「AI関連が強いらしい!」「EVは終わり?」「中国リスクでテーマ株はまだ下がる?」──2025年のニュースを見ていると、どうしても“次のテーマはどれ?”と探したくなりますよね。
でも実は、**投資の成績を大きく左右するのは“テーマ選び”ではなく“続け方”**だと知っていますか?
2025年はトランプ政権再始動による関税強化、円安155円突破、半導体・EVセクターの揺れなど、日経平均が▲10〜20%の調整を受ける可能性が専門家からも指摘されています。
こんな波乱の年こそ、テーマ回転より「どう続けるか」が重要なのです。
目次
■ なぜ“続け方”が勝つのか?データでわかる事実
2025年、新NISA口座は 2,647万口座 を突破。そのうち、なんと62%がインデックス積立を継続している層です。
そしてこの継続派は、長期で見れば圧倒的に有利な結果が出ています。
● リーマンショック級暴落のケース
日経平均は 1万2,000円 → 7,000円台へ ▲40%下落。
それでも10年保有した場合…
➡ +150%超の回復例が多数。
一方、テーマ株(AI、再エネ、半導体など)で短期売買を繰り返した投資家は…
➡ 平均年3〜5%止まり。
➡ 売買コストと課税で実質マイナスになる人も多い。
つまり、
「続けた人>テーマを追った人」
という構図は過去15年間ずっと変わっていないのです。
■ 2025年テーマ株の“罠”──波乱相場では特に落とし穴
2025年の相場は、テーマ株にとってかなり手ごわい環境です。
▼ トランプ2.0政策の影響
関税強化 → 中国関連株が▲20%懸念
EV補助金の見直し → 一時的にEV・電池株が冷え込み
半導体も決算ミスで急落が続く可能性
▼ 円安155円超の副作用
輸出企業にはプラス
生活コスト増で内需株には逆風
SNSでは毎日のように「このテーマ来る?」と話題になりますが、実際の個人投資家の失敗パターンはこんな感じです。
● テーマ株でよくある負けストーリー
AIブームで特定銘柄を高値掴み
決算ミスで半額
怖くなって損切り
下がったので買い直し
さらに下落してメンタル崩壊
■ 結論:勝てるのは“続ける仕組みを作った人”
テーマに飛びつくのではなく、続ける仕組みを作った人が最終的に勝ちます。
▼ ① 自動積立で「下落こそ安く買う」
新NISAつみたて枠 → 月3.3万円まで
S&P500、オルカン(全世界株)などを淡々と買う
暴落でも感情が入らず“勝手に買ってくれる”
▼ ② メンタルルールを決めておく
生活費6ヶ月分の現金は死守
価格が ▲30%以上落ちても売らない
リバランスは年1回だけ
▼ ③ 分散ポートフォリオで“倒れない”組み方
株インデックス 70%
金ETF 20%
債券 10%
テーマ株枠は 遊びの5%以内
20年続けると、年5%だけでも…
100万円 → 265万円(銀行預金の50倍差)。
結局、投資は「やめない人」が勝ちます。
■ 今日の一歩(いますぐできる行動)
SBI証券 or 楽天証券で新NISAの毎月1万円積立を設定
テーマ株ニュースを見ても “指くわえて見る” と決めてメモに書く
家族で「今年のインフレいくら効いた?」を共有して、目的を言語化する
■ まとめ
投資は“テーマ探し”ではなく“続け方探し”。
トランプ2.0の波乱相場でも、感情を排除し、積立と分散の仕組みで淡々と進める人が最終的に利益を手にします。
あなたの投資は“探す投資”ですか?
それとも“続ける投資”ですか?
今この瞬間から、“続け方の見直し”を始めることで、10年後の結果が大きく変わります。














