こんにちは!ロキ兄さんです。
新年度に入り、日経平均が下落基調になってきましたね。そして5月になると毎年「セルインメイ」が言われます。
本当だよ!という人もいれば、全然関係ないよという方もいます。今回はそんな「セルインメイ」を少しだけ勉強していきましょう。
日米ともに「セルインメイ(Sell in May)」の効果大
米国株式市場では有名な“Sell in May and go away. Don’t come back until St Leger day.”、つまり「5月に手仕舞いして相場から撤退せよ、セント・レジャー・デー(9月の第2土曜日)まで戻ってくるな」という格言があります。
なるほど、この格言は過去を検証すると納得できます。
引用:マネクリ
5月になるとよく言われるアノマリーですね。明確な根拠があるわけではないけれど、ある時期は株が上がりやすい、下がりやすいという経験則的なもの。
具体的な根拠はないものの
・米国の税制度による影響
・10年ほど前までの「ヘッジファンドの45日ルールに伴う換金売り」
・夏季休暇による「夏枯れ相場」
などこれといった答えはないのですがなんとなく5月だから売っちゃいますか・・という雰囲気があります。
この記事によると、米国株はもちろん日本株でも5月から9月末までは投資しない方が成績がいいのだとか。


最近は傾向が違うかも…?
先ほどの長期のチャートで見てみると、日本株も米国株も5月から9月は手を出さない方が無難に思えます。
実際、昔の方が日本株と米国株の相関が高く米国株が上がれば日本株も上がる。米国株が下がれば日本株も下がるというものでした。(今でもその傾向は強いですが)
ですが他の記事でも「セルインメイ」を検証しているサイトがありました。
一方で、アベノミクス(※)の取り組みが始まって以降ここ10年(2013年4月~2023年4月)にデータを絞ると、先ほどとは少し傾向の異なる結果が得られました([図表2]参照)。
(※)2012年12 月に成立した第二次安倍晋三内閣の経済政策。

アベノミクスが始まってからのデータを見ると、セルインメイよりもむしろ5月に買った方が成績が良いという結果が出ています。
なので「セルインメイ」は当たらない!という方もいるわけですね。格言やアニマリーも重要ですが自分の投資手法に合わせた検証が重要そうです。