キャッシュレス社会にどう備える?
こんにちは!『えすふぁみ☆家族で株投資』へようこそ!
リコちゃんがため息まじりに言いました。
その言葉に、キンコ母さんも思い当たるようにうなずきました。
カズ父さんも、ちょっと困った顔で言いました。
ロキ兄さんはそんな家族の会話を聞きながら、静かに言いました。
現金に触れない便利さの裏に、“お金の重みが薄れる”というリスクが潜んでいるから注意だね」
前回のお話!

💳 キャッシュレス化の波はもう止まらない
日本でも、スマホ決済や電子マネー、クレジットカードなどを使った支払いは年々増加しています。
経済産業省のデータによれば、キャッシュレス比率は2023年時点で約39%。
2030年には40〜50%を超えるとも予測されています。
とロキ兄さん。
“お金を払った実感”がなくなる理由
とリコちゃんが質問します。
ロキ兄さんは、スマホと財布を取り出して説明を始めました。
「現金払いって、“財布を開ける→紙幣を出す→手渡す”という動作が必要。
この一連の流れが、“お金が減った”という実感につながっているよね」
一方、キャッシュレス決済では、
ワンタップ
顔認証や指紋認証
自動引き落とし
という形で、“支払い行為そのものが極限まで簡略化”されています。
しかも、“後払い”のクレカや“定額払い”のサブスクなんかは、“今すぐ支払った感覚すらない”ってこと」
💡ポイント①「感覚の麻痺」が浪費につながる
とカズ父さん。
ロキ兄さんはうなずきます。
特に注意したいのは以下のような場面です。
クレジットカードのリボ払い
スマホゲームのガチャ・課金
自動更新型のサブスクリプション契約
スマートウォッチや顔認証による即決済
豆知識:キャッシュレス社会は“未来志向”の準備も必要
たとえば、
電子マネーによる支出データの可視化(=家計管理の自動化)
マイナンバー連携による税や医療との統合
将来的にはデジタル円と呼ばれる“日本版の仮想通貨”も検討されています
【家庭でできる3つの対策】
ロキ兄さんはホワイトボードにこう書きました:
① 「見える化」で“使いすぎ”を防ぐ
→ スマホの家計簿アプリを使う/月初に予算を立てる
→ クレジットカードは「使ったら即チェック」を習慣に
→ キャッシュレス決済でも、「使った金額を手帳にメモする」
→ お子さんには「チャージ型のプリペイドカード」で“使い切り”感覚を育てる
③ 「自動支出」は定期的に点検する
→ サブスクや定期課金は「3ヶ月に1回は見直す」
→ 家族で「使っているもの・いらないもの」を共有する
まとめ:“見えないお金”を“見える行動”で制す
便利さに慣れるほど、感覚は鈍っていきます。
けれど、それを逆手に取って「賢く使う」こともできるのです。
自分の未来を、自分で設計するための“手段”だから」
リコちゃんがにこっと笑います。
とカズ父さんもやる気満々。
キンコ母さんは笑いながら
とスマホを取り出したのでした。
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