こんにちは!ロキ兄さんです。
2024年になったばかりですが、日本株は非常に好調が続いていますね。たった5営業日で2,300円もの上昇をしています。
YouTubeの方でも話しましたが今週はSQ週なので、先物・オプションのために日経平均を上げてる可能性もあるのでは?と考えています。
今回は改めて先物取引について勉強していきましょう。
先物取引とは?

先物取引は、将来の特定の商品の買い取りまたは売却を、あらかじめ定めた価格で約束する取引方法です。商品や金融指標などを取り扱う先物市場で行われ、価格変動リスクを避けることができる特長があります。
この先物取引が生まれたことで、現実の取引だけではなく将来の価格というものを作り出して市場規模を何倍にも増やすことができました。
具体例を出していきましょう。
具体例:原油の先物取引
条件:
- 取引日:3月31日
- 満期日:9月30日
- 商品:原油50キロリットル(購入)
- 価格:5万円/1キロリットル
- 取引証拠金:25万円
- 購入手順:
- 3月31日に、原油50キロリットルを1キロリットル5万円で購入する。
- 取引証拠金として25万円を預託。
- 決済手順:
- 9月30日に、予め定めた価格である1キロリットル5万円で商品を購入(売却)する。
- 決済時の価格変動に関わらず、取引時に定めた価格での取引が行われる。
- 利益の具体例:
- 決済時の店頭価格が1キロリットル6万円に上昇していた場合、取引時の価格である5万円での決済となり、利益が発生する。
- 取引価格(250万円)と満期日の店頭価格(300万円)との差額が利益となる。
- 損失の具体例:
- 決済時の店頭価格が1キロリットル4万円に下落していた場合、取引価格(250万円)と満期日の店頭価格(200万円)との差額が損失となる。
要するに、将来の値段をあらかじめ予想して権利を買っておき、その時が来たら差額を得られるというものです。
これは色々な取引で使え、原油や金やトウモロコシ、電力、ゴム、大豆など、商品を対象とした商品先物。
金融商品を対象(日経225先物、グロース市場250指数先物、TOPIX先物、ミニTOPIX先物、JPX400先物、NYダウ先物など)とした金融先物があります。
SQ値とは?
【SQ】とは、【Special Quotation】の略で、日経225先物などの株価指数先物取引、または株価指数のオプション取引などを、最終的な決済期日前で決済するための「特別な価格」のことを指します。
先ほどの例で言うと、満期日の店頭価格であり締め切りの金額のことです。
このSQ値の算出が、各限月取引の該当する月の第2金曜日に行われます。SQ値の計算は構成銘柄の始値だけではなく、寄付時点での気配値段を用いて計算することがあります。
このSQ値を高くする(または低くする)ために第2週目は株価の変動が激しくなるのではと言う方も。
実際に取引していて私もそう感じています。
今日の夜は米国のCPI(消費者物価指数)もあるので、今後も上昇が続くのかそれとも一旦落ち着くのかはわかりませんが、2024年の日本株は動きが大きくなりそうですね。