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株の格言に学ぶ投資の知恵
こんにちは、『えすふぁみ☆家族で株投資』です。
水曜日は「今日のお金にまつわる疑問」。今回は株式投資の世界でよく耳にする 格言 を取り上げます。
長い歴史の中で投資家たちが試行錯誤し、失敗や成功を重ねながら生まれた言葉には、相場を生き抜くための知恵が凝縮されています。
1. 「人の行く裏に道あり花の山」
まず最初は「人の行く裏に道あり花の山」。
これは「みんなが行く道に同じような花(利益)が咲いているように見えても、本当に大きな花は裏道にある」という意味です。
つまり、逆張り精神を説いています。
群衆心理でみんなが飛びつく銘柄は、すでに価格が上がりすぎて大きな利益は望めません。逆にみんなが弱気で手放しているときこそ、将来の花が咲く可能性があるというわけです。
この格言は「孤独を恐れず、自分の判断を信じる勇気」を教えてくれます。
2. 「頭と尻尾はくれてやれ」
次は「頭と尻尾はくれてやれ」。
これは「相場の最安値で買って、最高値で売るなんて不可能。利益の“おいしい真ん中”だけを取れれば十分」という意味です。
投資で欲張って「底で買いたい」「天井で売りたい」と思うと、結局タイミングを逃して大損することもあります。
むしろ“ほどほどで利益を確定する”ことこそ、長い目で見て正解だという考え方です。
この格言は、冷静さと堅実さの大切さを教えてくれます。
3. 「落ちてくるナイフはつかむな」
最後は少し物騒な表現ですが「落ちてくるナイフはつかむな」。
これは「株価が急落している銘柄を慌てて買うと、大けがをする」という警告です。
大暴落のとき、「今が底値だろう」と思って飛びつきたくなるもの。
しかし、本当の底は誰にもわかりません。下落が続く中で手を出すと、さらに損失が広がってしまう可能性が高いのです。
投資の世界では、「一呼吸おいて冷静に判断する」ことの大切さを象徴する格言です。
4. 格言から学べる投資の姿勢
これらの格言に共通しているのは、冷静で長期的な視点を持つこと。
「人と逆の道を行く勇気」
「欲張らず適度で満足する姿勢」
「焦らず冷静にチャンスを待つ忍耐」
相場は常に変動し、人の心理は揺れ動きます。だからこそ、過去から受け継がれてきた格言には、現代にも通じる知恵が詰まっているのです。
まとめ
株の格言はただの言葉遊びではなく、投資家の経験から導き出された“生き残るための知恵”です。
「人の行く裏に道あり花の山」 → 群衆心理に流されず、自分の道を探す。
「頭と尻尾はくれてやれ」 → 欲張らず、利益の真ん中だけを取る。
「落ちてくるナイフはつかむな」 → 慌てず、底を確認してから動く。
日々の投資や生活に、こうした格言を一つ取り入れてみてはいかがでしょうか。