「年収の壁178万円」時代、パート家庭のNISA戦略はどう変わる?

令和8年度税制改正により、2026年分の所得税から「年収の壁」が178万円に引き上げられることが決まった。ニュースを見た母さんが、ママ友のパート仲間の間でもこの話題で持ちきりだと切り出した。

母
178万円までなら所得税がかからなくなるの。パートで働く人たちの「もっと働けるかも」という声、この間の交流会でもたくさん聞いたわ。
リコ
リコ
私はフルタイムだから直接関係ないけど、扶養の中で働いてる友達には結構大きいニュースだよね。

178万円の壁、何がどう変わるの?

改正の中身は、給与所得控除の最低保障額が65万円から69万円に引き上げられ、さらに2026年・2027年は特例で5万円上乗せされ、合計74万円になるというもの。これにより、178万円までは原則として所得税が発生しなくなる。ただし毎月の手取り増が実際に反映されるのは2027年1月からで、2026年分は年末調整での精算になる。

父
今すぐ手取りが増えるわけじゃなく、精算のタイミングにズレがある。ここを勘違いしていると「あれ、思ったより増えてない」と慌てることになるぞ。

所得税の壁と社会保険の壁は別物

リコ
リコ
178万円まで稼いでも大丈夫ってことは、社会保険の扶養もそこまで広がったの?
母
そこが今回の一番の注意点なの。社会保険の扶養基準(106万円や130万円の壁)は今回の改正の対象外。所得税だけ非課税枠が広がったからといって社会保険料の負担が増えれば、かえって手取りが減ることもあるわ。
ロキ兄
ロキ兄
「壁」と一口に言っても、所得税・住民税・社会保険でそれぞれ基準が違う。今回の178万円だけを見て働き方を決めると、思わぬ落とし穴があるから要注意だね。

働き方が変わると、NISA戦略はどう変わる?

父
仮に178万円まで働き方を広げるなら、単純計算で手取りが増える分、NISAの積立に回せる金額も増やせる可能性がある。ここは前向きに考えていいポイントだ。
母
特に、これまで扶養内にとどめるために就業時間を抑えていた人にとっては、収入と積立の両方を底上げできるチャンスになるかもしれないわ。
リコ
リコ
働く時間を増やす・増やさないの判断って、税金だけじゃなくて、家族全体のNISA枠の使い方ともセットで考えたほうがよさそうだね。

夫婦それぞれのNISA枠をどう使い分ける?

ロキ兄
ロキ兄
世帯でNISAを考えるなら、夫婦それぞれに年間360万円の非課税枠がある。パート側の手取りが増えるなら、その分を自分名義のNISA積立に回すという分担もありだよ。
父
「働き方を変えるかどうか」と「増えた分をどう積立に回すか」は、セットで家族会議にかけるべきテーマだな。

今日のまとめ

「年収の壁178万円」への引き上げは、パートで働く家庭にとって働き方を見直す一つのきっかけになる。ただし所得税の壁が広がっても、社会保険の壁は別基準のままという点には注意が必要だ。手取りが増える可能性がある家庭では、その増加分をどうNISA積立に回すかまでセットで考えることで、働き方の見直しを資産形成の後押しにもつなげていきたい。

ロキ兄
ロキ兄
※投資は自己責任でお願いします。

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