、各店に高機能倉庫を約25,000坪一斉に建設し、倉庫施設の近代化に取り組みました。

1999年、冷蔵倉庫業に本格進出し、東京・大井に冷蔵倉庫を建設。2002年には神戸・六甲にも冷蔵倉庫を新たに建設し、冷蔵倉庫事業の展開を強化しました。

2010年、富士物流(株)の株式公開買付けを実施し、同社及びその子会社10社を連結子会社化し、事業の多角化を進めました。

三菱倉庫株式会社は、その長い歴史の中で国内外で多様な事業に挑戦し、成長を続けてきました。今後も国際的な物流ネットワークを築き、多くの顧客に高品質なサービスを提供し続けていくのではないでしょうか。

引用:https://www.mitsubishi-logistics.co.jp/company/history.html

 

事業内容

現代のビジネス環境では、迅速で効率的な物流が企業の成功に欠かせない要素です。三菱倉庫株式会社は、その物流ニーズに応え、さまざまなサービスを提供しています。今回はその一部をご紹介します。

倉庫事業

国内ロジスティクスの中心として、各地の倉庫・配送センターを活用し、倉庫保管、輸配送、流通加工、情報システムを結合させ、高度なロジスティクスサービスを提供しています。経験豊富なチームが、さまざまな商品や資材、原材料に対応する最適な物流ソリューションを提案します。

海外ロジスティクスとして世界各地で運営されている倉庫・配送センターを活用し、高品質なロジスティクスサービスに加え、電子機器の修理センターや工場建物の賃貸など、特色あるサービスを提供しています。現地の物流事情に詳しいスタッフが、お客様のグローバル・サプライチェーンを一貫してサポートします。

ロキ兄
ロキ兄
ロジスティクスは物流の一連の流れを最適化し、さまざまな工程を一元化して管理することだよ

国際輸送事業

国際海上輸送や航空貨物輸送を中心に、多様なサービスを提供し、お客様のグローバルサプライチェーンを支えます。また、コンサルティングサービスを通じて、サプライチェーンの最適化をサポートします。

海上輸送: 世界のあらゆる目的地への輸送を提供し、お客様のグローバル・サプライチェーンを支えます。

航空輸送: 航空貨物のスペシャリストとして、最適な輸送、輸送容器やソリューションを提供します。

大型・重量物の輸送: 大型・重量物のロジスティクス全体の調整と安全・タイムリーな輸送を専門知識とノウハウを持つ専任スタッフが行います。

輸出入海貨・通関: 国内輸送、国際輸送両部門と連携して円滑な通関手続きを行い、切れ目のないサービスを提供します。

三菱倉庫株式会社は、物流のエキスパートとして、お客様の要求に合わせた包括的なサービスを提供し、グローバルな競争環境での成功を支えます。

引用:https://www.mitsubishi-logistics.co.jp/logistics/

 

最新の決算

三菱倉庫は7月31日に第1四半期決算を発表しました。

『第1四半期の経済情勢を考えると、我が国経済は一部の懸念材料を抱えつつも、個人消費や設備投資の持ち直しにより緩やかな回復を見せました。この背景で、当社グループも中期経営計画[2022-2024]に沿った営業活動が順調に進み、成果を上げている一方で、物流および不動産の両事業において収入減少の影響を受け、経営成績に影響が及んでいます。

経済や事業環境の変動にもかかわらず、当社グループは中期経営計画に基づいて着実な成果を上げ続けており、今後もお客様との信頼関係を深めながら、より一層の成長を目指して努力を続けていきます。』

売上高:632億円 (-17.0%)

営業利益:48億円 (-19.9%)

経常利益:75億円(-20.9%)

純利益:54億円 (-35.7%)

 

また、今後の見通しについては、以下のようになっています。

売上高が約-10.2%、営業利益が約-21.8%、経常利益が約-22.8%、純利益が約-11.8%を見込んでいます。

ロキ兄
ロキ兄
営業原価は下がったものの人件費等の費用も増え、売上も下がっているので事業が苦しいのがわかるね

引用:https://www.mitsubishi-logistics.co.jp/ir/results.html

チャート分析

MARKET SPEED

週足10年チャートを確認すると、下は1,230円から上は4,080円の範囲で推移しています。

かなり際どいですが2022年から上昇トレンドになっています。

2023年の1月から現在までは綺麗な上昇と言え、現在も高値を更新しています。

 

テクニカル指標で見るとRSIはかなり高め、ボリンジャーバンドも非常に高めを示しています。

ストキャスは高い値でゴールデンクロスを形成。

パラボリックは8月から上昇トレンドを示しています。

一目均衡表の雲は下にあり、転換線が基準線を上回っているのでまだ下げないかも。

ロキ兄
ロキ兄
今のところかなり強い上昇トレンドだね

 

ロキ兄
ロキ兄
※投資は自己責任でお願いします。

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