夕食後、スマホを眺めていたリコがふとつぶやいた。
そう、今ちょっと異例の現象が起きている。
高市早苗首相が、若者から“アイドル級”の支持を集めているというニュースだ。
一部の世論調査では、18歳〜20代の支持率が9割近いという数字も出ている。
さらに**NHKの調査でも、内閣発足時の18〜39歳の支持率は77%。これは石破内閣(38%)、岸田内閣(51%)を大きく上回る水準だ。
この盛り上がりは、いつしか「推し活」になぞらえて
**「サナ活」**と呼ばれるようになった。
でもロキ兄さんは、ここで一度立ち止まって考えたい。
これは“本物の支持”なのか? それとも“SNSバブル”なのか?
目次
なぜ若者は高市首相に惹かれるのか?
① 圧倒的にうまい「見せ方」とSNS戦略
まず大きいのが、セルフブランディングの巧みさだ。
日韓首脳会談後にドラムで共演したり、イタリアのメローニ首相と自撮り写真を撮ったり。
「政治家がそんなことするの?」と驚くような場面を、あえて自然体で見せている。
YouTubeでも、高市首相関連動画の再生数は各政党公式動画を大きく上回る。
首相就任後、その伸びは一気に加速した。
さらに面白いのが経済波及効果。
愛用しているハンドバッグ、ピンク色のペン、ジャケット──
いわば「首相着用モデル」が売れる。完全にインフルエンサーの動きだ。
リコのツッコミは、案外的確かもしれない。
② 「努力すれば報われる」ロールモデル
もう一つ大きいのが、高市首相のキャリアだ。
日本の国会議員の約3割は世襲。
でも高市首相は、政治家一家とは無縁の家庭からスタートし、努力でここまで上り詰めた。
「頑張れば、ちゃんと評価される」
このストーリーは、将来に不安を感じやすい若者世代に強く刺さる。
しかも仕事量が桁違い。
午前3時まで答弁準備をしていた、という話も珍しくない。
ロキ兄さん的には、ここがポイント。
若者は“言葉”より“行動量”を見ている。
③ 明快でブレないメッセージ
高市首相の言葉は、回りくどくない。
・積極財政
・大規模投資
・強い日本
合意形成を重ねる従来型政治よりも、
「何をやるか」がハッキリしている。
これは、タイパ(時間対効果)重視世代との相性がいい。
さらに、安倍晋三元首相を想起させるスタイルも、若年層には“新鮮”に映る。
「昔の政治」ではなく、「今っぽい強さ」として受け取られているんだ。
でも…投資家としては冷静に見たい「危うさ」
ここでロキ兄さんは、ちょっとブレーキをかける。
● 個人人気と政党支持は別モノ
高市首相の個人人気は高い。
でも、若者の自民党支持率は3割前後にとどまっている。
これはつまり、
「人は好き。でも党は別」
という状態だ。
株で言えば、
CEOは評価されているけど、会社全体はまだ信用しきれていない
そんなフェーズに近い。
● SNS支持は“ボラティリティが高い”
SNSで盛り上がる支持は、上がるのも早いが、下がるのも早い。
ちょっとした失言
期待外れの政策
別の話題の登場
これだけで、空気は一変する。
母の一言が、妙に刺さる。
● 投票率という最大の壁
2月8日の衆院選は、受験シーズンや春休みと重なる。
若者の投票率が伸びなければ、
いくら“推されていても”結果には結びつかない。
これは投資で言えば、
期待は高いのに、実際の資金流入が起きない状態だ。
ロキ兄さんのまとめ:サナ活は「投資」と似ている
高市首相の若者人気は、間違いなくセルフブランディングの成功例だ。
これは投資にも、そのまま応用できる。
経営者が何を語っているか
行動と発言が一致しているか
ファン(支持者)が自然に増えているか
「サナ活」は、将来性のある企業を応援する感覚に近い。
ただし──
“推し”と“投資”の決定的な違いは、結果が数字で出ること。
2月8日の衆院選は、
この熱狂が「本物の力」になるのか、
それとも一時的なSNSバブルなのかを測る試金石だ。
投資家としては、
その結果が日本の財政政策・金利・株式市場にどう影響するのか。
そこを冷静に見届けたい。
「応援しつつ、浮かれすぎない」
それが、えすふぁみ流の付き合い方だと思っている。
















